
SCOTT(スコット)のおすすめロードバイク7選|評判や選び方も解説
SCOTT(スコット)は開発力に定評があるスイスのスポーツブランドです。
ロードバイクでは軽量性と空力性能の高さが魅力で、10万円台の街乗りモデルからプロも使用するほどの高性能レーシングバイクまで幅広くラインナップしています。
この記事ではスポーツバイク専門店ワイズロードが用途別おすすめロードバイク 7 選とぴったりの一台を見つけたい方におすすめの選び方を解説します。
SCOTT(スコット)のロードバイクが気になっている方や初めてロードバイクを選びたいという方も必見です。
目次
SCOTT(スコット)の特徴
開発力の高さが評判のスイスブランド
SCOTT(スコット)はアメリカで生まれ、現在はスイスに本社を置くスポーツブランドです。
開発力が高く、世の中になかったエアロバーの開発、早い段階からのカーボンフレーム開発など、現在のレースシーンにある「当たり前」を作り業界をリードしています。
オリジナルパーツブランドを展開
SCOTTはパーツブランド「SYNCROS」を展開し、一体型カーボンハンドルやホイールなどの高機能部品の開発も積極的に行っています。適合を考えてつくられたパーツは車体の相性がよく、トータルで性能向上を目指せるのもスコットの魅力です。
SCOTT(スコット)の評判
スポーツバイク専門店ワイズロードのスタッフが語るスコットの印象をまとめました。

エアロ系アルミバイクといえばSCOTT。スキー具といえばSCOTT。「スコット」はスイスのスポーツブランドです。
人気のロードバイクSPEEDSTER(スピードスター)はアルミバイクでありながらエアロ性能が高く、平地を得意とするバイクに仕上がっています。

めちゃくちゃかっこいいフレームカラーも魅力です。
- 専門店スタッフおすすめ!SCOTT(スコット)のロードバイク7選へジャンプ
スコットのロードバイクの選び方
SCOTT(スコット)のロードバイクはシリーズやパーツ構成など様々なバリエーションがあります。自分にあう一台を見つけるための選び方を解説します。
選び方1.用途でシリーズを選ぶ
SCOTTのロードバイクには様々なシリーズがあり、それぞれ得意とする用途が異なります。
自分の用途にあったシリーズを選びましょう。
用途 | 適したモデル |
---|---|
速さに重点を置いた街乗りやツーリング | SPEEDSTER(スピードスター) |
舗装路メインのロングライドや軽さ重視 | ADDICT(アディクト) |
あらゆる本格レース | ADDICT RC |
平地での最速レース | FOIL RC |
オフロードも楽しむロングライドやツーリング | SPEEDSTER GRAVEL |
乗り心地重視の街乗りやロングライド | METRIX |
詳しく解説します。
速さを兼ね備えた街乗りやツーリングならSPEEDSTER(スピードスター)
SPEEDSTER(スピードスター)は軽量であり尚且つ頑丈なアルミを使用した長距離走行向けのロードバイクシリーズです。
安価でありながら安定性も快適性も高いのが魅力で、初めての一台としても扱いやすく街乗りやツーリングに適しています。
▼SPEEDSTERの特徴
-
長距離走行に適した乗り心地
太いタイヤで安定性と衝撃吸収力向上、高めのハンドルで疲れにくい姿勢を保つ -
トレンドを押さえた人気モデル
アルミロードでありながらいち早くステムからのワイヤー類のフル内装化(ディスクモデルのみ) -
比較的お手頃な価格帯
10万円台~20万円後半と初心者でも買いやすい価格が魅力
