スポーツサングラスのおすすめ9選 | アイウェアの効果や選び方を紹介
ロードバイクなどのスポーツバイクでスピードを出して走るときや、日差しや風が強い日に走るときはスポーツサングラスをかけましょう。
日光や飛来物から目を守るだけでなく、視界を確保して店頭や衝突などのリスクを軽減してくれます。
この記事ではスポーツサングラスをかけるメリットや選び方、おすすめのアイウェアを紹介しています。

目次
スポーツサングラスはスポーツでの使用に特化した機能性アイウェア

ロードバイクなどのスポーツバイクに乗る際はスポーツサングラスを身につけましょう。
スポーツサングラスとは、ファッションサングラスと異なりスポーツでの使用に長けた機能性や耐久性、ホールド感のあるサングラスです。
強い日差しや紫外線、数、砂埃などの飛来物から目を守るためにライダーには欠かせないアイテムです。
スポーツバイク歴や使用用途、走行する環境や時間帯に関係なく必ず身につけることをおすすめします。
スポーツサングラスの効果|目の保護と視界の確保

スポーツバイクに乗るときにサングラスをかけることは、単に眩しさへの対策だけではありません。
安全に走れるよう、あらゆる危険から目を守ってくれます。
ここでは代表的なサングラスの役割と効果を紹介していきます。
スポーツサングラスをかけるメリット
- 紫外線対策になる
- 目を保護する
- 目の乾きを予防する
- 視界を確保する
紫外線対策
スポーツサングラスの一番の効果が紫外線対策です。
眼球は紫外線吸収フィルターの働きも担っているため、長時間浴びると充血や痛み、疲労感などの症状に繋がる場合があります。
日焼けの原因になる「UV-B(B波)」は、眼に受けると結膜(白目部分)や角膜(黒目部分)が炎症を起こすことがあり、眼の充血の原因になるのです。
また紫外線を眼から吸収すると脳から疲労物質(活性酸素)が大量に分泌され、神経細胞が酸化ストレスを受けることで脳疲労を起こすとも言われています。
紫外線は一年中ずっと降り注いでおり、特に7月・8月が非常に強いと言われていますが弱い時も含めて対策が必要です。
目は一度傷ついてしまうと修復が難しい部位のため、初心者も含めてすべてのライダーにスポーツサングラスの着用をおすすめします。
目の保護
サングラスは目に見えない紫外線からだけでなく、物理的にも目を守る役割があります。
タイヤに巻き上げられた砂埃から路上のゴミ、夏には虫の飛来、さらに車やトラックと並んで走っていると跳ね上げられた小石が飛んで来る事もあり大変危険です。
特にロードバイクは前傾姿勢になり路上との距離が近く、巻き上げられたものが目に入りやすいこともあります。
前が見えなくなると落車や衝突したりする危険があるため、紫外線のないトンネルや夜間など、昼夜を問わず眼を保護することが大切です。
目の乾きを予防
スポーツサングラスをかけることで、風を遮り目の表面が乾燥するのを防いでくれます。
スポーツ自転車は簡単に25km/hほど出すことができ、下り坂なら40km/hかそれ以上のスピードも出る乗り物です。
日常生活に比べてより強い風に目が晒されると、目の渇きや痛み、充血、疲労感につながる場合があります。
目が乾燥していると少しの刺激でも目が開けられなくなってしまったり、視界が見にくくなることによって道路の穴や路面の凹凸等をを見逃したりと落車や転倒につながるリスクも。
日常的に続くとドライアイや視力低下の原因になることもあるので、目の渇き程度と思わず対策しておきましょう。
視界の確保
スポーツサングラスは太陽やその他の環境の状態に合わせて見やすさを確保することも大切な役割です。
太陽光や風、飛来物から視界を確保することで、転倒や衝突などの事故を防止します。
サングラスのレンズにはハイコントラスト、調光、偏光、ミラー、度付きなどの様々な性能を備えたものがあるので、走る時間帯や天気、コースによって適したものを選びましょう。
スポーツサングラスの選び方|レンズとフレームの種類
スポーツサングラスを選ぶときは、どんな時間帯や天気、道の状態(凹凸や砂埃、照り返しの多さなど)で使うかを想定して選ぶことが大切です。
使用するシーンを具体的にすることで、どのような機能を備えたサングラスが必要かを考えていきましょう。
スポーツサングラス選びのポイント
- フィット感を確認する
- レンズの形を選ぶ
- レンズの機能を選ぶ
- レンズの色を選ぶ
- 可視光線透過率を確認する
- フレームの形を選ぶ
フィット感を確認する

