ロードバイクホイール大全

ロードバイクホイール大全

ロードバイクの”走り”変えるなら
ホイール交換がおすすめ!

ロードバイクを購入して3か月、半年と経ち、そろそろあれやこれやと自転車のパーツを自分好みにカスタムしたくなっていませんか?
快適なポジションで気持ちよく走るためにハンドルの幅やステムの長さを変えたり、長距離を痛みなく走れるようにサドルやバーテープを交換することは、豊かなバイシクルライフにつながります。そして、ライトチューンを超え「自転車の性能そのものを進化させたい」サイクリストの方にはやはり、ホイールの交換がいちばん効果的です。
ホイールは自転車を構成する部品の中で最も大きく動く部分であり、ライダーの体重を支え、ペダルを踏み込む力を推進力へと変換する部分。推進力や走行性を大きく左右します。
そしてなにより、ロードバイクの見た目・雰囲気も自分好みに変えることができます。
ホイールをグレードアップして、快適にサイクリングを楽しみましょう!

目次

ホイールを交換するメリット

ホイールは自転車のあらゆるポテンシャルを左右するパーツです。あなたの悩みの種類別に、様々な能力をアップさせることができます。何を改善したいか目的をはっきりさせて満足のいくホイールを見つけましょう。

もっと加速力を!漕ぎ出しや登坂を軽く

ねじれに強い材質や組み方で作られたホイールは、あなたがペダリングした力をロスなく路面へと伝えるため、加速力をアップしてくれます。またホイールの最外周部であるリムが軽量なホイールは、加速力アップにつながるとともに上り坂も軽快に駆け上がれます。
例:SHIMANO WH-R9270-C36-TL

速く走り続けたい!

速く走り続けたい! 巡行性能アップ

速度を維持し続けるには空気抵抗を削減することが重要です。リムハイト(外周部の背の高さ)が高い「ディープリム」を採用したエアロホイールは、空力的に洗練された設計で高い速度を維持しやすい設計になっています。また、高級なホイールはハブのベアリングにも高精度なものが使われていて、回転抵抗の面でも速度のロスが減らせます。
例:ZIPP404 FIRECREST

コーナリング性能改善

楽しく乗りたい!コーナリング性能改善

ホイール全体が横方向に踏ん張ることで、コーナリングの際のよじれを減らしてくれます。剛性の高いハブや、横方向によじれないしっかりとした組み方のハイエンドホイールで、コーナリングが今よりもっと軽快になります。
例:MAVIC COSMIC SLR 40

疲れず楽に!

疲れず楽に!快適性・ショック吸収性アップ

軽量で抵抗の少ないホイールは、乗り手の力を無駄にせず最小限の力で走れるため、楽に走れます。また、最新タイヤ規格の「チューブレスタイヤ」に対応したホイールなら、チューブレスタイヤがこれまでとは次元の異なるショック吸収性をもたらし、疲れず距離を走れるようになります。
例:DT SWISS ERC1100 DICUT 35

ロードバイクホイールの基礎知識

ロードバイクのホイールは、「リム」と呼ばれるホイールの外周部分(赤丸の部分)と中心部にある「ハブ」、ハブとリムをつなぐ「スポーク」でできてます。 ホイール選びとは主にこのリムの素材や幅(高さ。赤線の箇所)、タイヤのタイプを選ぶことです。

求める走りに合うホイールの種類を探していきましょう。

ホイール選びのポイント1.
素材

素材

アルミホイール

最もメジャーな素材で、多くの完成車はアルミリムホイールを初期装備して販売されています。 カーボンと比べ素材の単価が低く、耐久性に優れています。また熱に強く頑丈で、切削技術が成熟していることからリムブレーキ用としてはブレーキ性能が安定しているメリットもあります。軽量アルミリムホイールはレースに使われることも多く、クリテリウムなどの高い反応性が求められるシーンで人気が高いです。

アルミホイールの特徴

  • 熱に強く頑丈
  • 軽量モデルは1,500〜1,600g程度
  • エントリーモデルは8万円から
  • ハイエンドモデルは10〜20万円
  • レースや耐久性の必要なロングライドにおすすめ

ワイズロードではじめてのホイールカスタム ダントツトップはこちらのホイール!

