
ロードバイクフレームのおすすめ12選。種類や選び方も解説
ロードバイクのフレームはアルミ、カーボン、クロモリといった素材のほかに、エアロやエンデュランスといった形状の種類の違いもあり一見複雑です。
その中から自分にぴったりのフレームを見つけるには、それぞれの乗り味や得意な用途をしっかり理解しておくのがポイント。
この記事では専門店スタッフがロードバイクフレームに使われる素材と形状の種類を解説します。
またフレームの選び方やおすすめのロードバイクフレームも厳選しました。
理想のフレームを見つける参考にしてみてください。
目次
ロードバイクフレームの素材は主に3つ|アルミ、カーボン、スチール(クロモリ)
ロードバイクフレームの素材は主にアルミ、カーボン、スチール(クロモリ)の3種類です。
素材は価格や乗り心地、スピードの出やすさにも違いがでます。それぞれの特徴を踏まえて自分に合うものを選びましょう。
アルミフレームの特徴|安価でコスパが良い
乗り心地や軽さ、安さのバランスが良く、現代のロードバイクで最も使われています。
アルミフレームは平均10万円~と安価なため、初めての1台や取り回しの良い車体を探している方に最適です。
アルミフレームのメリットとデメリット
メリット |
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デメリット |
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カーボンフレームの特徴|高性能でレース向き
カーボンフレームは圧倒的な軽さと高出力のパワーにも対応できる強靭さが魅力です。
その性能の良さからロードバイクに最適な素材といわれ、現在レースで活躍するロードバイクはほぼすべてカーボンフレームを採用しています。
軽く速く走りたい方やレースに挑戦してみたい方に最適です。
またメーカーが思い描く機能性やデザイン性を形にしたものが多いので見た目にこだわりたい方にも人気があります。
カーボンフレームのメリットとデメリット
メリット |
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デメリット |
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「レースにはカーボン」と言われますが、最近ではアルミの技術開発が進み、カーボンフレームと遜色ない性能を発揮する競技向けのアルミフレームも出てきています。
迷ったら予算や見た目の好みで選ぶのもありです。
スチール(クロモリ)フレームの特徴|頑丈で乗り心地が良い
スチールフレームは昔ながらの素材で、鉄に金属類などを添加した鋼を使用しています。
一般的にアルミやカーボンよりも丈夫で衝撃吸収力が高く、しなるような優しい乗り心地が魅力です。
快適で気持ちのいい乗り心地を求める方や、レトロで華奢な見た目を好む方におすすめします。
スチール(クロモリ)フレームのメリットとデメリット
メリット |
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デメリット |
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スチールとクロモリの違いは?
クロモリはスチールの一種で、鉄にクロムやモリブデンが少量添加されたものです。鉄単体より強度が高く錆びにくいため上質なスチールにあたります。
スチールはクロモリのほかに、「ニオブ鋼」や「ハイテン鋼」など様々な種類を含みます。
多少の差異はあるもののスチール特有の乗り心地や魅力を持つことに変わりなく、アルミやカーボンにはない乗り味を楽しめます。
- 専門店スタッフおすすめのロードフレームを見る
ロードバイクフレームの種類は大きく5つ
ロードバイクのフレームは形状によって種類が分けられます。主に5種類です。
それぞれ得意分野がありますので、使い方にあわせて選びましょう。
ロードバイクフレームの種類5つ
- ヒルクライムモデル【軽量で登坂に強い】
- エンデュランスモデル【長距離向け】
- エアロロードモデル【空気抵抗を減らしてハイスピードに】
- グラベルロードモデル【オフロードを楽しむ】
- オールラウンドモデル【なんでもこなせる】
種類1.ヒルクライムフレーム【軽量で登坂に強い】
ヒルクライムモデルは山での登坂を得意とするフレームです。
軽さを重視し、余計な機能はついていないことが多く、ほかのモデルに比べて振動吸収力は控えめな傾向があります。
軽いため山に限らずあらゆる場面で活躍します。
ヒルクライムに挑戦したい場合はもちろん、軽さを求める方や坂を楽に上りたい方にもおすすめです。
種類2.エンデュランスフレーム【長距離を快適に走る】
エンデュランスモデルは長距離を楽に速く走るのに向いています。
ハンドルが高く楽な姿勢を保てたり、衝撃吸収力が高い構造だったりと快適性重視で疲れにくい設計が特徴です。
またバッグや泥除けが取りつけできるモデルが多くツーリング向けの車体が多く展開されています。
スピード感のあるサイクリングや自転車旅を楽しみたい方はエンデュランスフレームがおすすめです。

