
FELT(フェルト)のロードバイクおすすめ8選|VR 60など全シリーズの特徴を解説
FELT(フェルト)のロードバイクは速くて美しく、レース出場者からの評判も高い一流メーカーです。
FELTといえば「スピード」。エアロロードのARやFRシリーズといった本格派憧れのレースバイクやエントリーグレードながら加速性の高いVR 60、速さと安定性を兼ね備えたグラベルロードなど誰でもロードバイクの速さを楽しめるラインナップが揃っています。
この記事ではそれぞれの特徴や選び方、FELTのおすすめロードバイクを厳選してご紹介。
自分にあった1台を見つけて、FELTならではのスピード感を楽しんでください。
目次
高い技術力で作られる「速さ」が評判
FELTは南カルフォルニア出身のエンジニア、ジム・フェルトが立ち上げたアメリカのメーカーです。
トレーニングとして始めたトライアスロンの車体を自分で製作し、その後素材メーカーでアルミ開発に携わるなどエンジニアだからこそ実現できる高い技術力を持ちます。
中でも剛性を確保しつつ軽くバイクを製作できる「TeXtreme カーボン」素材は、自転車メーカーで加工できるのはFELTだけ。唯一無二の乗り味を楽しめます。
FELTはなんといっても他の追随を許さない「速さ」が魅力で、実走派からの評価が非常に高いです。
2008年にプロロードチームに選ばれるや否やその先進的設計は高く評価され、ロードバイクへのエアロダイナミクスの追求を加速させるなど現代のトレンドをけん引しています。
FELTのロードバイクの選び方
選び方1.用途に合わせたシリーズを選ぶ
FELTのロードバイクにはVR、FR、AR、BREED、BROAMの5シリーズがあります。
それぞれの特徴を踏まえて、ご自身の用途に合わせたシリーズを選びましょう。
FELTのロードバイク5シリーズ
- VR|マルチロード
- FR|オールラウンドレーサーバイク
- AR|エアロロード
- BREED|グラベルロード
- BROAM|アドベンチャーバイク
VRシリーズ|マルチロード
初めてロードバイクに乗る方や街乗りでも使いやすいのがVRシリーズです。
FELTの中ではエントリーバイクを含むシリーズですが、レースバイクで培ってきた技術力で「ロードバイクの速さ」を楽しむことができます。
スピードの出しやすさを保ちつつ、多目的に使用できる万能なスペックです。
高いハンドル位置で乗車姿勢が深すぎず、35Cタイヤも装着できるクリアランスなど快適性が高くなっています。
手頃に始めたい方はアルミフレームのVR60がぴったりです。汎用性が高く、街乗りやサイクリングなどどんな環境でも走りやすいです。
よりスピードを求めるならVR Advanceが最適です。FELTの最上級レースバイクにも採用される「TeXtremeカーボン」が使われています。
FRシリーズ|オールラウンドレーサーバイク
FRシリーズはヒルクライムなど山岳を中心としたレース向けのミドルグレードで、これからレースに挑戦したい方にぴったりです。
軽さを追求しながら快適性と剛性を両立しています、荒れた路面でも安定感があり、キビキビした走りを楽しめます。
高性能でお買い得な価格でレースバイクを手に入れたい方はFR Advancedがうってつけです。
扱いやすい弾性率のカーボンを採用することにより、高スペックかつコスパよく仕上げています。
より本格的にレースで活躍したい方はFR FRD Ultimateがおすすめです。
このグレードにのみ採用される高弾性なカーボンを採用し、より軽く高剛性でペダルを回しただけ走る気持ちの良い加速感を楽しめます。
また近年の上位グレードでは珍しく、リムブレーキモデルも展開しているのも特徴です。

リムブレーキはディスクブレーキよりも交換やメンテナンスが容易で、レース中のトラブル対応が楽になるといった理由から実際のレースで使う選手もいます。
ARシリーズ|エアロロード
ARはプロロードチームにも使われるほどの実力があるエアロロード直系モデルです。レース上級者向け、表彰台を狙う方におすすめします。
空力だけでなく加速力やハンドリングも優れ、全体を通して高い評価で人気です。
スピード重視のモデルには珍しい「リーフスプリングシートポスト」を採用した乗り心地の快適さも特徴です。
▼リーフスプリングシートポストについてはこちらの記事でも解説!
