【専門店が紹介】初心者向けロードバイクの選び方とおすすめ9選
ドロップハンドルが特徴的なロードバイクは速く走ることが得意なスポーツサイクルです。
10万円前後から200万円ほどまで価格に開きがありるため、スペックや用途に合わせて選ぶことが大切になります。
この記事では、最初の1台におすすめのロードバイクを街乗りやレースなど用途別に紹介しています。
選ぶときのポイントも掲載しているので、ロードバイク初心者は必見です。
目次
ロードバイクとは長距離走行向けのスポーツ自転車
舗装路でレースをしたり、快適に長距離を走ることに特化した自転車です。
実用性より速く走ることが重視されており、軽いサイクリングからロングライド、本格的なレースまで幅広い用途で活躍します。
ロードバイクの特徴
- ハンドル…下向きに曲がったドロップハンドル
- ギア…手元で変速ができるタイプの16〜24段変速が主流
- タイヤ…細めの20o〜35o
- 乗車姿勢…前傾姿勢
ロードバイクの速度と乗り心地
ロードバイクの速さは平均20~30km/hほどです。もちろん乗り慣れればそれ以上のスピードを出すことも可能です。
前傾姿勢になり、ペダルを下に踏み込みというより後ろに蹴りだすようにして漕ぐことで、足への負担を減らしより長くより速く走れます。
ロードバイクとクロスバイクの違いはスペックと用途にあり
クロスバイクとの大きな違いは価格に表れています。
クロスバイクが5万円〜10万円程度なのに対して、ロードバイクは10万円〜200万円と高価格帯です。
より速く走ることに適した軽量で精度の高いパーツを採用しており、クロスバイクより軽やかに走ることができます。
一方でキックスタンドやカゴなどが取付け出来ないものが多いため、通勤や街乗りには不向きです。
軽快な走りを楽しみたい場合はロードバイク、通勤などの普段使いや費用を抑えたい場合はクロスバイクがそれぞれ適しています。
初心者向けのロードバイクの選び方|サイズ・価格・スペックに注目
ここからは、ロードバイクを選ぶ際に大切なポイントを4つ紹介いたします。
ロードバイクの選び方@ サイズ選びは店舗での計測がおすすめ
一番大事なのはサイズ選びです。ロードバイクは各身長に合わせたサイズがあります。
サイズの合わない自転車に乗るとケガの原因や身体を痛める原因になることがあるため、身長に適したサイズを選びましょう。
オンラインサイトで購入する場合は、**「身長○○〜○○p」のように記載されている適応身長(適正身長)**を参考にしてみてください。
適応身長とは安全に載ることができるおおよその適正サイズです。
可能であれば、実店舗で実際に測ったり試乗したりすることをおすすめします。
より体にフィットするサイズを選ぶことで、より高いパフォーマンスが望めます。
当社ではバイオレーサーライトを使用した体格測定サービスを提供しており、15分程でお客様の最適なサイズを測定可能です。
乗りたい車種が決まったらぜひ当社の店舗までお越しください。
ロードバイクの選び方A 初心者におすすめの価格帯は10万円から
大手の有名ブランドのロードバイクの価格帯は10万円〜200万円です。幅広いラインナップの中から用途と予算に合わせて選ぶことができます。
街乗りであれば10〜25万円程度、レースも視野に入れているのであれば30万円〜を目安に選んでみてください。
それぞれアルミフレーム、カーボンフレームが購入できる価格帯です。
アルミフレームは比較的安価で丈夫なので初心者でも扱いやすく、街乗りやサイクリングにおすすめです。
一方レースでは軽量で適度に剛性があるカーボンフレームに人気があるので、レースを見据えている場合は検討してみてください。
アルミフレーム | カーボンフレーム | |
---|---|---|
価格帯 | 10万円〜30万円 | 30万円〜200万円 |
特徴 | 比較的安価で丈夫 | 軽量で適度な剛性 |
用途 | 街乗り・サイクリング向け | レース向け |
ロードバイクの選び方B 用途に合うスペックを選ぶ
用途に合うスペックを選ぶことは、不便を解消するだけでなく適切な予算に繋がります。
主な用途が街乗りやサイクリングであれば、8段変速とキャリパーブレーキを採用した車種で十分快適に走れます。
人気のパーツメーカー「SHIMANO(シマノ)」ではCLARIS(クラリス)がおすすめです。
レースも視野に入れるなら、10段変速と油圧ディスクブレーキを採用した車種を検討してみてください。
SHIMANO(シマノ)においてはTiagra(ティアグラ)以上のグレードをみておくといいでしょう。
ギアの段数が多ければ多いほど場面にあったギアが選べるのでさらに快適になります。
街乗り・サイクリング向けスペック
- 8段変速
- キャリパーブレーキ
- シマノ製コンポーネントならCLARIS(クラリス)
レース向けスペック
- 10段変速
- 油圧ディスクブレーキ
- シマノ製コンポーネントならTiagra(ティアグラ)以上
ロードバイクの選び方C 好みの見た目を選ぶ
安全に快適に走れることはもちろん大事ですが、何よりも見た目が気に入ったものを選ぶことが買ってから後悔しないための秘訣です。
見た目が好みだと走るモチベーションになったり、愛着が沸いてより大切に乗ることができます。
自転車は一度手に入れたら長く乗れるものだからこそ、お気に入りの一台を探してみてください。