エンデュランスフレームは特性上、車体重量が重くヒルクライムフレームなどに比べて速度が出にくい傾向があります。
ホイールやタイヤによって走りの質を高めることができますので、速さを求める方はこだわってみてください。
種類3.エアロフレーム【空気抵抗を減らしてハイスピードに】
エアロロードフレームは平地の高速巡行が得意なモデルです。
風にあたる前面部分の面積を小さくすることで、スピード走行の大敵である風の抵抗を最小限に抑えています。
基本的に複雑な加工を施したり軽量性を保つようカーボン素材が使われたりと高価ですが、その分高性能です。
ロードレースやトライアスロンなど平地でのハイスピードレースに挑戦したい方におすすめします。

以前は空力性能に特化するため乗り心地を犠牲にしているものも多かったですが、最近では快適性を考慮したモデルも展開されているため選択の幅が広くなっています。
種類4.グラベルフレーム【オフロードを楽しむ】
オフロードに特化したロードバイク「グラベルロードバイク」のフレームです。
前傾になりすぎない乗車姿勢と衝撃吸収力の高さが特徴で、ちょっとした段差や砂利道などでも安定して快適に走れる構造になっています。
舗装路も未舗装路も楽しみたい方におすすめです。
バッグや泥除けなどが取付できてツーリングに向いています。
40C前後の極太タイヤが取り付け可能だったり、フレームが頑丈だったりとエンデュランスフレームよりも荒れた道や安定した走りを楽しむ旅に最適です。
種類5.オールラウンドフレーム【なんでもこなせる】
用途に特化したモデルと違い、全体のバランスを重視したものをオールラウンドモデルといいます。
平地から山までこなせる走行性と快適性を兼ね備えたマルチに使える一台です。
初心者はもちろん、1台でロードバイクを遊び尽くしたい場合や様々なレースに挑戦したい方はこちらをおすすめします。
- 専門店スタッフおすすめのロードフレームを見る
ロードバイクフレームを選ぶ時のポイント
ロードバイクフレームの選び方と失敗しないためのポイントを解説します。
買ってから後悔しないためにもしっかりおさえておきましょう。
選ぶポイント1.用途や今の不満を明確にしておく
ロードバイクフレームを選ぶときには、どのように走りたいかを想像することが重要です。
自分の用途にあわないフレームを選ぶと思うように走れなかったり最大限の力を発揮できなかったりと後悔につながります。
「ツーリングをしたい」「ロードレースに挑戦したい」などロードバイクに乗る目的を考え、最適な素材や種類を選びましょう。
また、すでにロードバイクに乗っている場合は現状の不満や課題とどう解消したいかをしっかりと煮詰めてください。
今あるマイナス面や適えたい走りをサポートしてくれるフレームを選ぶと、納得できる一台に仕上げることができます。
▼ 素材と種類をおさらい
選ぶポイント2.サイズ選びは重要
フレームも完成車同様にサイズがあります。
自分にあわないサイズは身体に負担がかかり疲れやすく痛みが出るなど、走行に支障をきたす可能性も高いです。
身長や手足の長さにあわせて最適なサイズを選びましょう。
メーカーが提示する適応身長も目安になりますが、体格や好みの乗車姿勢によって適切なサイズは異なります。自転車店などプロの目によるフィッティングをおこなうと安心です。
ワイズロードではあなたの骨格からベストサイズを割り出します
スポーツバイク専門店ワイズロードでは独自開発の「BiORACERライト」を使用して骨格を計測し、あなたにあったフレームサイズをご案内します。
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選ぶポイント3.乗せ換えなら互換性をしっかりチェック
現在持っているパーツを流用したい場合は互換性を確認しましょう。
特に最近のロードバイクは変速段数やブレーキなどの規格変更が激しく、パーツとフレームの年代によってはほぼ乗せ替えできないこともあります。
乗せ換えたいパーツがフレームに使用できるかひとつひとつ見極める必要があるため、自転車店のスタッフなど詳しい人に相談するのがおすすめです。
▼ ワイズロードスタッフならチャットで気軽に相談できます
選ぶポイント4.見た目で選ぶのもOK
フレーム選びには見た目も重要です。もちろん用途にあうことも大事ですが、好みの見た目だとモチベーションが上がり楽しく走ることができます。
使いたいパーツとフレームの互換性さえ押さえておけば、見た目で選ぶのも良いでしょう。
自分だけの理想の一台を組み立ててみてください。
アルミロードフレームのおすすめ1選
monte4(モンテクワトロ) フレームセット