速さを求めつつもマルチに使いたい方はAR Advancedがぴったりです。扱いやすい弾性率のカーボンと、電動・機械式両対応のケーブルルーティングを採用しています。
より実戦的で、速さを求める方はAR FRD Ultimateがおすすめです。
FELT最高峰のARシリーズの中でも最上位グレードで、このグレードにのみ使われる高弾性なカーボンを使用しています。さらに電動コンポーネント専用設計にすることで、より軽く高剛性に仕上がっています。
BREEDシリーズ|グラベルロード
BREEDは舗装路もオフロードも楽しみたい方におすすめなグラベルロードバイクです。
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グラベルロードはグラベル(砂利道)にも対応したロードバイクです。
これからオフロードに挑戦するならBREED 30が最適です。扱いやすいアルミフレームを使用し、価格も抑えた挑戦しやすい一台。
マルチロードであるVRシリーズの面影を残しつつも、グラベルライドに必要な装備を備えているのが特徴です。
太いタイヤで快適性が高く、さらにボトルケージ台座が多く用意されています。
長距離走行やオフロードレースも視野に入れている方はBREED Advancedを選びましょう。
BREED 30よりもオフロードに特化、さらにFELTの最上位レースバイクARと同様のカーボンフレームでスムースなハンドリングとエアロダイナミクスによる「速さ」も兼ね備えています。
BROAMシリーズ|アドベンチャーバイク
自転車での旅を楽しみたい方はグラベル色も取り入れたツーリング向けのBROAMシリーズがうってつけ。
大量の荷物を積んでもふらつかない安定感、長く乗っても疲れにくい快適性が魅力です。
パーツを交換すればオフロードに特化させたグラベルバイクとして使える拡張性もあり、あらゆるツーリングが楽しめます。
BROAMシリーズはBROAM 30、BROAM 40、BROAM 60と3モデル展開されていますがフレームやフォークは共通です。
数字が小さくなるとコンポグレードが上がるなど、より本格的なアドベンチャー向けのパーツ構成になります。
より長く速く走りたい方はBROAM 30、価格を抑えたいならBROAM 60などお好みにあわせて選びましょう。
選び方2.VR、BREEDはフレーム素材に注目
基本的にシリーズによってフレーム素材は決まっていますが、VRとBREEDシリーズにおいてはアルミフレームとカーボンフレームの2種類が展開されています。
価格を抑えたい方や耐久性重視ならアルミ、スピード重視ならカーボンを選びましょう。
アルミはカーボンモデルに比べて重量は増えますが、より耐久性が高く、コスパの良い素材でお買い得なラインナップが多いです。
カーボンは軽くて剛性に優れ、レースバイクによく採用されます。特にFELTはカーボン素材の加工技術も高く、自転車メーカーでは唯一の「TeXtreme カーボン」を使用。
より軽くて高い剛性を保ったFELTならではの乗り味を体験したいならカーボンが最適です。
選び方3.より長く&本格的に楽しみたいなら上位グレードを選ぼう
FELTでは同じモデルでもパーツ構成が異なるものがあります。
たとえばVR AdvanceではUltegra Di2と105Di2と2展開、価格は70万円と90万円と差があります。
これらの主な差はコンポーネントやパーツのグレードです。
例:VRシリーズ
グレード | モデル名 | 価格 |
---|---|---|
高 ↕ 低 |
VR Advance Ultegra Di2 | ¥900,000 |
VR Advance 105 Di2 | ¥700,000 |
基本的に価格が高くなるほど良いコンポーネントやパーツが搭載されます。
高いグレードのパーツは走りに直接的な影響はありませんが軽量で変速性能が良く、耐久性も高いです。
より長く、本格的に楽しみたい方は上位グレードを選んでおくとよいでしょう。

予算をかけられるのであれば初めから上位グレードを選んでおく方が結果的にお買い得なことがあります。
低いものを選んで後からグレードアップも可能ですが、大掛かりな作業になり予想以上に金額がかかってしまうことも…。
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FELTで採用されるSHIMANOのコンポーネントグレードについてはこちらで解説しています
▶【SHIMANO】なぜ105?コンポーネント紹介
