FELT ( フェルト )

FELT ( フェルト ) AR ADV ULT-DI2 ( AR アドバンスド アルテグラ DI2 ) AQUA/TEX 510(適性身長171cm前後)

乗った人は口を揃えて言う「機材ドーピングだ...」レベルのマシン登場です!!!

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ブランド FELT ( フェルト )
商品コード 2021000055164
年式 2021
サイズ 510(適性身長171cm前後)
カラー AQUA / TEX
品番1 9906360
商品区分1 完成車
販売価格
通常価格:965,800円(税込)
→  772,640円(税込)
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■カラー:アクアフレッシュ
■フレーム:フルカーボンUHC ADVANCED+TeXtreme
■フォーク:フルカーボンUHC ADVANCED+TeXtreme
■変速機:SHIMANO R8070
■ホイール:REYNOLDS AR58

インプレッション


遅くもないけど速くもない、アラフィフのおっさんが最新ディスクロードをガチ(おっさん的当社比)でインプレします。

インプレだけじゃなくて、メリット・デメリットや規格の話など「ディスクロードの基礎知識」も紹介しています。

近年の自転車界の一番のイノベーションは、ロードバイクへのディスクブレーキの搭載・普及。


ただディスクブレーキを付けただけではなく、それが引き金になってロードバイクの性能自体が一歩上の次元に引き上げられた点が大きな進歩です。

今回もそんな「ロードバイクの最先端」を脚でジャッジすべく、街から山まで沢山乗り込んできました!



FELT AR ADVANCED ULTEGRA


他社に先駆けてエアロロードを開発してきた「エアロの大家」、FELTが満を持してリリースした最新スペックのエアロロード。


前作のARですら競合よりも未だに優れた空力を持つというのに、それを上回るというのがこのNEW ARです!

【このバイクのキーポイント】

実走感をお伝えする前にこのバイクのキーポイントをご紹介。


・「速いのは当然」を標榜

・前モデル比9.6%の空気抵抗削減

・レースバイクとしての総合性能も向上

・シート周りで2倍以上の柔軟性向上

・高性能カーボン“TeXtreme”使用

「速いのは当然」とは大きく出たな、と思わず根拠のない上から目線の感想を抱くと共に、そう出たからには相当な自信作なんだろうな、と大きな期待も抱きました。


さて、その走りは期待通りなのか否か、200km以上乗り込んで体感してきました!

まずは結論から。


・速い!電動アシストか?!

・体感速度 < メーター速度…+数キロの感覚!

・剛性とそのバランスが絶妙!

・動的性能がエアロの犠牲になってない!

・替えるところ皆無の高コスパ!

どんなポイントがそう感じさせたのか!インプレの全貌がこちら。

・職場〜自宅往復 54km

・自宅から奥武蔵、秩父、名栗へインプレライド174km

エアロロードの真価を確かめるべく、意図的に長距離・丘陵地帯のアップダウン・15分のヒルクライムを盛り込んだコースとしました。


計228kmです。



ポジションを出していざ実走!



【本当に速い!】

とにかく速い!!パッと乗ってちょっと漕いだだけですぐに体感できるレベルの速さ。

各社ハイエンドモデルのエアロロードはどれもパッと乗りで速さが体感できるレベルではあるものの、このAR、競合と比較しても互角かそれ以上の速さを感じさせてくれました!

体感(体で感じているフィジカルの努力感)よりもメーターが表示している速度が速い!このぐらいで踏んでるから、このくらいの速度だよね、ってメーター見るとプラス数km/hくらい速度が出ています。


インプレだから張り切ってる、っていう「インプレプラセボ」じゃあなく、主観ではありますがマイバイクや、他のバイクよりも間違いなく速いと感じました。巡航速度到達までの時間が凄く短いし、巡航維持がとても楽。


流しの25km/hを超えたあたりから急に“加速感”が増して、ぎゅ〜んっと2字曲線的に速度が立ち上がって行く感覚がまるで、電動アシストですか?って思いました。


あっという間に35km/h巡行に到達し、そのままペースが落ちない速度維持性能。エンデュランス〜テンポペース※で踏んで、35〜40km/hでの巡行が容易に維持できるレベルです。※自分のPWRは4w/kg


この速さ、同一条件での比較では無いですが、感覚的には以前試乗したマドン、S5、795 BLADE RS、という当代最速クラスのエアロロードと同等かそれ以上なんじゃないか?と。

つまり「速いのは当然」は、全くその通りでした…。疑ってしまってごめんなさい!!

