ロードバイクのチューンナップの定番、ホイール交換。
今の車体に新しいホイールが取り付けられるのか、チェックする部分がたくさんあります。
こちらのガイドを読んで、あなたのバイクにピッタリのホイールを手に入れましょう!
アクスル(車軸)がどんな太さでどのように固定するのかによって、タイプが分かれています。
車軸末端が外径9mmと細く、フレームやフォークの「エンド」に車軸を引っ掛け、「クイックリリース」というレバーで固定するタイプです。
すべてのリムブレーキはこのタイプです。またディスクブレーキの車体でも、古いモデルやクロスバイクなど一部車種でこのタイプを採用していることがあります。
ロードバイクの場合、後輪のエンド幅(フレームと突き当たる部分の車軸の幅)は、リムブレーキでは130mm、ディスクブレーキでは135mmが主流です。
クロスバイクでは130mmと135mmのモデルが混在しています。
車軸末端が内径12mmと太く、車体とホイールを外径12mmの「スルーアクスル」という軸で貫通させて固定するタイプです。
最近のディスクロードであればほとんどこの形式を採用しています。後輪のエンド幅(車軸の末端から末端までの幅)は142mmが主流ですが、過去の一部モデルでは135mmのモデルもあります。
最近のディスクブレーキ用ホイールは、ほぼすべてのモデルがスルーアクスル規格です。
クイックリリース仕様のディスクブレーキの車体にこれらのホイールを装着したい場合、一部のホイールはアダプターを使用することで変換できることがあります。
アダプターで変換ができるモデルは種類が限られています。
使用可能なアダプターもモデルによって異なるので、店舗やチャットなどでお問い合わせください。
タイヤのサイズは直径と太さの2種類をチェックしましょう。
ロードバイクのタイヤは、側面にサイズが記載されています。
現在のロードバイクは、ほとんどが「700C」というサイズを採用。
「700×〇〇C」「〇〇-622」と書いてあれば、まず直径はクリアです。
太さは先ほどの「〇〇」の数字を読みます。
たとえば写真上のタイヤ、「28-622」と記載がある場合、
ホイールの「サイズ」の欄にその数字が収まっていれば大丈夫!
なお、いま車体についているタイヤを細いものに交換したい場合も、この範囲に収まっていれば大丈夫ですが、太くしたい場合は車体(フレームやフォーク)にぶつからないようチェックする必要があります。詳しくは店舗スタッフにご相談ください。
ホイールには装着できるタイヤが3種類ありますが、モデルによってどのタイヤが装着可能かは違ってきます。
ただし、チューブレスホイールの中には「クリンチャータイヤが装着できないモデル」もあります。
「フックレス」と表記のあるホイールの一部がそうなので、ご不安な方はチャット接客などでご質問ください。
クリンチャータイヤとチューブラータイヤは、リムハイト(ホイールの背の高さ)+20mm程度のバルブ長が必要です。
交換前後でリムハイトが変わる場合、バルブ長によってはチューブやバルブを交換する必要があります(交換後のほうがリムハイトが低くなる場合はそのまま使えますが、適正なバルブ長にした方が見た目や整備性がよくなるのでおススメです)。
ホイールについているフリーボディの仕様ごとに、以下のカセットスプロケットが装着できます。
スプロケット | ||||||||||
シマノ 8/9速 |
シマノ 10速 |
シマノ 11速 |
シマノ 12速 |
SRAM 8-10速 |
SRAM 11速 |
SRAM 12速 |
カンパ 9-12速 |
カンパ 13速(EKAR) |
||
フ リ ー ボデ ィ |
シマノ8-10速 | OK | OK | NG | NG | OK | NG | NG | NG | NG |
シマノ11速 | ※1 | ※2 | OK | OK | ※1 | OK | NG | NG | NG | |
シマノ12速 | NG | NG | NG | OK | NG | NG | NG | NG | NG | |
SRAM XD-R | NG | NG | NG | NG | NG | NG | OK | NG | NG | |
カンパ 11速 | NG | NG | NG | NG | NG | NG | NG | OK | NG | |
カンパ N3W | NG | NG | NG | NG | NG | NG | NG | ※3 | OK |
こちらのリストはロード用の簡易版です。詳細は以下の記事をご覧ください。
ローターの取り付け規格が2種類あります。
交換前後で同じ規格であれば移植できますが、異なる場合はローター(またはアダプター)の買い替えが必要です。
ローター内周とハブの外周に刻まれたセレーション(ギザギザ)でかみ合わせ、ロックリングで固定するタイプです。
ロックリングはローターに付属するものを使いますが、カンパニョーロやフルクラムなど、一部ホイールではホイール側に付属するロックリングで固定するものもあります。
名前の通り、6本のボルトでハブに固定されるローター。
元の車体についているローターがこちらのタイプの場合、アダプターを介してセンターロックのホイールに装着できることがあります。
逆に、センターロックのローターを6穴タイプのホイールに取り付けることは不可能です。
ホイール交換に必須の知識、企画のあれこれをご説明させていただきました!
これであなたもホイールマイスター!
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