
トレック(TREK)のロードバイクおすすめ16選|ドマーネやマドンの特徴を専門店が解説
トレックはアメリカの大手スポーツバイクブランドです。癖のない乗り心地で初心者から上級者にまで人気があります。
ロードバイクでは快適性の高いDomane(ドマーネ) 、軽さと速さが魅力のEmonda(エモンダ) 、高性能エアロロードのMadone(マドン) などが展開され、乗り方にあわせて選べるのが魅力です。
中でもおすすめのロードバイクを専門店スタッフが厳選しました。選び方や各モデルの特徴解説もしていますので参考にしてみてください。
監修

田渕喬介:ワイズロード 新橋店店長
学生時代から北海道や沖縄、しまなみ街道などに行ったりと、ツーリングを中心にスポーツバイクを楽しんでおり、ワイズロードに入社後は折りたたみ自転車を複数購入。
やはりツーリングをメインに自転車のカスタムや楽しみ方をお客様にお伝えしています。
ツーリング経験を基にしたアイテムのコースのご案内や、小径車・折り畳みのカスタムに関するご案内はお任せください!
目次
トレックは世界で人気のブランド
1976年に創業されたアメリカの大手スポーツバイクブランドです。
安価な街乗り向けのロードバイクから最先端の技術を惜しみなく使いプロ選手へ勝利をもたらすレーシングモデルまで幅広くラインナップされています。
さらに全体的にクセが無いため万人受けしやすく、初心者の方はもちろん中・上級者の方にもおすすめです。
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トレックはウェアやパーツなどを手掛けるブランド「Bontrager(ボントレガー)」も展開しています。トレックのロードバイクと相性がよいだけでなく、スタイリッシュなデザインが多いため他ブランドのロードバイク乗りにも人気があります。
トレックの評判や印象

ブランドとして非常に人気が高く、車体だけでなくアパレルもトレックで揃えられるのも魅力です。
パーツではBONTRAGERの製品と合わせることによりメーカーが考えている最大限の性能が発揮できます。
モデル紹介
Domane(ドマーネ)の特徴
パヴェ(石畳)を最速で快適に走るために開発されたロードバイクがDomane(ドマーネ)です。長距離と硬めのガタガタ道が得意で、スピードはそこそこに快適性を重視する乗り方に向いています。
- 乗りやすく疲れにくい
比較的乗り心地が良く、長距離での疲労を抑えるため深すぎない前傾姿勢を保てるので初めてのロードバイクとしてもおすすめです。 - 10万円台から100万円を超えるモデルまで展開
低価格帯のものはエントリーロードバイクとして街乗りや初めての方に人気です。30万円を超えるミドル以上のモデルはロングライドや長距離レースなど本格的な長距離走行に向いています。
Émonda(エモンダ)の特徴
Emonda(エモンダ)は「軽さ」と「速さ」が魅力のオールラウンドモデルです。小柄な方も高身長の方も扱いやすい車体のため、乗る人を選ばない点も魅力の一つです。初心者、上級者問わずロードバイクらしいスピード感を楽しみたい方に適しています。
- 街乗りからレース、ホビーライドまで適える万能なシリーズ
軽さを生かして登りに強く、さらに空気抵抗を抑えるセミエアロ形状を採用するなどあらゆる路面に対応しています。 - 練度や予算にあわせて選択可能
性能を求めるレーシングバイクとしては安価な20万円台から、トレック史上最速ともいわれる100万超えのハイエンドモデルまでラインナップ豊富です。自分にあわせた一台を見つけることができます。
Madone(マドン)の特徴
Madone(マドン)はロードレース、トライアスロンなど比較的しっかりとスポーツライドをしたい方におすすめのエアロロードバイクです。主に舗装路での平坦なレースで本領を発揮します。
- エアロロードバイクの歴史を作ったシリーズ
トレックの中で最も歴史が長いシリーズで、初代Madoneは空気抵抗を抑えて速度を落とさずに走り続けられ「エアロダイナミクス」という概念を持ち込んだことで有名です。 - 性能を求める人にあわせたラインナップ
あらゆるロードレースで表彰台を目指す人のために、グレードの高い素材やパーツを搭載した80万円台から170万台の高性能モデルを展開しています。

