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CANNONDALE CAAD13 ワイズロード限定オリジナルカラー発売!これまでの概念を超越した一つの新しいバイク

アルミロードフレームのパイオニアブランドでもあるキャノンデールの「CAAD13」は、“究極のアルミレーシングバイク”として評され、カーボン製のロードバイクに勝るとも劣らない性能を誇る同社の人気モデルです。軽量、高剛性かつ快適なのはもちろん、各部に翼断面の後端を切り落としたD型エアロ形状を採用し空気抵抗をさらに軽減させています。
この度発売となるワイズロード限定オリジナルカラー「CAAD13 DISC 105 BBQ」は、同社の大人気のクロスバイク「BAD BOY (バッドボーイ)」シリーズなどに採用されているBBQカラーを採用。かねてよりお客様から「CAAD13」のディスクブレーキ仕様にBBQカラーのリクエストが多かったことから、今回ワイズロードオリジナルカラーという形で実現しました。

CANNONDALE CAAD13 DISC 105 BBQをチェック

POINT実走感をお伝えする前にこのバイクのキーポイントをご紹介。

  • 最も軽量で最も洗練された高性能なアルミフレーム
  • 重量はそのままに同等またはそれ以上の剛性
  • 30%以上の空気抵抗削減
  • 一層の快適性向上
  • ディスク仕様ならタイヤ幅最大30mm

インプレッション

異次元の乗り心地。これまでの概念を超越した一つの新しいバイク永平 宏行(ワイズロード本部)

「アルミの神」「カーボンキラー」と呼ばれているCAADシリーズ。その最新作。

CAAD13の本当の性能を知るべく、平坦、緩斜面、パンチーな登坂、ワインディングのダウンヒル。しっかりと試してきた。

「これは…もはや新次元じゃないか!」このCAAD13、びっくりするぐらい癖が無い!
いや、むしろ癖の無さが個性なのか?と思うくらい本当に癖がない。
アルミらしい○○感とか、カーボンに近づいた○○感とか、先入観でそういうワードを思い浮かべながら漕ぎ始めたものの、こちらの想定の枠に収まらない未体験のライドフィールで驚きを隠せない。

類型的な「アルミはこう」「カーボンはこう」って型にはめられない癖の無さ。極めてニュートラル。今までと別次元でアルミとは思えない、未体験の無色透明さ。

誤解の無いように補足すると、ロードバイクに求められる剛性や俊敏性、振動吸収性などを「非常に」高いレベルで満たした上でのニュートラルさ。
レーダーチャートにするとどの項目も満点に近い正五角形になるイメージ。
どの項目もレベルが高いながらも、乗り手に何かを「強いる」ところが無いので、構えることなく自然にその高性能を享受することができる。

アルミを使って、このバランスで味付けできるって本当に凄いなと改めて感じさせられた。フレームの主張が抑えられているので、乗り手のカスタム次第で、レーサーからグラベル、エンデュランス、ツアラーと如何様にも味付けできるだろう。

次に体のセンサーを最大限働かせてキャッチした長所短所をレポートする。

長所:立ち漕ぎのしやすさ

アルミらしさ、そしてディスクロードらしさが顕著に現れているのが立ち漕ぎのしやすさ、動的性能の良さ。
個人的に立ち漕ぎのしやすいバイク=楽しくて気持ち良い、ウキウキしちゃうバイク!という位置づけ。
CAAD13が正にソレ。無駄に立ち漕ぎしたくなる。

この「ダイレクト」なフィーリングはまさにアルミ。
打てば響くフレーム剛性なので、立ち漕ぎでグッとトルクを掛ければ、ほど良い「溜め」を経て嫌なタイミングのギャップなく、意のままにバイクが前に進んで行くのが快感である。
「ダイレクト感」はアルミだけど「溜め」はアルミらしくない。そんな不思議なフレームです。

短所:アンダーステア

ディスクロードの美点が活きるのが峠の下り。
スルーアクスルによる剛性アップで安定感のあるオンザレールのライン取りができるのが常なのだが、CAAD13は弱アンダーステアな傾向である。

