苦しい!楽しい!ヒルクライム vol.3 トレーニング編

苦しい!楽しい!ヒルクライム vol.3 トレーニング編
こんな方に読んで欲しい!
  • いざ山に登ってみたけど、うまく走れなかった人
  • 山登りに向けたトレーニング方法が知りたい
  • 練習しやすい環境がどこにあるのかわからない

意気込んで近くの坂に挑んでみたものの、
予想以上に苦しかったですか?
はい。ヒルクライムとは、苦しいものなのです。
でもそんなヒルクライムを
楽しく苦しむ」ための方法があります。

車体と乗り方を見つめなおして、上昇力をアップしましょう!

パーツを見直そう

スポーツバイク初心者の方におススメの、ヒルクライムをラクにするパーツの基本チョイスがこちら。

ビンディングはヒルクライム必須アイテムです

ペダルとシューズをセットで使う「ビンディング」。留め具(クリート)を専用のシューズに取り付け、ペダルに固定(ステップイン)するシステムのことです。
「踏む力」に加えて「引き上げる力」も推進力にできるので、「これを装着して初めてロードバイクが完成する」とまで言われます。
とくにヒルクライム時の効果は絶大なアイテムです。

歩きやすい「MTB用」と安定性の高い「ロード用」に分かれ、使い道から選び分けることができます。

MTB用ペダル

MTB用シューズ

ロード用ペダル

ロード用シューズ

もっと詳しくビンディングのことを知りたい方はこちら!
ビンディングシューズ/ペダルの選び方〜ロードバイク,MTBをもっと楽しもう〜

縁の下の力持ち!意外と大事なソックス

踏んだパワーを自転車に伝える上で、意外と重要なのがソックスです。自転車専用に設計されたソックスは、

  • 靴の中でずれないよう滑り止めがある
  • 不要な足首の動きを抑えペダリングをサポート
  • 着圧効果で血流を改善し、むくみを防ぐ

といった機能でライダーをサポートしてくれます。
快適な走りのために、ソックスも専用のものを使いましょう。

走りを変える最終兵器「ホイール」

様々なパーツの中で、最も走行性能に影響があるパーツ、それがホイールです。
特にヒルクライムでは、外周部が軽く、反応性が高いホイールが効果的。登れなかった坂も、ホイール交換で登れるようになるかも!?

ホイールの選び方はこちらにてご紹介!
ロードバイクホイール大全

ポジションの見直しをしよう

スポーツバイクで一番重要なのは、適正なサイズを選ぶこと。
極端な例ですが、サイズの合っている20万円の自転車と、サイズの合っていない100万円の自転車を乗り比べたら、前者の方が速く快適に走れます。
適正サイズの自転車で最適なポジションを取ることが、速さへの早道です。

体格測定で基本ポジションを出そう

スポーツバイクのポジションは、体格に合わせた基準値を出すところがスタート。感覚で適正な数値を見出すのには何年もかかってしまいます。

ワイズロードでは、「BIORACER」をご提供しています。体格を測定し、そこから独自ノウハウと経験から算出されたデータシートをお出しします。
プロが十数年かけて出したポジションが5分で出せる!と好評のシステムです。

バイオレーサーについて詳しくはこちら!
バイオレーサー

ヒルクライムに合わせたフォームとポジション出し

ヒルクライムでは勾配に合わせてサドルの前の方に座りましょう。平地用のポジションよりもラクに漕ぐことができます。勾配がきつい時ほど前に座りましょう。

ゆっくり登るなら上ハンを握っても良いですが、普通に登るときは「ブラケット」や「ブラケットの先端」がオススメ。

ハンドル

上ハンを持つと勾配に合わせた前傾姿勢が維持しにくく、体が後ろに引っ張られてしまいます。
下を向くと呼吸がしにくくなるのでしっかりと前を向きましょう。

ポジション

登り坂でつらい時は体が後ろに引っ張られ、サドルの後ろに座ってしまいがちです。そんな時ほどフォームを見直し、サドルの前の方に座って立て直してみましょう。

練習にはスマトレがおすすめ

近くにヒルクライムの練習に向いた坂がない…
暑すぎたり、天気が悪くて外を走れない…
そんなときは「スマトレ」ことスマートトレーナーが便利です!

Zwiftなどのバーチャルトレーニングサービスと組み合わせることで、実際のヒルクライムコースに合わせた負荷を再現可能。専用デバイスを組み合わせれば、コースに合わせた斜度も自転車上で再現してくれます。

パワーメーターで出力を管理しよう

漠然と走る状態から脱却し、走力を管理しながら練習したいなら、パワーメーターを装備しましょう!
ライダーの出力を測定できる機材がパワーメーターです。ペダルやクランクなどに組み込まれた製品が発売されており、元のパーツと入れ替え、サイクルコンピューターでデータを表示します。

走る環境に左右される速度ではなく、あなた自身が出している力を測定することで

  • パワーを管理することでオーバーペースを回避できる
  • 目標を数値化することで、練習の強度や内容が明確になる
  • 本番とは違う峠で練習しても、どのぐらいのペースで走れるのかがわかる
  • 感覚的なものを数値化することで、体調の変化やトレーニング成果がみえやすい

といった多くのメリットがあります。
効率的なトレーニングが、最短期間で最速への道を作ります。

サンデーライドで仲間とトレーニングをしよう

楽しく走るモチベーションは、たくさん走る原動力になります。
自転車は一人でも乗れますが、人数が多いともっと楽しめます。一人では気づかない走り方のクセも、集団で走るとわかるもの。

ワイズロードでは、グループライド「サンデーライド」を実施中。
店舗や日付でコースは変わりますが、不定期でイベント対策も開催。お試しヒルクライムからイベントコースの試走までできるかも?