ロングライドや軽量重視派にADDICT(アディクト)
ADDICTはその名の通り、乗れば中毒になるような魅力のある長距離向けカーボンロードバイクです。
ひとことでいえば超軽量で乗り心地が良いのが最大の魅力といえます。
ゆったりロングライドやヒルクライムを楽しむほか、これからレースにも挑戦してみたいという方にもぴったりです。
▼ADDICTの特徴
-
乗り心地が良く長距離走行が得意
振動吸収性とグリップ力の高い太めの32cタイヤを装備し、楽な姿勢が取れるアップライトポジションのジオメトリー -
超軽量でスポーツライドにうってつけ
SCOTTが得意分野とする軽量なフルカーボンフレーム採用 -
初心者、上級者問わず選びやすい価格帯
30~50万円台をラインナップし、本格的にロードバイクを楽しみたい初心者~エントリーからの乗り換えを検討する中上級者にもおすすめ
本格レースに挑戦するなら超軽量のADDICT RC
ADDICT RCはADDICT同様に軽さが売りですが、よりレースに主眼を置いたカーボンロードバイクです。プロチームに供給されるまでの実績を持ちます。
軽量ゆえに登坂が得意なためヒルクライムはもちろんですが、あらゆるレースで最高のパフォーマンスを発揮できる最高の一台です。
レースで活躍したい方はADDICT RCをおすすめします。
▼ADDICT RCの特徴
-
軽さと剛性のバランスが良いフレーム
軽量で強靭なHMXカーボン、または超軽量のHMX-SLカーボンを使用し、非常にバランスの優れた高い完成度を持つフレーム -
全ての性能でSCOTT史上最高のバイク
ケーブル類を可能な限り内装化し、フレーム形状もエアロダイナミクスを用いるなど空気抵抗を抑えハイスピードを適える -
性能重視のハイエンドバイク
主にコンポーネントのグレードが異なる6モデルを展開し、70万円台から150万円程度までラインナップ
スピード重視!平地で最速を目指すならFOIL RC
FOIL RCシリーズは他社に先駆けて空力性能を追求してきた最速のエアロロードバイクです。空気抵抗を低減しながら軽量性を保ち、平坦なコースでのスピード走行が得意です。
スピード重視の平地レースやショートトライアスロンに挑戦するのであればFOIL RCを検討してみてください。
▼FOIL RCの特徴
-
軽さと剛性のバランスが良いフレーム
軽量で強靭なHMXカーボン、または超軽量のHMX-SLカーボンを使用し、非常にバランスの優れた高い完成度を持つフレーム -
データが示す過去最高の速さ
従来モデルと比べて空気抵抗をさらに軽減することで「時速40kmの出力で40kmの距離を走った場合に1分18秒速く走れる」ともいわれる -
より本格的なレース向けモデル
ホイールやハンドルもカーボン素材を採用し、コンポーネントはすべて電動で105・ULTEGRA(アルテグラ)・Dura-Ace(デュラエース)をラインナップ

エアロロードでは珍しく乗り心地が良いのも魅力です!
悪路も含むロングライドやツーリングならSPEEDSTER GRAVEL(スピードスターグラベル)
人気のSPEETSTERをオフロード仕様にしたのがSPEEDSTER GRAVELです。一般的に「グラベルロードバイク」といわれるジャンルに当たります。
荒れた路面に適したフレームやパーツを搭載し、オフロードはもちろん段差が気になる街中でも安定感、快適性が高い走りを楽しめるのが魅力です。
砂利道などオフロードも楽しみたいまたは街乗りからアドベンチャーまで遊びつくしたい方はSPEEDSTER GRAVELをチェックしてみましょう。
▼SPEEDSTER GRAVELの特徴