スポーツサングラス選びでは、顔の形にフィットしているかが一番大切です。
顔に刺さってしまうサイズだと空気が流れず曇ってしまい、視界を悪くする原因になります。
また顔とサングラスの間に隙間があると巻き上げた砂や埃が入ってしまうので目を傷つけるなどサングラスの役割を果たせません。
大きすぎるサイズが下を向くと下がってきてしまい、小さすぎると頭を圧迫して頭痛の原因になってしまうこともあります。
店頭で購入する場合は試着してみて、サイズがあっているかを確認しましょう。
通販で購入する場合は、つるの長さを調節したり鼻パッドが付いている微調整が可能なものがおすすめです。
ヘルメットとの相性もチェック
サングラスをヘルメットにかけたい方はお手持ちのヘルメットとの相性も確認しましょう。
ヘルメットの深さ(後頭部がしっかりと覆うタイプやハーフシェルなど)やアジャスターの位置によって、サングラスのツルがかけられるか否かが異なります。
可能であれば店頭でお手持ちのヘルメットと合わせてみてください。
レンズの形・枚数を選ぶ
スポーツサングラスは、ファッションサングラスに多い左右に2枚のレンズは使用したタイプと、スポーティなシルエットの1枚レンズの2種類があります。
2枚レンズはカジュアルに使える見た目が特徴で、度付きのレンズの取り扱いのあるモデルもあり、最初の1つに購入しやすいです。
1枚レンズはレンズの面積が広い分視界がひらけるので、フレームの煩わしさがなく景色を楽しむことにも向いています。
見た目の好みや、その他の機能を優先して選ぶとよいでしょう。
- 2枚レンズタイプ
- 使いやすいデザインが多く、汎用性が高い
- 度付きレンズに交換できるモデルが多い
- 1枚レンズタイプ
- 大きな1枚レンズは視界を遮るものが少なく、レンズ越しの視界が広い
- スポーティな見た目になる
レンズの機能を選ぶ
スポーツサイクルのレンズには、あらゆる方法で光の取り入れ方を工夫する機能が備えられています。
商品によって力を入れている機能が異なるので、使用したい時間帯やシーンに合わせて選ぶことをおすすめします。
- ハイコントラストレンズ
眩しさの原因である波長が短い光のみをカットしてコントラストを高める、定番で人気のあるレンズです。
コントラストを高めることで、路面の凹凸など裸眼よりも見えやすい状態を作り出し、サイクリング中の(視認性の向上における)安全性や快適性をサポートしてくれます。
太陽光が眩しい日中や、照り返しの強い夏場にお勧めの機能です。 - 調光レンズ

調光レンズは、紫外線量によりレンズの色の濃さを変えて光の量を調整します。
レンズ本体に紫外線が当たると着色・退色する層を作ることによって、室内では無色に、屋外では濃い色に変化する多機能性を持つレンズです。
朝から晩まで長時間ライドする方や、日没が早い時間のライドにおすすめです。
- 偏光レンズ

偏光レンズとは、レンズの間に乱反射光を一定方向の光線のみ透過させられる「偏光フィルム」を挟んだレンズのことです。
乱反射光を遮断してすることで、水面やガラスなどのキラキラとした眩しさを防ぎ、視界を見やすくします。
照り返しのきつい都市部のビル周辺や海沿いなどのサイクリング、雪の残る道を天気の良い日に走るときにおすすめです。
レンズの色を選ぶ
レンズの色によっても視界の見え方は変わります。
時間帯や光の量に合わせて選ぶことでより見えやすくなるため、レンズカラーも使用シーンに合わせて選びましょう。
- グレー・ブラウン・グリーン系

