
リアキャリアのおすすめ7選|注意点や選び方も解説
リアキャリア(後ろキャリア)は後輪の上につける荷台です。リアキャリアがあれば自転車に重い荷物を乗せられて、とても楽になります。
ただロードバイクやクロスバイクなどジャンルによって注意点があるのをご存じでしょうか。リアキャリアを取り付けるためにパーツの取り換えが必要な場合もあります。
この記事で購入前に見ておきたいジャンル別注意点やおすすめのリアキャリア、選び方まで専門店スタッフがしっかり解説します。
購入してから後悔しないためにも要チェックです。
目次
監修

田渕喬介:ワイズロード 新橋店店長
学生時代から北海道や沖縄、しまなみ街道などに行ったりと、ツーリングを中心にスポーツバイクを楽しんでおり、ワイズロードに入社後は折りたたみ自転車を複数購入。
やはりツーリングをメインに自転車のカスタムや楽しみ方をお客様にお伝えしています。
ツーリング経験を基にしたアイテムのコースのご案内や、小径車・折り畳みのカスタムに関するご案内はお任せください!
リアキャリアがあると街乗りもツーリングも楽になる!
リアキャリアがあれば荷物を背負う必要がなく、通勤通学で気になる背中のムレ・汗の心配がありません。また買い物やサイクリングはもちろん、荷物が多くなる本格的なツーリングなどの旅行でも身軽に走れます。
自転車に乗る頻度が多い場合や長時間乗るならぜひ使いたいアイテムです。
リアキャリアにカゴやバッグをプラスして積載量UPも可能
リアキャリアにカゴやバッグをプラスすることでさらに積載量を上げることができます。日々の買い物から長期ツーリングまで、たくさんの荷物を載せる場面で有用です。
- 【専門店が厳選】リアキャリアのおすすめ7選
リアキャリアの選び方
リアキャリアの選び方を解説します。
リアキャリアの選び方
- 素材を選ぶ|アルミ、スチール
- 耐荷重(最大積載量)は乗せる荷物以上のものを選ぶ
選び方1.素材を選ぶ|アルミ、スチール
リアキャリアの素材は主にアルミとスチールです。それぞれ特徴がありますので用途にあわせて選びましょう。
- アルミ製リアキャリア
軽くて使いやすいのが魅力です。スチールに比べると強度は劣りますが、高級モデルであれば丈夫さを兼ね備えているものも選べます。
- スチール製リアキャリア
アルミより重量はありますが頑丈です。ツーリングや毎日使う通勤通学などハードに使うならスチールのほうが向いています。

同じ値段であればスチールのほうが頑丈な傾向があります。特に低価格(5000円ぐらい)の場合はアルミなら簡易タイプ、スチールなら日常使いで問題ない位強度があるものというイメージです。
選び方2.耐荷重(最大積載量)は乗せる荷物以上のものを選ぶ
耐荷重は乗せる荷物以上のものを選びます。特にツーリングなど重い荷物を長く乗せるほか、通勤通学など軽い荷物でも毎日乗せる場合は想定の荷物量をしっかり上回る製品がおすすめです。
また同じ最大積載量でも商品によって強度は異なります。一般的にツーリング向きと謳われる製品は比較的強度が高い傾向があるため、丈夫さを求める場合の目安にしてみてください。
memo
耐荷重は静止状態時の目安として書かれていることが多く、その場合は最大量を載せた走行は保証されていません。そのため想定の荷物+αの耐荷重が必要です。
- 【専門店が厳選】リアキャリアのおすすめ7選
リアキャリアを取り付けるときの注意点
スポーツバイクではリアキャリアの取り付けが想定されていないモデルも多いです。購入してから「取り付けられなかった!」とならないようにジャンルごとの注意点を解説します。
クロスバイクの注意点
クロスバイクはダボ穴があれば基本的に取り付けできます。フレームの後輪中心付近とサドル下にひとつずつあるか確認しておきましょう。
またディスクブレーキモデルの場合はディスクブレーキ対応リアキャリアでないと取り付けられない場合があります。リアキャリアの対応可否をチェックしてください。
ロードバイクの注意点
ロードバイクは基本的に取り付けられないモデルが多く、フレームのダボ穴以外にシートポストの形状やフレーム素材について制約があるため注意が必要です。ポイント2つを解説します。
ポイント①ダボ穴が一つでも取り付けられる可能性あり
クロスバイク同様フレームにリアキャリア用のダボ穴2点があれば取付可能ですが、ロードバイクだとエンド部分(後輪の中心部分)にしかダボ穴が無い場合もあります。
その際はシートクランプ(サドルの高さを固定するパーツ)をダボ穴付きパーツに取り換えることで取り付けられます。ただし可能なフレームが限られているため、車体にあうかは確認してください。
ポイント②ロードバイク対応リアキャリアでも取付不可の条件あり
ロードバイクに取付が可能なリアキャリアでも車体のシートポストがエアロまたはフレームがカーボン素材だと取り付けできません。使用条件をしっかり確認してください。
マウンテンバイクの注意点
フレームのキャリア用ダボ穴2点があれば取り付け可能です。フレームの後輪中心付近とサドル下にひとつずつあるか確認しておきましょう。