-
安定した走りで舗装路もオフロードも快適走行
SPEEDSTERに比べて前輪と後輪の距離を長くすることで直進での安定性を向上し、40cの極太タイヤで疲れにくい -
登坂が楽になる軽いギアを搭載
通常よりも軽いギアを選べる「山」仕様で登り坂も楽々 -
2 モデル展開でぴったりの一台を選べる
グラベル入門バイクに最適な10万円台の「SPEEDSTER GRAVEL 50」と20万円台の本格的なツーリング仕様「SPEEDSTER GRAVEL 40EQ」の2種類を展開し、用途や予算にあわせてチョイス可能
乗り心地重視の街乗りやロングライドならMETRIX(メイトリクス)
SPEEDSTER GRAVELと同様のフレームを持ちつつまっすぐのフラットバー(ハンドル)を採用し、より街乗りやツーリングに適したモデルです。クロスバイクに似ていますがジャンルとしては「フラットバーロード」にあたります。
舗装路が得意なロードバイクの良さを活かしながら安定性を向上し、扱いやすく初めてでも乗りやすい一台です。
乗り心地重視で通勤通学といった日常利用から休日にはサイクリングやロングライドも楽しみたい方に向いています。
▼METRIXの特徴
-
安定感抜群でどんな路面状況も快適
乗り心地も走破性も優れた40cの太めタイヤを搭載 -
悪天候にも対応できる通勤通学向けモデル
前後フェンダー付きで雨の日も安心 -
お手頃にスポーティな走りを楽しめる
街乗り仕様といえどケーブル内装、ディスクブレーキ搭載スポーツバイクらしい走りが10万円台で存分に楽しめる
選び方2.変速段数(コンポーネント)を目安に選ぶ
SCOTTではギア変速のバリエーションでいくつかのモデルが展開されているシリーズがあります。たとえばSPEEDSTERは16,18,20,22段の4種類から選択可能です。
ギアの段数が多くなると路面などにあわせて細かく重さを設定することができ、より体力を温存しつつ長距離を速く走れるようになりますが、その分高価になり全体の仕様も変わります。
分相応で自分にとって乗りこなしやすい一台を見つけたい場合は次の目安を参考に選ぶのがおすすめです。
▼用途にあわせた段数の目安
用途 | 段数 |
---|---|
初心者、通勤 | 18段(2x9) |
スポーツ走行、通勤 | 20段(2x10) |
本格使用入門 | 22段(2x11) |
レース、本格的なツーリングなど | 24段(2x12) |
memo
ギアの段数が多くなると路面などにあわせて細かく設定することができ、より体力を温存しつつ長距離を速く走れるようになります。
ただギア数が増えるにつれ高価になり全体の仕様も変わってくるため、自分にとって分相応で乗りこなしやすい一台を見つけたい場合は目安を参考に選ぶとよいでしょう。
選び方3.ブレーキから選ぶ
ブレーキにはリムブレーキとディスクブレーキがあります。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて自分の用途にあうものを選びましょう。
▼リムブレーキとディスクブレーキのメリットとデメリット
リムブレーキ | ディスクブレーキ | |
---|---|---|
メリット | 機構が単純でメンテナンスしやすいうえに軽く、値段が安い | 雨濡れに強く制動力が高いため急停止が得意 |
デメリット | 雨や急停止が不得意 | 高価で扱いが若干繊細 |
おすすめ | 初心者やコストを抑えたい方 | 通勤やツーリング、レースまで |

コストを抑えたいならリムブレーキ、スポーツバイクらしい性能を求めるならディスクブレーキがおすすめです!