この日は暴風ではないものの、冬らしくそれなりに風を受けてのライドだったにも関わらず、トランケーテッド・エアフォイル・シェイプ(いわゆるカムテール)のお陰か、風でハンドリングが乱されることが無かったのを付け加えておきます。


【速さ以外はどうなのか?】

速いのは分かった。ただし、いくら速くてもロードバイク、レーシングバイクとしての「動的性能」が劣っていたら直線番長、イーブンペース番長で終わってしまいます。

このAR、速いだけでなくて動的性能も一級品でした。

これだけのエアロ形状にも関わらず、オールラウンドモデルと遜色のないバイクさばきが違和感なくできます。

バイクを振りやすいし、ダンシングも気持ちよく力を乗せられます。

下りのコントロール性能も高く、STRAVAの定峰峠・秩父側の下りセグメントで、それほど気張らず走って8位にランクイン♪ここの下りは、マイバイクだといつも突っ込み過ぎてアンダー出してラインを外す所があるのですが、スルーアクスルとフレーム剛性が相まったバイクのスタビリティのお陰で、全て危なげなくオンザレールでこなせました。

バイクを倒し込んでも一切不安なし。左右コーナーの切り返しもスムーズに決まります。下りの速さには恐らく、空力の良さも効いているのでしょう。空気抵抗は速度の二乗に比例するので、下りの50〜70km/h域ともなると空力は無視できませんからね。


スプリントも空力と剛性のベストマッチで、170kmのライド終盤でもMAXスピードまでグイグイグイ!っと伸びてくれました。


要するに「速いのは当然」=速さ以外も妥協してないよってことですね!!

また、UCIプロチーム「ラリーサイクリング」のメンバーの多くが、マーケティング的な仕込み無しでオールラウンドモデルのFRではなくARを選んだとのこと。

当初FRを選んだライダーも、チーム内の口コミでどんどんARに乗り換えたというエピソードにも納得です!







【ペダリングフィール】



ハイエンドクラスのカッチカチの高剛性ではないけれど、良い塩梅に高めの剛性。ミドルグレードにありがちな生ぬるさはナシ!ロングライド終盤でも脚がフレームに踏み負けない適度な硬さ。味付けが上手い!

バイク全体としては、フロントが硬め、リアが気持ち優しいかな?

(リアが優しく感じるのは後述のリーフスプリングシートポストのお陰もあるかも)

フロントが硬いから力が逃げずにキビキビとスピードが乗ります。トルクを掛けても良いし、ケイデンスを上げても良い。模範的に3時〜4時で踏みやめても良いし、もう少し踏み切っても良い。イージーにペダリングしても、許容範囲の広さで受け止めてくれます。

この「良い塩梅の高剛性」を支えているのは、UHM(Ultra Hybrid Carbon)と呼ばれる高弾性と中弾性のカーボンを適材適所に丁寧に配置したレイアップスケジュール(積層設計)と、自転車業界ではFELTと数社だけが使用するTeXtremeカーボンのお陰なのかもしれません。


【登坂】


58mmというかなりディープな、特別重くも無いけれど決して軽量ではない1730gのホイールを履いているにも関わらず、登坂中にそれをネガとして感じることはありませんでした。同等重量のホイールを履いたバイクでは登坂でそれなりにネガを感じましたが…。ホイール性能か、フレーム性能か。多分両方でしょう!!

むしろ緩斜面では空力の良さで乗せた速度が落ちにくい印象さえありました。

ペダリングフィールの項でも触れましたが、ペダリングスタイルに対する許容範囲が広いので、シッティングでもダンシングでも乗り手のイメージ通りに進ませることができます。

良い塩梅の高めの剛性は登坂でも好印象で、硬さに踏み負けないけれど、物足りなさも感じない、快適なヒルクライムが味わえます。

車重はペダルレスの実測重量で8.35kgと、「アルテ仕様のエアロディスクロード」の標準値内に収まってます。

カリカリのヒルクライムバイクとは戦うステージとキャラが違うので、この重量が重すぎるということはありません。

それに、条件にも依りますが、斜度6%までならエアロロードの方が速い、という他社の技術資料もありますから、これからの時代、あまり重量に神経質になる必要は無いのかもしれません。


【快適性】


先にも書いた通り、硬めのフロントと優しめのリア、という構成なので、リアからの嫌な突き上げ感はありません。

・リーフスプリングシートポストとダンピング・シートポストスリーブの効果なのか。

・フレーム本体のシートステイの剛性コントロールによるものか。

・アッセンブルされていたコンチネンタルGP5000TLのチューブレス効果なのか。

結論、これらが全部効いているかと。

ただし、エンデュランスバイクのような突出した快適性ではなく、いかにも縦に硬そうな見た目の割には及第点、というレベルです。(でも170km走っても不満が無い訳で、及第点は超えてるのかな?)