「完組ホイール」という概念を確立したフランスのブランドが送り出す、アルミホイールの定番モデルです。優れた性能と高いコストパフォーマンスで、サイクリングからプロ選手のトレーニングまで幅広く高い支持を得ています。

カーボンホイール

カーボン素材は炭素を繊維にして、樹脂で固めた素材です。金属よりも軽くて強度に優れているため、身近なところではゴルフクラブや釣り竿から、最新鋭の飛行機やロケットの素材にも使われています。

アルミに比べ重量剛性比に優れ、素材の使い方次第で様々なホイールになります。リムハイトを低く抑えれば非常に軽量なホイールとなり、ヒルクライムや漕ぎだしの軽さを求める方にぴったりです。リムハイトを高くしても重量を抑えることができ、空気抵抗を下げて高速巡航に優れたホイールが組めます。値段はアルミと比べ高額ですが、環境に合わせより速く走れるようになるため、ワンランク上の走りを楽しむことができてレース、ヒルクライムを楽しむ方やロングライドにも適しています。またリムブレーキ用ホイールの場合は、ブレーキシューはメーカー推奨のカーボンリム用のものに交換する必要があります。多くの場合、ブレーキシューはホイールに付属しています。

カーボンホイールの特徴

  • 非常に軽量
  • 剛性が高い
  • 軽量モデルは1,300〜1,400g程度
  • 目安金額は20万円以上
  • ハイエンドモデルは20万円台後半から
  • ワンランク上のレースやヒルクライムを楽しみたい方におすすめ

ワイズロードのおすすめナンバーワンカーボンホイールはこちら!

完組ホイールのオーソリティが放つオールラウンドホイール。リム外周部に穴を開けない製法で軽く、硬く、リムテープも不要。チューブレス規格にも対応し、タイヤの着脱もしやすいメンテナンス性の高さも魅力です。

ホイール選びのポイント2.
リムハイト

リムハイト

リムの高さのことで、この高さによってロードバイクの走りの性格が大きく変わります。

ローハイトホイール
(目安:約35mm以下)

風の影響を受けにくく、同じ素材のホイール同士で比較した場合、ハイトが高いホイールに比べ重量が軽いため、踏み出しも軽いのが特徴。また、ホイールの硬さはリムハイトに比例するため、ローハイトホイールはしなやかさ、疲れにくさを求める方におススメです。
信号の多い街中での加減速や、上り坂で少しでも少ない力で登りたい場合などに選ばれる事が多いです。

ローハイトホイールがおすすめのケース

  • 乗り心地を重視する使い方
  • 加減速が多いコースや山岳コース →30mm前後
  • ヒルクライム →30mm前後

ミドルハイトホイール
(目安:約35mm〜約55mm)

ディープリムより風の影響が少なく、ローハイトリムより平地の巡航が楽になり、比較的一番バランスの取れたハイトです。 重さのあるアルミホイールは35mm以下が多く、35mm以上を求めるならカーボンホイール一択になります。

ミドルハイトホイールがおすすめのケース

  • 平地も登坂も含まれるコース →50mm前後
  • 極端な勾配がなく一定ペースで登るコース →50mm
  • 速度を落とさず巡行するロングライド(ファストライド) →40mm以上

ディープリムホイール
(目安:約55mm〜)

自転車が走る際の最も大きな抵抗・空気抵抗を減らし、「平地での巡航速度を上げたい」という方におすすめです。横から見るとリムの面積が広く横風の抵抗を受けやすいです。そのためバランス(体幹)が求められるシーンもあり比較的中級者・上級者向きですが、向かい風や平地巡行の際その性能を発揮します。軽量なローハイトリムホイールなどの方が漕ぎだしの反応はよいものの、一定速度以上での走行では空気抵抗や剛性面でディープリムの優位性が働くため、平地での伸びや巡行維持はディープホイールの方が得意です。また、見た目のインパクトが強くなり、ロードバイクの印象をガラッと変えるところも特徴です。ドレスアップにも非常に人気があります。