体重移動でバイクをパッパッと切り返して、っていうのがちょっと苦手か、意のままにバイクを曲げるなら、少しオーバーアクション気味に体を動かす必要がある。
反面、安定志向ではあるので、ディスクブレーキの制動力を活かして低速で安全に下るならちょうど良いと感じる。
ただしこの評価には多分に自分の好みや慣れが反映されており、クイックな挙動が好きな人でも慣れの範囲だと感じた。更に今回使用したホイールの影響も少なからずあるだろう。したがって決定的な短所ではない。

ペダリングフィール

立ち漕ぎのパートでも書いたが、剛性感と溜め感のバランスが素晴らしい。
3時〜4時のクランク位置で最大トルクを発揮しても良いし、それより少し深追いして4時〜5時まで踏んでも良い、懐の広いペダリングフィールであると感じた。

ペダリングのおいしい領域が長めであり、専門的な言葉で言うのであれば、「スイートスポットの広いフレーム」である。

登坂

単にいつもより頑張った、というのはあるかと思うが、その頑張りに「応える」ポテンシャルがあるのは間違いない。
それはそのはず、同社で軽さを売りにしているカーボンピュアレーシングモデルのスーパーシックスも、ほぼ同じ仕様であるにも関わらず、数百gの差はあるもののほとんどそれに近い重量であるということは、非常に評価の高い点であり、登坂性能に直結する部分である。

スプリント

BBとヘッド、フロントエンドを軸にして、しっかりと加重でき、まず不満は出ないスプリントの剛性感である。

あえて厳しく評価すると、十分に及第点には達しているものの、後半の伸びはカーボンのハイエンドに一歩譲るかな?という感触。

振動吸収性

非常に快適である。アルミバイクは乗り心地がゴツゴツしてて…なんてのはもうとっくの昔の話となった。
そんなアルミバイクのイノベーションをリードしてきたのもキャノンデールのCAADシリーズ。
他社がこぞって真似をしているのも大きく頷ける。

仕組みとしては低い位置に溶接されたドロップドシートステーにより、シートチューブとシートピラーの出代を大きく取ることで、意図的にしなりを大きくし、振動吸収性を向上させている。

振動吸収の仕方もマナーの良い、主張し過ぎない適度なフィーリングで、振動吸収性を向上させるために、ロードバイクで一番大事な剛性を犠牲にしていない。

さりげないけど、すごく良い仕事をしている。
そして繰り返し書いている、ニュートラル感カーボンでもアルミでも無い感は、このマナーの良い振動吸収性も一因だと感じる。カーボンとも、従来のアルミとも違う、得体の知れない見事な乗り心地。

エアロのSYSTEM SIX、軽さのSUPER SIX、ニュートラルで万能なCAAD13、キャノンデールのロードラインナップの中で、こんな立ち位置、住み分けだろうか?
エアロと軽量という機能特化型のリアルレース仕様のカーボンバイク2車種に対して、乗り手の様々な好みに対して全てに高得点の答えを返してくれる、それが最新のCAADなのだと感じた。

リアルレースに限定されない、現在のロードバイクの「遊びの幅(エンデュランス、ツーリング、グラベルetc…)」の広がりを反映しているのだろう。

そして、そんな遊びの幅を許容するのに最適な素材が、軽さ・剛性・コスパ・耐久性のバランスに優れる「アルミ」だったと。

※誤解の無いように書いておきますが、リアルレースにも十二分に応えてくれます。CAADの伝統で下手なカーボンよりよっぽど走ります。

まとめ

  • ザ・ニュートラル!
  • 高次元の万能性!
  • 唯一無二のライドフィール!

色々なバイクを試乗して、購入候補を検討されている方。ぜひCAAD13に乗ってみてください。
目から鱗のライドフィールが味わえることは間違いなし。特にカーボンバイクに候補を絞っている方にこそ、味わってほしいです。

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