街乗りに使いやすいようなエントリーモデルであれば取付できる場合が多く、オフロードを中心とした本格的なマウンテンバイクはダボ穴が無いのが主流です。
ミニベロの注意点
ダボ穴があれば取り付け可能です。基本的に純正品を取り付けることをおすすめします。
クロスバイク用などの汎用的なリアキャリアを取り付けることもできますが、車輪サイズが異なるため不格好になってしまう可能性が高いです。
折りたたみ自転車の注意点
折りたたみ自転車はフレーム形状がメーカーによって異なるため、ほぼメーカー純正品しか取り付けができません。ダボ穴以前に純正品があるかで判断するとよいでしょう。

どのジャンルでもキャリアの取り付けは現物合わせになることが多く、ステーの形や車体の取り付け位置によっても取り付け可否が変わります。また同じ車体でも小さいサイズではサドルとキャリアが接触して取り付けできないなどもあり実際の店舗でご相談いただくのがおすすめです。
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クロスバイクにおすすめのリアキャリア2選

定番のキャリア。ダボ穴に取り付ける。
ステーが変形させやすいのでほとんどのクロスバイクに取り付けが出来る。
ディスクブレーキ対応。

上の商品と耐荷重量表記は変わらないが、パイプ本数が増え強度が上がっている。
ツーリングなど重量があり日常的に荷物をつける方はこちらにしたほうが良い。
またサイドバッグを取り付けるさい少し下側に付けれるので低重心化し安定する。
ロードバイクにおすすめのリアキャリア2選

ダボ穴がついていないロードバイクにも付けれる簡易タイプのキャリア。
ただしシートポストが金属製であること、エアロ形状で無いことが条件です。別売りのサイドフレームをつけることでサイドバッグも付けれるようになるが、耐荷重量に注意する必要あり。

キャリパーブレーキのロードバイクに取り付けやすくしたモデル。
ダボ穴がない車体でもキャリパーブレーキ取り付け部分とホイール固定のクイックレバーの部分とで固定する。
ただし、フレームのエンド部分の形状によってはキャリアと干渉しうまく付けれない場合がある。
またホイールと共締めする場合は、荷物量が多すぎるとカーブなどでホイールがズレる可能性もあり注意が必要。
マウンテンバイクにおすすめのリアキャリア2選

タイヤサイズが29erのMTBでも使えるようにしたサイズの大きいキャリア。
27.5でも最近はタイヤが太いので大きい方が良い。
ダボの位置とタイヤの太さによっては干渉してしまうので注意が必要。ディスクブレーキ対応。

足部分が可変できるようになったタイプ。
様々なホイールサイズに対応出来るが干渉するかしないかは要確認。ディスクブレーキ対応。
ミニベロにおすすめのリアキャリア1選

数少ないミニベロ対応のキャリア。ダボ穴に取り付けるタイプで穴の位置がどこにあるか要確認。
リアキャリアに取付可能なバッグとカゴのおすすめ6選
リアキャリアに取り付けられるバッグやカゴをご紹介します。
リアキャリアに取り付ける後ろカゴ3選
Y'sRoad取り扱いの後ろカゴを紹介します。
リアキャリアに取り付けるバッグ3選|サイドバッグ、パニアバッグ
リアキャリアに取り付けられるバッグには横につけるタイプのサイドバッグやパニアバッグ、天板部分に取り付ける専用のトランクバッグなどがあります。中でもおすすめの製品を厳選しました。
まとめ|リアキャリアで快適に走りを楽しもう
毎日、または長時間乗る場合は荷物をキャリアに入れるだけで圧倒的に楽さが違います。リアキャリアを使って快適に走りを楽しみましょう!
前かごでは重い荷物を載せるとハンドルが振られてしまいますが、リアキャリアではその心配がないのも魅力です!