色の変化が少ないため目にかかる負担も少なく、長時間かけても目が疲れにくい色味です。
色の変化が苦手な方や、物の輪郭や距離をはっきり掴みたい方はぜひご検討ください。 - 暖色系

コントラストを高める色のため、周囲が薄暗いときに明るく見せて視界を確保する効果があります。
曇りの日や薄暗い時間帯におすすめです。
特にピンクや黄色系カラーはコントラストが高いので、夜間走行でも使用可能なモデルもあります。 - ブルー系

暖色や可視光線の遮断率が高いので、とにかく眩しさに弱い方におすすめです。
ただ色の変化も大きいので、ライド中かけていて負担にならないか確認すると安心でしょう。
可視光線透過率を確認する
可視光線透過率とは、レンズが光を通す度合を数値化したものです。
数値が小さいほど光を通さない、つまり暗く見えます。
例えば可視光線率40%のサングラスと80%のサングラスでは、40%のほうが暗く見え、80%のほうが透明に近い見え方をするということです。
光の量や反射が多いところでは数値の低いサングラスを、夜間や天気の悪い日は数値の大きいサングラスを選びましょう。
【天気や時間帯別】おすすめの可視光線透過率の目安
- 晴天・快晴の日中:8−18%
- 曇り〜やや晴れ:18-80%
- 雨・夜間:80-100%
- 標高の高い場所の晴天・雪山など:3−8%
- 参考:http://www.uvex-sports.jp/uvex/eyewear-technology-2/
- メーカーによって適切な数値は多少異なります。あくまでも目安としてご覧ください。
夜間用サングラスなら視感透過率も確認
可視光線透過率とよく似た指標で、視感透過率があります。
可視光線透過率がレンズの通す光の量を表しているのに対して、視感透過率は日中に人の目で感じられる明るさの値のことを指します。
同じ可視光線透過率のレンズでもレンズのカラーによっては視感透過率が異なることがあり、
また自転車を含めた夜間の使用には視感透過率は75%以上であることが法律によって定められているため、暗い色味のレンズを夜間も使いたい場合は購入時に注意が必要です。
視感透過率はJIS規格によって5段階にカテゴライズされています。
近年スポーツサングラスメーカーでもこのカテゴリの表記をするところも増えてきましたが、可視光線透過率と視感透過率を同じものとして扱っているメーカーも多いです。
夜間用のサングラスをお探しの場合は、「カテゴリ0」の商品を選ぶ、またはメーカーが夜間使用を容認している商品を選ぶことをおすすめします。
【JIS規格】視感透過率別のカテゴリ
- カテゴリ0:視感透過率80%より大きい
- カテゴリ1:視感透過率43%より大きく、80%以下
- カテゴリ2:視感透過率18%より大きく、43%以下
- カテゴリ3:視感透過率8%より大きく、18%以
- カテゴリ4:視感透過率3%より大きく、8%以下
フレームの形を選ぶ
サングラスのフレームがどこについているかによって、視界の見え方やかけ心地が変わります。
全面にフレームがあるタイプが多いですが、こだわりや特に確保したい機能性がある場合はフレームの違いを知ったうえで選んでみてください。
- レンズ全体を囲っているタイプ(フルリム)

レンズ全体をフレームが覆っているのでかけ心地に安定感があり、サングラス本体に衝撃を受けた時の耐久性が高いです。
顔とレンズの隙間が少なくなるので、上下からの光の侵入を抑えられます。
レンズの交換ができるモデルが多いのも特徴です。 - 上だけフレームありタイプ(ハーフリム)

下半分の視界にフレームが入り込まないので、下部の視認に集中できます。
ただし下からの反射や巻き上げた塵などを防ぐ力は少々劣ります。 - 下だけフレームありタイプ(アンダーリム)