- FELTのおすすめロードバイク8選
FELTのロードバイク|比較表
モデル名 | フレーム素材 | コンポーネントのグレード | 価格(税込)/ 公式 |
---|---|---|---|
VR Advanced Ultegra Di2 | カーボン | Ultegra Di2 | 990,000 |
VR Advanced 105 Di2 | カーボン | 105 Di2 | 770,000 |
VR 40 | アルミ | Tiagra | 275,000 |
VR 60 | アルミ | Claris | 198,000 |
FR Advanced Ultegra Di2 | カーボン | Ultegra Di2 | 1,100,000 |
FR Advanced 105 Di2 | カーボン | 105 Di2 | 880,000 |
FR FRD Ultimate Frame (フレームのみ) |
カーボン | - | 723,800 |
AR FRD Ultimate Frame (フレームのみ) |
カーボン | - | 723,800 |
AR Advanced Ultegra Di2 | カーボン | Ultegra Di2 | 1,265,000 |
AR Advanced 105 Di2 | カーボン | 105 Di2 | 990,000 |
AR Advanced 105 | カーボン | 105 | 654,500 |
BREED Advanced GRX 810 | カーボン | GRX 810 | 770,000 |
BREED Advanced GRX 600 | カーボン | GRX 600 | 495,000 |
BREED 30 | アルミ | GRX RX810 | 360,800 |
BROAM 30 | アルミ | GRX RX810 | 330,000 |
BROAM 40 | アルミ | GRX RX400 | 253,000 |
BROAM 60 | アルミ | Sora | 176,000 |
FELTのおすすめロードバイク8選
初心者や街乗りにおすすめのロードバイク|VR 60
初めてのレースにおすすめのロードバイク|FR ADVANCED 105、AR ADVANCED 105
ハイスピードレースに挑戦するならおすすめのロードバイク|AR ADVANCED ULTEGRA
オフロードデビューにおすすめのロードバイク|BREED 30
本格オフロード、レースにも使えるロードバイクおすすめ|BREED CARBON
BREED CARBON(ブリードカーボン)

- オフロードでの速さを求めたエアロ設計
- TeXtreme カーボンが軽さと剛性を両立
- あらゆる環境での使用を可能にする拡張性
ブランド | FELT |
価格 | 770,000円(税込) |
スタッフコメント
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
FELTの自転車はどこで買える?
FELTの自転車は代理店契約を結んでいる店舗のほか、オンラインサイトでも販売しています。

ロードバイクは体に合わせたサイズ選びが重要です。店舗で体格などを測定してご購入されることをおすすめします。
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実走派も憧れのFELTで「速さ」を手に入れよう
日本での知名度はいざ知らず、高い実力で実走派ライダーから羨望を浴びるブランドがFELTです。
その素材を加工する技術力、優れた空力を達成する知見は、熟練のライダーですら驚く一流の乗り味につながっています。
あなたも「ジム・フェルトの魔術」にかかって、これまでにない速さで走ってみませんか?
FELTのよくあるQ&A
- FELTの適応身長(対応サイズ)を教えてください。
- モデルごとに4~6サイズを展開しています。モデルによって異なるものの、最も小さいサイズで145cm程度から、最も大きいサイズで195cmまで用意されているので、身長に応じてぴったりのサイズを選びましょう。
TeXtreme カーボンを採用し、スムースなハンドリングとエアロダイナミクスを兼ね備えています。
およそグラベルロードが使われるあらゆるシチュエーションに対応するため、大量のボトルケージやストレージの装備、フロントシングル化、サスペンションフォークやドロッパーポストの装着、ホイールサイズの変更(最大で29X2.0")に対応するなど、非常に拡張性が高いことが特徴です。