ディスクブレーキとは？特徴やおすすめの搭載スポーツバイクを紹介

ディスクブレーキはマウンテンバイクをはじめロードバイクやクロスバイクにまで、近年幅広く採用されているブレーキです。
この記事ではディスクブレーキの良し悪しや簡単なメカニズム、ディスクブレーキを搭載したおすすめの自転車を紹介しています。

ディスクブレーキとは制動力の高い主流のブレーキシステム

ディスクブレーキは車輪中心部に取り付けられたディスクローター（金属製の薄い円盤）を挟む事でブレーキをかけるシステムです。
他のブレーキと比べて効きが良く、車やバイク等でも使われています。
自転車ではマウンテンバイクから使われ始め、今ではロードバイクやクロスバイク等、様々なジャンルの自転車で採用される主流のブレーキです。
かつてはマウンテンバイクや、シクロクロス、ランドナー等で使われていたカンチブレーキも、現在ではほとんどがディスクブレーキに置き換えられています。

ディスクブレーキのメリットは効きの良さ

効きの良さとコントロール性の高さがディスクブレーキの一番のメリットです。
単に効きが良いだけでは急にブレーキをかけたとき車輪がロックしてしまいスリップや転倒の危険がありますが、ディスクブレーキは細やかなコントロールが利くためロックされる心配が少ないです。
また、濡れた際も晴れているときの効き具合とほとんど変化が少ない事もあり、雨の日でも安心して使う事が出来ます。

ディスクブレーキのデメリットはメンテナンスのしにくさ

一方で自宅での整備はハードルが高いところが弱点です。
知識と技術が必要な上、特に油圧式の場合は必要な専用工具も多くなります。
またパッド等の消耗具合が分かりにくいため、こまめな点検が必要です。

ディスクブレーキの種類｜油圧式とメカニカル式(機械式)

油圧式とメカニカル式はブレーキを動かす仕組みに違いがあり、油圧式の方が上位グレードです。
油圧式は、レバーからキャリパー（ブレーキ本体）までがホースで繋がっており、内部を満たすフルード（専用の液体）の圧力によりブレーキを動かします。
対して機械式は、レバーからキャリパーまでがワイヤーで繋がっており、そのワイヤーを引っ張る事でブレーキを動かします。
機械式は動かす際にワイヤーによる物理的な抵抗があるのに対し、油圧式は液体のためそのような抵抗がありません。
また油圧式の方が軽い力でブレーキをかけることが可能なため、制動力やコントロール性が機械式より高いところも特徴です。

ディスクブレーキの価格の目安

ディスクブレーキ採用とＶブレーキ採用のクロスバイクの価格差は？

メーカーやモデルにより大きな差はありますが、目安の価格差は1~3万円です。
Vブレーキ採用モデルはおおよそ6万円台からに対し、ディスクブレーキ採用モデルは7万円台からラインナップされる傾向があります。

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ディスクブレーキ採用とキャリパーブレーキ採用のロードバイクの価格差は？

ロードバイクもメーカーやモデルにより大きな差はありますが、目安の価格差は5~10万円です。
キャリパーブレーキ採用モデルは10万円前後から、ディスクブレーキ採用モデルは16万円前後からラインナップされています。

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ディスクブレーキ採用の初心者におすすめクロスバイク1選

ディスクブレーキ採用の初心者におすすめロードバイク2選

ディスクブレーキ採用の初心者におすすめマウンテンバイク3選

少ない力でしっかり止まるにはディスクブレーキがおすすめ

制動力の高いディスクブレーキなら、比較的軽い力でしっかり止まるので握力や咄嗟の対応に不安がある方でも安心して走れます。
例えばロードバイクで山などを登った後は数十分かけて下るような場合がありますが、握力に自身のない方や特に女性ですと、ブレーキをしっかり握り続けることができずスピードが出すぎて怖い思いをすることも少なくありません。
また、突然の雨に降られても制動力の落ちにくいディスクブレーキならしっかり止まれます。
これらの不安がある方や雨の日にも乗る方、信頼できる制動力を求める方にディスクブレーキ搭載モデルはおすすめです。

ワイズロードではディスクブレーキ搭載モデルをはじめ、スポーツバイクを種類豊富に取り揃えています。
スポーツバイク選びに悩んだらぜひ一度ご相談にお越しください。

ディスクブレーキについてのQ&A

Ｖブレーキやキャリパーブレーキのモデルを購入後、ディスクブレーキに付け替えることは可能？

基本的には付け替えできません。フレームにブレーキを取り付ける台座が必要だったり、ディスクブレーキのモデルは車輪取り付け部分の規格が他のブレーキとは違ったりするため、完全に別物と考えると良いでしょう。

自分で修理はできる？

不可能ではありませんがおすすめは出来ません。ディスクブレーキの修理や整備は、自転車の中でも特に専門の知識と技術が必要になります。乗り物において、ブレーキは最も重要な物です。自転車も軽車両として公道を走る以上、安全性が大切であり、乗り手には安全を確保する義務があります。安心して自転車を楽しむためにも、修理や取り付け作業は信頼できるプロにお任せ下さい。