ロードバイクと一緒に揃えたいアイテム11点
ロードバイクはペダルやライトなど公道を走るうえで必須なアイテムが付属していないことが多いので、車体と併せて揃えることをおすすめします。
目安として車体+3万円程度の予算をみておくといいでしょう。
またサイクリングをより快適に、より安心して楽しむためのアイテムも紹介いたします。
▶ロードバイクと併せて揃えたいマストアイテム
- ペダル(2,000円〜5,000円程度)
- ライト(3,000円〜10,000円程度)
- ベル(1,000円前後)
- ヘルメット(1万円〜3万円程度)
▶安心して乗るための推奨アイテム
- 鍵(2,000円~5,000円程度)
- パンク修理道具
- ツールケースまたはサドルバッグ
▶サイクリングを快適に楽しくするアイテム
- サイクリングウェア
- サイクルコンピューター
- 飲料用ボトル(サイクルボトルなど)
- ボトルケージ
ロードバイクの定番メーカー5選
初めての1台から上級者向けまで、多くの方にフィットしやすいラインナップを揃えたおすすめのロードバイクメーカーを紹介します。
BIANCHI
1885年創業の、現存するブランドのなかで最古と言われる歴史を持つイタリアのスポーツバイクブランドです。本格レース仕様モデルから日常使いに最適なモデル、他サイクルアパレルなど幅広くラインナップしています。
TREK
アメリカのウィスコンシン州ウォータールーに本社と工場を置く、世界最大規模の自転車製造・販売メーカーです。
Cannondale
1971年創業のアメリカの自転車メーカーです。独創性に溢れ、より軽く、より速く、より快適に走るための製品を生産し続ける世界トップブランドです。
Giant
1972年に台湾で創業。現在のバイクに多く採用される「スローピングフレーム」の量産型を先駆けて開発し、また他社のOEM生産もしている自転車メーカーです。
PINARELLO
イタリアのヴェネト州トレヴィーゾで1952年に創業、ジロ、フランス、ヴェルタの3大ツール(自転車レース)で総合優勝30回を数える自転車ブランドです。
【最初の1台に】初心者におすすめのエントリーロードバイク3選
【通勤やサイクリングに】街乗りにおすすめのロードバイク3選
【長距離から本格ライドまで】高コスパのおすすめロードバイク3選
まとめ|楽しみを広げるロードバイクを見つけよう
一人で走っても、友達や仲間とで走っても楽しいのがロードバイクです。
熟練度や用途に合わせて、車体を買い替えたり自分好みにカスタムしたりして楽しみの幅を広げることができます。
サイズや選び方に悩んだら、ぜひお近くのワイズロードの店舗にお越しください。
知識と経験に富んだスタッフがお客様のロードバイク探しをお手伝いいたします。
お気に入りの愛車を見つけて、楽しいサイクルライフを始めましょう。
初めてのロードバイクに関するQ&A
- ロードバイクに乗るとお尻が痛くなるのは本当?対策は?
- お尻のポジションが適切でなかったり、お尻とサドルの相性が悪かったりするとお尻が痛くなる場合があります。ポジションが合わない場合は、適切なサドル高に合わせたり、サドルが傾いていたら水平に直すことで解決する場合があります。ポジションに問題がなく痛みが直らない場合は、お尻の形や乗車姿勢などに適したサドルへの交換を検討してみてください。
- 正しい乗車姿勢とは?
- 上半身は軽く曲げ、腕をリラックスした姿勢を意識してみてください。腕を突っ張ったり背中が伸びたり、サドルを上げすぎたりすると身体を痛めてしまう可能性があります。サドルのポジションは、ペダルを一番下にした状態で足を掛けたときに足が少し曲がっている状態が理想的です。正しい姿勢か確認したい場合は、お近くのワイズロードの店舗にお越しください。お使いのロードバイクが適切なサイズか、正しい乗車姿勢になっているかをお調べいたします。
- 日常的なメンテナンス内容と頻度は?
- 定期的な空気入れと、チェーンの洗浄、注油を行うことで長持ちします。空気は最低でも週1回のペースで入れるとパンクのリスクを軽減できます。チェーンの洗浄は月に1,2回程度、注油は出来れば週1回空気を入れるタイミングで一緒に行うと手間が減ります。またボディに汚れが着いたらできるだけ早めに落としてあげてください。早ければ早いほど汚れが落ちやすいので、長くきれいな状態を保てます。
- 出先でパンクしたときの対処法は?
- ロードバイクは一般的なママチャリやクロスバイクなどと比べてタイヤが細いため、パンクのリスクが高いです。出先でパンクしたときのために、交換用チューブや空気入れなどの修理セットを常備しましょう。万が一パンクしてしまった場合は、タイヤに異物が挟まっていないのチェックしつつ中のチューブを交換しましょう。
- スポーツバイク1台目にロードバイクは選ばないほうがいい?
- 一台目のスポーツバイクにロードバイクを選んでいただいても問題はありません。乗車姿勢や乗り降りに慣れは必要ですが、スポーツバイクの楽しさを味わうことができます。
- 車道を走るのが怖い場合の対策は?
- 自転車は軽車両ですので、車道を走るのが原則です。特にスピードが出やすいので、万が一歩行者と接触すると相手に大きな怪我を追わせかねません。周囲の車両にも気を配りながら走行しましょう。車との並走が怖い場合は、サイクリングロードや自転車専用レーンのある道で楽しむことをおすすめします。