エアロロードは性能重視で快適性は二の次という印象が強いジャンルですが、現在のMadoneは技術を結集し「乗り心地もよいエアロロードバイク」という立ち位置を確立しています。
Checkpoint(チェックポイント)の特徴
トレックのロードバイクの中で最も多用途で万能なのがCheckpoint(チェックポイント)です。オフロードにも対応したグラベルロードバイクというジャンルにあたります。ロードバイク一台で舗装路や砂利道など様々な道を走りたい方や乗り心地を重視する方におすすめです。
- 街から山まで、用途を絞らず楽しめる仕様
悪路でも安定して走れる太めのタイヤを装備しているため、街乗りでもオフロードでも乗り心地良く走れるのは大きな魅力です。また積載量が多くキャンプツーリングなどにも使える拡張性があります。 - 街乗り向けからレース用までフルラインナップ
街乗りやサイクリングに最適な20万円台のエントリーモデルや本格的なオフロードに対応したミドルグレード、グラベルレースに挑める軽量なハイエンドモデルがラインナップされています。
Speed Concept(スピードコンセプト)の特徴
Speed Concept(スピードコンセプト)はトライアスロンやタイムトライアルなどで勝つために産み出されたシリーズです。
高い性能を誇るエアロなカーボントライアスロンバイクで、トレック独自の技術ISO SPEEDを搭載しているので乗り心地も良いです。専用の一体型ベースバーは調整もしやすいため初めてのトライアスロンバイクとしてもおすすめできます。
memo
Iso Speedは衝撃が加わるとポストがしなるトレック独自の技術です。走行感は残したまま乗り心地をよくすることができ、上位モデルに採用される傾向があります。
Domane+(ドマーネ+)の特徴
Domane+(ドマーネ+)はロードバイクタイプのE-bike(電動アシスト自転車)です。快適性が高いDomane(ドマーネ)をもとにしたロングライドに向く設計で、長距離を楽に走りたい方はチェックしてみてください。
シンプルで扱いやすい電動ユニットを搭載しており、内蔵バッテリーの航続距離は最長88kmまで走行可能です。
トレックのロードバイクの選び方
用途にあわせてシリーズを選ぶ
トレックのロードバイクは6シリーズが展開され、それぞれ得意な分野があります。走りたい道や用途からあうものを選びましょう。
- 舗装路メインで乗り心地重視、ロングライドやちょっとした砂利道なども行きたい
→快適性の高いDomane(ドマーネ) - 軽くて速いロードバイクが良い、あらゆるレースを楽しみたい
→軽量オールラウンドモデルのEmonda(エモンダ) - 平坦コースのハイスピードレースに挑戦したい
→エアロ性能に特化したMadone(マドン) - オフロードも走ってみたい
→路面状況を選ばないCheckpoint(チェックポイント) - トライアスロンに挑戦したい
→トライアスロンに特化したSpeed Concept(スピードコンセプト) - 電動で気軽に走りを楽しみたい
→e-bikeのDomane+(ドマーネ)
フレーム素材を選ぶ|アルミ(AL・ALR)、カーボン(SL・SLR)
トレックのロードバイクではアルミとカーボンがフレーム素材に使われています。それぞれ価格やおすすめの用途が異なるため、自分にあったものを選びましょう。
コスパや扱いやすさを重視するならアルミロードバイク|AL、ALR
トレックのアルミロードバイクはモデル名にAL、ALRが付きます。
アルミはロードバイクによく使われる素材で、比較的安くて扱いやすいのが魅力です。コスパを求める方や初めての一台におすすめします。
レースへの挑戦や本格的な使い方をする予定なら、より軽量で走りの質が高いレーシングタイプのALR(Aluminum Racing)を選びましょう。
レースに挑戦するなら性能の高いカーボンロードバイク|SL、SLR
カーボンのフレームを採用したロードバイクにはSL、SLRが冠されます。カーボンは高価ですが軽量かつ素材の特性としてスピードを出しやすいなど性能が高く、ミドルグレード以上に採用されることが多いです。本格使用に向いています。
上位グレードの技術をコスパ良く楽しみたいならSL(Super Light)、レースで1分1秒を争う戦いを目指すならプロも使用するほどの高性能なSLR(Super Light Racing)をおすすめします。
パーツにもこだわるならProがおすすめ
Proはカーボンホイールを標準装備し、さらにBontrager製のパーツを採用するなど統一感のあるトレックの強みを生かしたモデルです。ミドルグレード以上のモデルに展開されています。
高性能かつ軽量なカーボンホイールをコスパ良く手に入れられるため、レースなどスポーツライドを楽しむ予定でゆくゆくグレードアップしたくなりそうな方やよりパーツにこだわりたい方にうってつけです。
軽いタッチの電動変速が欲しいならDi2、AXSをチェック
どちらも変速が電動で行える高性能なコンポーネントを採用したモデルです。ミドルグレード以上のモデルに展開されています。
電動変速はアナログに比べて軽く押すだけで変速できるため、疲労を抑えて長距離を走りたい場合やレースで素早く変速を行いたい方に最適です。
- Di2
スポーツバイクのパーツ世界シェア85%を誇る日本のパーツメーカーSHIMANO(シマノ)社が出しているセミワイヤレスのコンポーネント。精度がよく人気です。 - AXS
SRAM(スラム)社が出している完全ワイヤレスのグループセットの名称。Di2に比べてレバーのストロークが短く、よりスイッチを押すような感覚で変速できます。
安価に抑えたい場合はRimを選ぼう
トレックのロードバイクに使われるブレーキはリムブレーキかディスクブレーキのどちらかです。リムブレーキにはモデル名にRim、ディスクブレーキはDiscと表記されます。
ディスクブレーキは主流のため表記されない場合あり
- Rim=リムブレーキ
ディスクブレーキに比べると制動力は劣りますが、安くてメンテナンスがしやすいです。 - Disc=ディスクブレーキ
トレックでは主流のブレーキシステムです。高価ですが制動力が高いなど全体的な性能が良く、さらに水濡れに強いため通勤中の急な雨などでも安心できます。
同じフレームでも価格を抑えたい方はリムブレーキモデルを、性能を求める方以外にも長く乗り続けるなら主流のディスクブレーキがおすすめです。
グレードは数字をチェック
トレックのモデル名にはシリーズ名、素材名(SL等)とあわせてグレードを表す数字が記載されています。数字が大きくなるほどコンポーネントなどパーツの性能が良くなります。
例:Emonda SLの場合
モデル名 | グレード | 価格 |
---|---|---|
Emonda SL 7 | 高 | 798,600円 |
Emonda SL 6 | ↕ | 630,190円 |
Emonda SL 5 | 低 | 398,200円 |
基本的にグレードが高いと走りの質が良く、速さや軽さが優れているなど本格使用向けです。レースなどスポーツライドをする方はもちろん、趣味としてしっかり楽しんでいきたいという方は予算に応じて高いグレードを選んでおくとよいでしょう。
memo:Genに続く数字は世代数
一部モデルにある「Domane AL 2 Gen 3」などGen(Generation)に続く数字は世代数を表しています。たとえばGen 3は第3世代という意味です。価格を抑えてロードバイクを手に入れたいなら旧世代を、最新技術をなら新しいものを選ぶとよいでしょう。

