3Dプリントサドルってどんなサドル？

サドルは大きく分けて

• シートポストに固定する「レール」
• 全体の土台となる「ベース」
• ベースの上に敷かれる「パッド」

の3層で成り立っています。

このうち、「パッド」は発泡ウレタンに合皮のカバーを被せたものが一般的でした。

これを置き換えたのが3Dプリントサドル！
光で硬化するポリマー素材を格子状に積層し、パッドと表皮の役割を一つの素材でこなします！

3Dプリントサドルのメリットは？

発泡フォームでできたパッドに比べ、3Dプリントのフォームには以下のメリットが挙げられます。

• 快適で痛みが発生しにくい
• 強いグリップ力で安定したポジションへ
• 優れたクッション性なのに軽量
• 通気性がよい

それでは各項目ごとに解説していきます。

快適で痛みが発生しにくい

従来の発泡フォーム製パッドは、場所ごとに硬さを調整するのが困難でした。

3Dプリントパッドは、光でポリマー素材を硬化させてシートを作り、それを格子状に結びつけて作ります。層の編み目の細かさや層の厚み、層と層を結びつける格子の硬さを調整することで、場所ごとに最適な硬さに調整できるのが大きなメリット。

体重を支える部分は踏ん張り、荷重がかかってほしくない部分は柔らかく造ることで、痛みが発生しにくいサドルを作ることができます。

強いグリップ力で安定したポジションへ

パッドであると同時に表皮でもある光硬化性ポリマーは、滑りづらいのも大きな特徴。ペダリング中にお尻の位置がずれにくく、常に安定したポジションを確保できます。

優れたクッション性なのに軽量

発泡フォームは量を増やすと重量が嵩みますが、3Dプリントパッドは厚みの割にそれほど重量が増えないこともメリット。これまでは快適性が犠牲になりがちだった100g台のサドルでも、優れたクッション性を確保できます。

通気性がよい

パッドが格子状になっていること、そのパッド自体が表皮を兼ねていることから、これまでにない通気性も確保できます。レーサーパンツは蒸れから解放され、より快適なライディングが提供されます。

気になる価格帯とおすすめ7選

お気軽に試せる低価格モデル

最新の技術を投入した3Dプリントサドルはどうしても高価になりがちですが、近年では2万円台で入手可能なモデルも出現しています。

各メーカーの技術が光る上位グレード

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