ディスクブレーキは機械式と油圧式の2種類から選ぶ
ディスクブレーキは機械式と油圧式の2種類があります。特徴が異なりますので用途や好みに応じて選びましょう。
▼ディスクブレーキの機械式と油圧式の特徴
機械式 | 油圧式 | |
---|---|---|
特徴 | 個人でもメンテナンスがしやすくお手頃 | 高価だが少ない力でブレーキを掛けられる |
おすすめ | ツーリング、通勤 | 本格使用(レース、長距離ツーリング)、握力が少ない方 |
選び方4.フレーム素材から選ぶ
スコットではフレームのアルミとカーボンを使用しています。
SCOTTのアルミロードバイクは軽さはありつつハードな使用にも耐えられる堅牢性に主眼をおいて作られています。安価なためコストを抑えてロードバイクを手に入れたい方や街乗り、オフロードでの使用にも最適です。
SCOTTのカーボンロードバイクは何より軽量性が大きな魅力で、値段は高くなりますがレースや長距離ライドなど本格的な使い方にマッチしています。
使い方に適した素材を選びましょう。
選び方5.モデルの数字から選ぶ
SCOTTのロードバイクはモデルに10、20などの数字がついています。
数字が小さくなるほどグレードが高いです。性能の良い素材をフレームに使用したりハイグレードなパーツを搭載したりと下位グレードよりさらに速く、軽くなる傾向があります。
スペックで選ぶかわりに数字をチェックして選ぶのもよいでしょう。
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スコットのロードバイク比較表
モデル名 | 変速段数(コンポグレード) | ブレーキ | フレーム素材 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
SPEEDSTER 10 | 22段(SHIMANO 105) | ディスク | アルミ(フォークはカーボン) | 286,000円 |
SPEEDSTER 20 | 20段(SHIMANO Tiagra) | ディスク | アルミ(フォークはカーボン) | 236,500円 |
SPEEDSTER 30 | 18段(SHIMANO メイン) | ディスク | アルミ(フォークはカーボン) | 203,500円 |
SPEEDSTER 40 | 16段(SHIMANO メイン) | ディスク | アルミ | 181,500円 |
SPEEDSTER 40 Rim | 16段(SHIMANO メイン) | リム | アルミ | 154,000円 |
ADDICT 20 | 24段(SHIMANO 105 Di2) | ディスク | カーボン | 627,000円 |
ADDICT 30 | 22段(SHIMANO 105 メイン) | ディスク | カーボン | 484,000円 |
ADDICT 40 | 20段(SHIMANO Tiagra メイン) | ディスク | カーボン | 374,000円 |
ADDICT RC PRO | 24段(SHIMANO Dura-Ace Di2) | ディスク | カーボン(パーツもカーボン仕様) | 1,540,000円 |
ADDICT RC 10 | 24段(SRAM FORCE AXS) | ディスク | カーボン | 1,320,000円 |
ADDICT RC 15 | 24段(SHIMANO Ultegra Di2) | ディスク | カーボン | 1,100,000 円 |
ADDICT RC 20 | 24段(SRAM FORCE AXS) | ディスク | カーボン | 1,012,000円 |
ADDICT RC 30 | 24段(SRAM RIVAL AXS) | ディスク | カーボン | 880,000円 |
ADDICT RC 40 | 24段(SHIMANO 105 Di2) | ディスク | カーボン | 825,000円 |
FOIL RC 10 | 24段(SHIMANO Ultegra Di2) | ディスク | カーボン | 1,100,000円 |
FOIL RC 30 | 24段(SHIMANO 105 Di2) | ディスク | カーボン | 770,000円 |
SPEEDSTER GRAVEL 40 EQ | 20段(SHIMANO Tiagra メイン) | ディスク | アルミ | 242,000円 |
SPEEDSTER GRAVEL 50 | 16段(SHIMANO Claris メイン) | ディスク | アルミ | 187,000円 |
METRIX 30EQ | 16段(SHIMANO Claris メイン) | ディスク | アルミ | 181,500円 |
初めての一台や街乗りにおすすめのスコットのロードバイク2選
ツーリングなどロングライドにおすすめのスコットのロードバイク2選
ロードレース初心者におすすめのスコットのロードバイク2選
ハイスピードレースにおすすめのスコットのロードバイク2選
スコットのロードバイクで軽快な走りを楽しもう
軽さと空力性能の高さから軽快な走りを楽しめるスコットのロードバイク。自分にあう一台を選んで街乗りやサイクリング、レースまで思う存分楽しんでみてください。
よくあるQ&A
- スコットの適応身長(対応サイズ)を教えてください
-
身長目安としてはXXSは155~165cm、XSは160~170cm、Sは165~175cm、Mは170~180cm、Lは175~185cmです。
ベスト身長は範囲の中央値ですが、胴、足、腕の長さによっても適正値は変化します。購入の際には店舗などでフィッティングするのがおすすめです。
スポーツバイク専門店ワイズロードでは独自サービス「バイオレーサーライト」を用いて骨格を計測し、ベストサイズをご案内しますのでぜひご相談ください。
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特にカーボンロードバイクの軽量性と空力性能は高く、レースの世界でも表彰台の中央をとる活躍により証明されています。