流通数は多くないですが、上半分の視界にフレームが入り込まないので、上部の視認に集中できるタイプです。
上からの日差しを防ぐには心許なく、また汗や湿気がレンズ下に溜まりやすいところには注意が必要です。
特に前傾姿勢になるロードバイクは上からの光や紫外線の対策は重要なため、つば付きのサイクルキャップの併用を検討してみてください。 - フレームなしタイプ(リムレス)

軽量なモデルが多く、フレームがない分視界がすっきりとしてかけ心地も圧迫感が少ないところが魅力です。
普段サングラスをかけ慣れていない人もストレスなくかけやすいでしょう。
スポーツアイウェアのおすすめメーカー5選
オークリー

サングラスなどのアイウェア、アパレル、フットウェアなどを展開するブランド。主にスポーツの分野にて支持を集めているブランド。アイウェアの部門では眩しさの軽減に加えて走る状況下に合わせて景色の見え方を調整するハイコントラストレンズがスポーツごとにわかりやすくカテゴライズされているところもおすすめです。また、フレームも汎用的に使えるものからスポーツに合わせて特別設計されたものまで存在します。
uvex

90年以上にわたり、スポーツ、レジャー、仕事などで人々を守る高品質の製品を製造、販売しているブランドです。アイウェアの部門ではUVプロテクション機能やカーブレンズにおいてもDistortion-free(歪みフリー)を実現。精度の高いレンズや顔に合わせて調整できる設計が人気です。
KASK

ヘルメットでお馴染みの”KASK-カスク-“が手掛けるアイウェアブランドが”Koo-クー-“です。ヘルメットと同じく最高水準の開発および製造工程を行い高品質で知られるZEISS社製レンズを採用したアイウェアを手がけています。
ALTALIST

日本でデザインされ、アジア人の顔立ちにフィットする設定が魅力のブランドです。デザイン性と高品質を担保しつつ、極限までコストを削ぎ落とすことでお求めやすい価格を実現しています。
swans

110年以上の歴史のある国内メーカーです。世界的にも稀有な、光学的な専門性を有するレンズ設計とそのレンズ性能を最大に発揮できる位置で固定するフレーム設計を一貫して手掛けています。目的に応じて様々なアイウェアをゼロから国内で設計
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スポーツサングラスは目を守る大切なアイテム

ロードバイクなどスピードを出して走るならアイウェアをかけることが非常に重要です。
目の保護という点もありますが、それにより視界が確保されることでリスクを減らせることが重要なので、ヘルメットと同様にマストで揃えることをオススメします。
ファッション面の部分もありますので、長く使える定番のデザインから選手と同じモデル・流行を捉えたものなでお気に入りのアイテムから選んでモチベーションを上げていきましょう。
スポーツサングラスについてのQ&A
- スポーツサングラスは必要?
- 紫外線や飛来物から目を守るためにも、サングラスはヘルメット・グローブに次いで必ず揃えてもらいたいアイテムです。特にスポーツサングラスはより安全なライドをサポートする機能が備えられているので、ファッションサングラスではなくスポーツ用を使用することをおすすめします。
- スポーツサングラスの特徴は?
- スポーツ用サングラスは、レンズが湾曲している形が特徴です。この湾曲は正面以外にも全体的に目を覆ってくれる形になっており、風や砂埃・飛び石などから視界を守ります。
- 調光レンズと偏光レンズの違いは?
- 調光レンズは周囲の紫外線量によりレンズの色の濃さを変えて光の量を調整するレンズ、偏光レンズはレンズの間に乱反射光を一定方向の光線のみ透過させられる「偏光フィルム」を挟んだレンズのことです。眩しさを抑える点では同じですが、効果的なシーンが異なります。
配送受取でのみご利用可能です








色の変化にはある程度時間を要するため、トンネルなどの急激な紫外線量の変化に対応することは難しいです。
変化の速さもメーカーや商品によって異なるので、希望がある場合は店頭スタッフにご相談ください。