迷ったときはじっくり試乗したいところですが、なかなかそのような機会は少ないです。ある程度イメージが固まりましたら専門店スタッフに「どちらが自分の乗り方にあっているかなどを相談してみてください。
スポーツバイク専門店ワイズロードでは店舗のほか、チャットでもご相談いただけます。ぜひご活用ください。
トレックのおすすめロードバイク16選
街乗りや初めての一台におすすめのロードバイク3選
ロングライドにおすすめのロードバイク3選
初めてのレース用におすすめのロードバイク3選
本格的なロードレースにおすすめの高性能ロードバイク4選
あらゆるレースに挑戦したい方は
トライアスロンレース向き
Speed Concept SLR 9 AXS

ブランド | TREK |
価格 | 1,979,890円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
オフロードにおすすめのロードバイク2選
トレックのおすすめe-bike(電動ロードバイク)1選
Domane+ SLR 9

ブランド | TREK |
価格 | 1,800,000円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
Domane+ SLR 7

ブランド | TREK |
価格 | 1,500,000円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
トレックのロードバイクは店舗購入のみ
トレックのロードバイクはトレック正規販売店の店頭での受け取りに限り購入できます。通販では購入できません。
スポーツバイク専門店ワイズロードはトレック正規販売店です。公式通販ワイズロードオンラインでは店舗の在庫を確認またはネットで注文してから店舗で受け取ることができます。
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まとめ|トレックはかっこよくて誰にでもおすすめできる人気のブランド!
トレックは誰にでも乗り易い懐の広さがあり、初めての方にも上級者の方にもおすすめのブランドです。
さらにBONTRAGERでパーツからアパレルまで揃えられるなど統一感が出せるのも魅力でしょう。
お気に入りの一台を見つけて走りを楽しんでみてください。
トレックのロードバイクのよくあるQ&A
- ロードバイクのサイズの選び方は?
- ロードバイクはサイズが細かく、特にトレックの場合2cm刻みでフレームサイズのラインナップがあります。
大まかには身長から類推してサイズの当たりをつけることはできますが、同じ身長でも手足の長さによってワンサイズ変わることもありますので、身体測定の出来るショップで計測してもらうのが最適です。
車体には必要最小限とのものしか付属しておらず、一般的に乗り出すに当たってはペダル、ライト、鍵、空気入れ、ヘルメットなどを用意する必要があります。
他にもウェアや、ビンディングシューズなどあると便利です。
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