ブランド | Wilier(ウィリエール) |
価格 | 132,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
カーボンロードフレームのおすすめ5選
スチール(クロモリ含む)ロードフレームのおすすめ5選
SUPERCORSA(スーパーコルサ) フレームセット

ブランド | CINELLI(チネリ) |
価格 | 385,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
スタッフコメント
- クロモリがロードバイクのメイン素材だった時代にチネリが放ち、現代におけるスチールフレームの基礎を完成させた記念碑的なモデル。
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
NEMO TIG DISC(ネモ ティグ ディスク) フレームセット

ブランド | CINELLI(チネリ) |
価格 | 429,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
スタッフコメント
- スチールフレームを完成形に押し上げたチネリが送る、最新理論でアップデートされたスチールバイク。
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
Gastaldello(ガスタルデッロ) Internal フレームセット

ブランド | Wilier(ウィリエール) |
価格 | 176,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
スタッフコメント
- フルカーボンフォークを採用しオーバーサイズのチュービングを使用したスチールフレーム。滑らかな溶接のフィレットとすっきりとしたシルエットのインターナルの2タイプ。
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
NEO CLASSICO フレームセット

ブランド | DE ROSA(デローザ) |
価格 | 506,000円(税込)/ 日本限定カラー 396,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ |
スタッフコメント
- たとえカーボンの性能を大きく凌ぐフレーム素材が出現しようと、スチールのNEO CLASSICOはDE ROSAのベンチマークとして変わりません。このモデルが「永遠のフラッグシップ」と呼ばれることは、NEO CLASSICOこそがブランドのプライドを凝縮したDE ROSAを象徴するモデルであると考えるからです。
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
CORUM フレームセット

ブランド | DE ROSA(デローザ) |
価格 | 726,000円(税込) |
種類 | オールラウンドモデル |
ブレーキタイプ | リムブレーキ/ディスクブレーキ両モデルあり |
スタッフコメント
- 2019年にフルモデルチェンジを受けたCORUMは、Rynolds853で組み上げられます。そしてフレキシブルなキャラクターは健在で、ディスクブレーキとリムブレーキを選択することができます。特有のバネ感を保ったまま高い負荷をかけても思い通りのライディングを楽しめる様も先代から譲り受けた美点。ディスクブレーキを選べば下りのコーナーでも安定した走りが楽しめます。ワイヤー類の処理も内蔵化されたCORUMは、伝統的なフレーム素材に先進性とモダンな雰囲気を融合させた粋なモデルです。
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
日本最大級のスポーツサイクル専門店
- 人気ブランドからプロ御用達モデルまで国内随一の品揃え
- 適正サイズがわかる!購入前フィッティングサービスあり
- アウトレットなどのお買い得品やセールも随時開催
- 公式通販なら配送受取のほか、送料無料の店舗受取も選べます
人気のメーカー&かっこいいロードフレームをご紹介
BIANCHI(ビアンキ)

世界で一番古いスポーツバイクブランドです。ブランドカラーのチェレステグリーンは年々わずかに変化するので、自分好みの一色を求めるものよいでしょう。
ロードバイクフレームではエアロにこだわったOLTREシリーズが有名です。
CANNONDALE(キャノンデール)
キャノンデールのかっこいいロードフレームといえば?

軽さと空力にこだわったLAB71、カーボン並みの性能を目指して作られたアルミロードフレームCAAD13がおすすめです!
PINARELLO(ピナレロ)

ピナレロはルイヴィトン(LVMH)グループに属し屈指のブランド力を持つイタリアンメーカーです。本格派が選ぶレーシングロードバイクとして人気があります。
ピナレロのかっこいいロードフレームといえば?

DOGMA Fです。あらゆるパフォーマンスを妥協することなく究極のバランスを求めて作られた一台!
LOOK(ルック)

ルックはカーボンフレームが得意なフランスの老舗スポーツバイクブランド。実走派も憧れるハイクラスなロードバイクフレームが主なラインナップです。
ルックのかっこいいロードフレームといえば?

