2023年4月1日にヘルメットに関する新しい道路交通法が施行され、大人も自転車乗車時はヘルメットの着用が努力義務化されました。
ワイズロードでは、多種多様な自転車用ヘルメットの中から「自分にぴったりのヘルメット探し」をお手伝いします。選び方から着用方法、スタッフが厳選したヘルメットまで紹介しています。これを見ればきっと理想のヘルメットが見つかることでしょう!
2023年4月1日から施行された道路交通法 第63条の11では、条文は次のようになりました。
第六十三条の十一
自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
条文参照元: https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105
取得日:2023年7月14日
「努めなければならない。」とはつまり、努力義務があるということです。努力義務の場合、違反したからといって罰則があるわけではありませんが、改善に努めないなど努力を怠った場合はその限りではありません。
自転車乗車時のヘルメット着用が推し進められているのは、自転車事故に遭ってしまった際に亡くなるリスクを減らすことができるためです。近年の自転車の死亡事故において、ヘルメットを被っていなかった人の致死率は被っていた人の2倍に上ります。致命傷の多くは頭部にあるため、頭を守ることで万が一のときのリスクをグッと下げることができるのです。
安全に安心して自転車を楽しむために、ヘルメットを着けるように心がけましょう。
自転車用ヘルメットはおおよその機能が価格別で分かります。予算の目安にしてみてください。
価格 | 1万円以下 | 1万円台 | 2万円台 | 3万円〜 |
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特徴 |
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万が一の時に頭を守るには、自分の頭のサイズや形に合うものを選びましょう。 一般的なサイズ表記でもメーカーによって正確なサイズや被り心地が違うので、サイズを測ったり店頭でフィッティングしたりして選ぶと安心です。
ヘルメットのサイズは頭部の外周(頭囲)のサイズを参考に選びましょう。 頭囲は眉の上から耳の上を通り後頭部まで頭部をぐるっと一周して測ります。
頭部の形はアジア系とヨーロッパ系で違いがあり、それぞれに適した形状の「アジアンフィット」と「ヨーロピアンフィット(グローバルフィット)」を展開しているメーカーもあります。 アジア人に多い「鉢が張った」頭の形の方には、アジアンフィット表記のある製品や国内ブランドの製品がおすすめです。 もしアジアンフィットを選ぶべきか悩ましい場合は、頭幅を参考にしてみてください。 頭幅は、頭を真上から見たときの、左右の耳の真上より少し前側の一番張り出しているところを測って調べます。
ヘルメットは自転車に乗るときは必ずつけるものだからこそ、いつ被るか、どれくらいの時間被るかによって必要な機能は変わります。 自転車に乗る季節や時間帯などのシーンをイメージしながら選んでみてください。
夏場や熱い日中に乗るなら、通気性の良さは快適さに加えて熱中症対策も重要です。 ムレ対策がされた空気孔(ベンチレーション)や、中敷きに通気性の良い素材を採用したヘルメットを検討してみてください。 またベンチレーションの形や配置によって空気抵抗を減らしたモデルもあるため、快適なサイクリングや競技に向けて選ぶ場合も空気孔の役割は要チェックです。
被る時間が長かったり頻度高く使用したりする場合は、軽量なモデルがおすすめです。 肩や首の負担を軽減しましょう。
カラー展開がある場合、好みで選ぶことももちろん大切ですが、シーンに合わせて選ぶこともおすすめです。
サイズ調整のためのクロージャーの位置、顎紐やバックルの作りも製品によって様々です。 髪を結んでも使いやすいモデルなども存在しますので、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
街中で使用する最低限の機能を備えたもの。サイズは選べない場合が多い。
丸みを帯びたワンカラーでシンプルなヘルメットは、服装を選ばず普段着でも着用しやすいところがポイント。ワンサイズ展開ですが後頭部にアジャスターがついており、ピッタリに微調整が可能です。別売りのバイザーを装着することでより帽子のようなシルエットにして使うことも可能です。
初期投資しやすい価格帯ながらたくさんの通気口が備わっていてスポーツ志向でもしっかりと使えます。サイズ調整のできるアジャスターに加えて、本体のサイズも2サイズ展開なのでより自分にぴったりのサイズから選ぶことができます。着脱式のバイザーで見た目の雰囲気を変えることも可能。
最低限の性能+主な機能「通気性」「軽量」「衝撃吸収性」などのどれか1つの機能を備えているものが多い。休日などの数時間単位のサイクリングが快適になる工夫が増える。サイズが複数存在するので選べる。
飛び石や砂埃から目元を守るため、サングラスの代わりにもなる「シールド」が付属品としてセットでついてくるお得なモデル。3サイズ展開・カラー豊富で自分に合わせて選びやすいところもポイント。JCF公認規格モデルでイベントや競技でも使えるので、ホビーレーサーや部活動の第一歩にも。