先代のARは逆に見た目通りに縦に硬いバイクだったそうで、快適性の向上は今回かなり重要な開発テーマだった、という話ですよ。


【コスパとパッケージ】

電動式アルテ+油圧ディスク、レイノルズのAR58にコンチネンタルの5000TL、サドルはショートノーズのディメンション、カーボンエアロハンドル…。この仕様から変える所がありません!



このARの速さなり、動的性能の高さって、フレームの素性の良さはもちろんのこと、FELTの良心的なこのパッケージングに依るところも大きいんじゃないかと思います。特にホイールとタイヤが果たしているウェイトは大きいと見ています。

フレーム性能をフルに活かすために、メーカーが考えるベストな仕様でベストな性能を味わってほしい、という気持ちをこのパッケージングに感じました。コストダウンやプライスタグありきでホイールが犠牲になったバイクが多い中で、ある意味異色の存在。あとからホイール買い替えることを考えたら、総投資額は抑えられるはず。


【まとめ】

・速いのは当然!

・動的性能も文句なし!

・「良い塩梅」に高剛性!

・見た目によらず快適な乗り心地!

・コスパ抜群!


ディスクエアロロードのトレンド全部盛り、かつ性能に妥協無しの高性能レーサー。

もし自分が「自転車始めて3年目です、レース参加とロング練にすげーハマっちゃいました、2台目考えてます!」ってシチュエーションだったらかなり有力な購入候補になりそうです。

非常に良いバイクでした♪

【FELTの「ものづくり」へのこだわり】

「良い塩梅の高剛性」を支えているのは、UHM(Ultra Hybrid Carbon)と呼ばれる高弾性と中弾性のカーボンを適材適所に丁寧に配置したレイアップスケジュールと、自転車業界ではFELTと数社しか使用しないTeXtremeカーボンのお陰なのかもしれません。

スウェーデンのOxeon社が開発したTeXtremeは薄くて軽量、かつ高剛性であるものの、通常のカーボン素材よりもコストアップしてしまうため、他のメーカーはあまり使いたがらないのですが、FELTは性能を優先してこれを採用しています。

※19年のFELT資料より。現在はFACTORも自転車フレームに使用。


大きな目で編まれたのがTeXtremeカーボン

自転車フレームに使っているのは知っている限りでは、FELTとFACTORくらい?部品・用品に使っているのはPROとGIROとか。自転車以外だとPRINCEのラケットでも使っていますね。

カーボンの積層方法(レイアップスケジュール)自体も、他メーカーが通常100工程・10ページの指示書なのに対して、FELTは600工程・60ページと、何と6倍。

重ねるカーボン層の厚みも他メーカーがFAW200g(FAW=Fiber Areal Weight※)に対して、FELTはFAW75g。

※織物の繊維目付。単位面積あたりの繊維の重量(単位:g/u)⇒ https://www.carbonfiber.gr.jp/tech/glossary.html より


同じ厚みで成形するにも、部位ごとに要求される性能に合わせて薄いカーボンを積層することで、きめ細かなチューニングを施しているそう。フレームの中身は外見からは見えませんが、細かなところにこだわってカーボンフレームを設計していることが分かります。

FELTは、BIG BRANDと違いプロチームサポートなどの巨額な広告宣伝投資は出来ないと、自ら語っています。その代わり、自分たちの強みである素材・製法に対して優先投資をしているそう。


FELTって派手さはあまりないけれど、こだわりの職人集団なのは間違いありません。



仕様につきましては、メーカー都合にて変更される場合がございます。

製品画像はイメージサンプルとなり、実物とは異なる場合があります。 また色味はモニターや照明などで実物と異なる場合があります。 メーカ都合により仕様や重量は個体差や改良により変更される場合があります。 合わせまして、製品精度・使用状況に影響のない塗装ムラなどがございますので予めご了承ください。

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  • メーカーの意向により受取方法が選べない商品があります
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特価商品についてのご注意事項

旧品、型落ち、在庫処分、長期展示品などの理由による特別価格となります。
ご注文の際は以下詳細をご了承いただいたものとしてご対応させていただきます。

  • 汚れ、変色、小キズ、経年変化等が見られる場合がありますが、安全なご使用上問題になるような不具合はございません。
    なお輸入品は各ブランドの基準に基づき品質管理がされており、品質検査に合格したもののみ取り扱っております。
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安全なご使用に影響のある重大な機能的欠陥など特別な場合を除き、ご返品・交換はお受けできません。

ライトなど電池を使用する製品につきまして、付属の電池はテスト用のため、電池切れを理由としての返品・交換もお受けできません。

ヘルメットについて

長期保管されている商品もございますが、ヘルメットの耐用年数は屋外での使用開始から3年程度であり、ご利用には差し支えありませんのでご安心ください。なお、製造年月日に関するお問い合わせは一切対応致しかねますのでご了承下さい。

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