795 BLADE RS(795 ブレード RS)は見た目はもちろん、踏み込む力を余すことなく加速力に変える効率の良い走りができると人気があります。
CERVELO(サーベロ)

「すべてがハイエンドバイク」と謳うサーベロはミドルグレードの価格帯でも妥協なく、プロ選手に選ばれるなど高性能なロードバイクをラインナップしています。
サーベロのかっこいいロードフレームといえば?

サーベロで人気のフレームといえばS5。エアロダイナミクス性能他社と比べても目を見張るほどで、グランツールを制覇した実績を持つ名のあるフレームです。
DE ROSA(デローザ)

デローザは「神の手を持つ男」と呼ばれる職人が興したイタリアのスポーツバイクブランドです。実走派も認める性能と男女問わず惹きつけられるトレードマークのハートが特徴。
デローザのかっこいいロードフレームといえば?

デローザの乗り味をリーズナブルに味わえる838がおすすめです!
BRIDGESTONE/ANCHOR(ブリヂストン/アンカー)

アンカーは日本のタイヤメーカー「ブリヂストン」が作り上げるスポーツバイクブランド。日本人向けのジオメトリが魅力です。
ブリヂストン/アンカーのかっこいいロードフレームといえば?

世界を制したトラックレースバイクの空力性能からヒントを得て作られたロードバイクRP9です。日本人向けだからこその乗り心地と本場ヨーロッパブランドにも引けを取らない性能に驚きます。
CIPOLLINI(チポッリーニ)

チポッリーニはカーボンレーシングロードバイクを展開するイタリアのブランドです。
イタリアの技術力と、ロードレースで活躍したイタリアのスーパースター「マリオ=チポッリーニ」の経験が生きるラインナップが特徴。
チポッリーニのかっこいいロードフレームといえば?

ロードフレームAD.ONEです。
ロードレースに最適な操作性や驚異のパワー伝達性など性能も魅力ですが、イタリアンデザインの機能美にも惹かれます。
カラーオーダーもでき、自分だけの一台を作り上げられるのでおすすめです。
まとめ|自分にぴったりのフレームで理想の一台を作り上げよう
フレームから組み上げるバラ完は、乗り心地もポジションも自分にぴったりのロードバイクを手に入れることができます。
使いたい用途や今の不満にあうフレームを見つけて、自分の思う走りを楽しんでみてください。
初めての組み立てなら専門店にチャット相談してみよう
バラ完は細かなヒアリングが理想の一台につながります。迷ったときにはぜひ専門知識を持った店舗に相談しましょう。
スポーツバイク専門店Y'sRoadは実店舗のほか、チャット相談やビデオ相談などオンラインでもご相談いただけます。
知識も経験も豊富なスタッフがご対応しますので、お気軽にご利用ください。
ロードフレームに関するよくあるQ&A
- フレームセットとは?
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フレームセットは、メインフレームにフロントフォーク、ヘッドパーツ、シートピラーなどのフレーム構成部品がセットになったものをいいます。乗れる状態にする場合は、ギア周り、ブレーキ周り、ハンドル周り、サドル、ホイールタイヤなどを別途揃えてください。
▼ コツはこちらでもご紹介しています
バラ完(フレームからの自転車組み立て)| Y'sRoad ワイズロード|
- ロードバイクのフレーム重量は気にしたほうがいい?
- ロードバイクのフレーム重量はあくまでおおよその目安程度にとらえておきましょう。車体全体に占めるフレームの重量はわずかなうえ、無理なフレームの軽量化は性能を引き換えにしていることも多いです。また、近年では状況次第では登りであっても軽さより空気抵抗を低減させるほうが効果的ともいわれています。軽さだけを求めるのではなく、性能も重視しておくのがおすすめです。
- ロードバイクフレームを中古で買う時の注意点は?
- フレームは走行時の荷重を全て受け止めている部分ですので、少しでも傷などがあるものは危険な場合があります。どのような使われ方をされていたのかがわからないものはやめておくほうが賢明です。信頼できるところから買うことをおすすめしています。
- 格安のロードバイクフレームを買う時の注意点は?
- ブランド物でも極端に値段が安いフレームは偽物の可能性もあります。正規代理店からご注文ください。
- バラ完するときのパーツ選びのコツ・費用は?
- 大雑把な目安ですが、フレーム代と同じくらい部品代をかけるとバランスの良いものが選べます。フレーム代金X2の費用感で考えておきましょう。
スタッフコメント