かぶった姿が「キノコ」のシルエットに見えにくく、男女ともに長年人気のあるヘルメット。長距離のサイクリングでも個々の頭部の形状に合わせてフィットしやすい、高さや幅など上下左右の調整可動域の幅が広い”Roc Loc 5 AIR”システムを採用。この”Roc Loc 5 AIR”システムと、斜めの衝撃が発生した場合に回転力からの追加の保護手段を提供できる”MIPS”を融合させた新しいフィットシステム”Roc Loc? 5 Air MIPS”を搭載!この新たなシステムでは、これまでのMIPS構造にあった2つの内部ライナーを接合していたものを取り除き一体化させました。これによってシンプルで簡素化することができ、かさばることなく頭部へのストレスや違和感を軽減。さらに通気性もアップして、より快適な使い心地を実現しました。
「通気性」「軽量」「衝撃吸収性」「空気抵抗の少なさ」などの機能が2・3個備わっている。運動量の高い人や競技でも問題なく使える。サイズ展開が豊富。モデルによってはアジア・ヨーロッパなど着用感が選べる場合も。
「軽量」そして「通気性の良さ」に重点を置いた設計のヘルメット。無駄のない洗練された設計に加えて、上位モデル「IZANAGI」にも採用されているフィット感のいいアジャスターを採用しています。国内ブランドで日本人の頭の形に合う設計で被り心地も良いです。また、破損交換登録店で購入するとオージーケーカブトが対象製品をお買い上げいただくユーザー様に用意した、購入1年以内の破損時の半額保証サービス「ヘルメット破損交換制度」 に登録することも可能です。また、アフターパーツの販売も充実しており、アジャスターが不調な場合はアジャスターを交換したりもできます。また、付属品のパッドなどもボロボロになった場合は買い替えすることも可能。
実際の事故に基づく衝撃条件を分析して、可能な限り脳へのダメージを軽減することを基本設計としたモデル。 欧州規格WG11の基準を満たすばかりでなく、衝突安全性は従来品と比較して後部で32%、前部で25%、上部で12%を上回りました。ライダーの頭が大きく見えないシルエットにこだわっていたり、顎の触れる紐部分を「エコレザー製」にしたり、長時間装着しても不快にならないように考えられた細やかな配慮もポイント。
メーカーの持てる性能を十二分に備えた物が多い。運動量の高い人や競技志向の方におすすめ。
長年人気のデザインとして登場していた「Z1」。メーカー独自の安全機構 KinetiCore(キネティコア)を加え、アジアンフィットとしてリニューアルして再登場。KinetiCoreとはメーカーとバージニア工科大学がコラボレーションしヘルメット技術を何年にもわたってテスト、改良を繰り返してようやく完成した「回転衝撃に対する保護機構」こと。単純な保護機構ではなく通気性の良さも確保しており、従来品よりも一層快適な使用感に仕上がっています。
ヘルメットは硬いものをかぶればいいわけではありません、万が一転倒した際などに上手に衝撃を逃がす機構や素材が重要になっていきます。
ワイズロードで取り扱っているのは、世界規模の競技でプロ選手が使用する製品を製造しているブランドの商品。長時間の激しい運動でも快適に使用できるような技術を応用して、街中でも使いやすいように製造されてたモデルを取り揃えています。
各メーカーでは、各国の安全基準へ適合するヘルメットを製造するために耐衝撃テストを何度も行い製造しています。
価格が上がる競技志向のモデルになると、風洞実験などの「快適性」「運動効率のアップ」を目的としたテストも加えて行われています。
ワイズロードではロードレースに参加される方、街乗りを楽しむ方、通勤・通学の方がお選び頂けるヘルメットを豊富に品揃えしてます。
日本ブランドのKABUTOをはじめ、人気海外ブランドのKASK・LAZER・GIRO・MET・UVEX・ABUS・SMITH・SH+などをご用意しています。
上記ブランドでは、JCF公認やCEマークなど安全基準をクリアした証のシールが大半のモデルに添付されています。
4月1日からのヘルメット着用努力義務化にあわせ、初めてのヘルメットをお探しの方はこのJCF公認やCEマークを目安にお選びください。
ヘルメットは転倒時の衝撃から頭を守る重要なアイテムなので、お選びの際は各種安全基準を参考にして頂くと良いでしょう。
自治体によってはヘルメットの購入に関して助成金が出る場合があります。多くの自治体では、安全基準を満たした自転車用ヘルメットが対象になるので、安全規格の認証マークについてご紹介します。
ヘルメットの安全規格の認証シールは、ほとんどの場合ヘルメットの内側や外側側面、後頭部に貼られているものが多いです。
各規格に沿った商品をお探しの場合は、チャットもしくは店頭にてスタッフにご相談ください。
CEマークは、製品をEU加盟国へ輸出する際に、安全基準条件(使用者・消費者の健康と安全および共通利益の確保を守るための条件)を満たすことを証明するマークです。 きちんと認証を受けたところで製造・販売されている証明になります。
一般財団法人製品安全協会のSG基準。 安全な製品の目印として広く認知されたマークでどんな製品にも付けられるわけではなく、検査を通過して認証されたものにだけしか付けることができないものです。
JCFというのは日本自転車競技連盟の認証マーク。 ヘルメットの性能およびその試験基準」に適合しているか、SG,CEの表示を持つものという条件があり、一定の品質をクリアしていないと取得できないので、こちらもきちんと認証を受けたところで製造・販売されている証明になります。 JCFマークには2種類あります。
緑(推奨)マーク
自転車競技連盟競技連盟の定める「ヘルメットの性能およびその試験基準」に適合していて、公道などで問題なく使用できるということ。
白(公認)マーク
公道での使用はもちろん、日本自転車競技連盟および加盟団体の主催する競技大会指定のヘルメットとして使用できるモデル。
上記のマークに加えてCPSC(国消費者製品安全法)の表示を持つものにつきます。
学校の部活やイベントに出ることがありそうな方はこのマークの付いたヘルメットを選択しておくのが無難です。