ディープリムホイールがおすすめのケース

  • 加減速のない高速レース →60mm以上
  • 一定速度以上で平地を巡航するライド
  • 向かい風が強いコース

ホイール選びのポイント3.
タイヤのタイプ

ホイールの種類

タイヤのタイプによって取り付けられるホイールが異なります。 お使いのタイヤの種類を確認したり、この機に新しい種類のタイヤに変える場合はタイヤごとの特徴も確認しましょう。

クリンチャータイヤ

クリンチャーはタイヤの中にチューブ(タイヤの形をした風船)を入れてそのチューブに空気を入れて使用するタイプ。
ほとんどのパンクはチューブ交換で直せるため、メンテナンス・取り扱いがしやすく最もスタンダードなタイプ。
銘柄によっては低価格なものもあり、トレーニングや通勤のニーズに合うのも人気の理由の一つです。
完成車に付属しているホイールに装着されているものでは、この「クリンチャー」タイプが一番多くなっています。

チューブレスタイヤ

チューブレスタイヤは、名前の通りチューブを入れずに使用するタイプのタイヤです。タイヤ内部にシーラント(気密性を保つ液剤)が必須の「チューブレスレディ」と、シーラントがなくても使用可能な「チューブレス」の2種類があります。チューブレスタイヤをご使用の際は、リムとタイヤの両方がチューブレスに対応している必要があります。またクリンチャーとチューブレスの両方のタイヤが装着可能なホイールも存在します。

低い空気圧でも乗ることができるよう設計されており、転がり抵抗が軽く、乗り心地がよいのが特徴です。パンクをしても小さい穴であれば、タイヤの中に入れるシーラント剤がすぐに塞いでくれるため、修理をしなくても走行継続が可能です。カーボンリムにもアルミリムにもそれぞれメーカーによってラインナップが存在します。大きすぎる穴は塞げないため、パンクの度合いによってはタイヤの交換・修理が必要です。

速く走りたい方にも快適に走りたい方にもメリットが大きく、これからのロードバイク用タイヤの新基準といっても良いでしょう。

チューブラータイヤ

チューブラータイヤは接着テープやリムセメントなどの専用の接着剤でタイヤをホイールに接着して使用します。最も歴史の古いタイヤで、高圧から低圧まで様々なセッティングで走ることができます。リムの形状がシンプルなため、同じリムハイトでも他のタイヤの場合と比べてホイールが軽量になります。耐パンク性が非常に高いのも特徴の1つです。

ホイール選びのポイント4.
ディスクブレーキ・リムブレーキ対応の
確認

ロードバイクのブレーキには、リムブレーキとディスクブレーキの2種類があります。車体ごとにどちらかのホイールしか装着できませんので、ご購入の際には仕様をよくご確認ください。またディスクブレーキローターにも、ホイールへの固定方式やローター径、ブレーキキャリパーとの適合などを確認する必要があります。
ご自身での判断が難しい場合は、お近くのワイズロード店舗へお持ち込みいただくか、ワイズロードオンラインへお問い合わせ下さい。

▼車体や装着されているコンポーネントにホイールが組み合わせられるかどうかは、複数個所の仕様をチェックする必要があります。詳細はこちらをご覧ください!
「このホイール履けるかな?」 て思ったら!

ホイール選びのポイント5.
スポークの組み方

タンジェント組

ハブから接線方向にスポークが傾いて取り付けられ、スポーク同士が交差する組み方です。踏み込んだ力をしっかりと推進力に変えてくれます。

ラジアル組

スポークがハブから放射状に広がり、最短距離でリムに結ばれる組み方です。剛性が高い一方、回転トルクを伝える能力はタンジェント組に劣ります。

【一押し!】
ワイズロードオンラインの
ロードバイク用ホイール

のんびりライドや、レース・トレーニングなど「ロードバイクをどんな風に楽しみたいか」や予算に応じて選びましょう!

任せて安心!
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  • ワイズロードオンラインで購入した場合でも全国のワイズロードでサポートが受けられる!!
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