ロードバイクのスタンドは室内保管や駐輪時、メンテナンスなど様々な場面で役立ちます。
この記事では様々あるスタンドの種類とその特徴、そして購入前にチェックしたいポイントをまとめました。
スポーツバイク専門店ワイズロードスタッフおすすめのロードバイク向けスタンド19選もご紹介します。
などスタンド選びでお悩みの方必見です。
目次
ロードバイクのスタンドは室内保管や駐輪時、メンテナンスなど様々な場面で役立ちます。
室内での保管時

スタンドなしで立てかけて保管すると倒れたり傷ついたりなどの危険があるためスタンドをおすすめします。省スペースに納めるだけでなく、おしゃれに飾って眺められるのもポイントです。
外出時

出先で自転車を駐輪したいときに、必ずしもガードレールなどの自転車を立てかける場所があるとは限りません。車体や建造物を傷つけないためにもあると便利です。
メンテナンス時

スタンドがあればパーツやフレームの掃除がしやすく、さらに変速調整といった整備までこなせます。より一層愛車を楽しむアイテムともいえるでしょう。
ロードバイクの中でも取り付けるタイプのキックスタンドなどを検討されている方から多い質問です。
必須ではありませんが、街乗りやサイクリングをメインに走る方はスタンドをつけておくと役立ちます。たとえば街乗り時以外にもきれいな景色との写真撮影や外出先でお店に立ち寄るときにも便利です。
また取り付けるタイプのほか、走行時は取り外しておける携帯スタンドなど車体の見た目が気になる方も使いやすいものもあります。ライディングスタイルに合わせて選択可能です。
ただ、ロードバイクはもともと競技機材のためスタンド取り付けが向いていない車体もあったり、適合するスタンドが限られることもあります。
次から解説する用途に適した種類と購入前のチェックポイントを踏まえて合うものをみつけてみましょう。
ロードバイクのスタンドは使用場面にあわせたものが展開されています。
大きく室内保管用、外出時用(車体取付)、メンテナンス用です。
それぞれのシーンで向いているスタンドの種類をご紹介します。
室内保管向きはいわゆる展示用のスタンドで、ディスプレイスタンドとも呼ばれます。主に次の4種類です。

横置きディスプレイスタンドは手軽に使えるため屋内保管の定番で、初めてのスタンドとしてもおすすめです。
自転車全体を持ち上げる必要がなく楽に固定でき、作りが簡易なため比較的安いという魅力があります。
横置きディスプレイスタンドには様々な形がありますが、アクスル固定タイプ(三角スタンド)と後輪を挟み込むタイプ、横差しタイプの3つが主流です。
見た目や使い勝手の好みで選べます。
アクスル固定タイプ(三角スタンド)|定番で便利

一番スタンダードなディスプレイスタンド。固定したままホイールが回せて整備用としても使える汎用性の高さが特長です。固定に少しコツがいりますが慣れれば使いやすく、また使わないときは折りたたみできる利便性から店舗などでもよく使われます。
後輪を挟み込むタイプ|固定が簡単

くぼみやレールにタイヤをいれるだけなので固定がとても簡単です。ただしタイヤが太すぎたり泥除けの幅によっては使えない場合があるため、チェックが必要になることもあります。
横差しタイプ|見栄えが良い

スタンドがコンパクトかつ片側で固定されるため、自転車の美観を活かしながら見栄えよく保管できます。後輪の中央(リアハブ)部分を差し込むだけなので簡単です。

縦置きは前輪をフックに引っ掛け、車体を縦向きに固定するディスプレイスタンドです。
フットプリント(占有床面積)を最小限に抑えられます。
保管場所の床面積が狭い場合やコンパクトに保管したいときに最適です。
横置きもできる製品もあります。

壁掛けディスプレイスタンドは壁面に取り付けたフックにフレームやホイールを引っ掛けて固定します。
床を占有することがなく収納性にも優れ、部屋を広く使いたい方におすすめです。
すっきりとおしゃれに決まるので見栄えよくロードバイクを保管したい方にも適しています。
ただし壁にねじを打つ必要があるため、借家など壁に穴が開けられない場合は後述のバイクタワーなどを検討しましょう。

フックのついたポールにロードバイクを引っ掛けるタイプのスタンドです。
ほとんどのモデルではフックを取り付ける位置や個数を調整できるため、車体サイズや周囲の環境にかかわらず使えます。
2台以上お持ちの方やロードバイクとあわせてアクセサリも飾りたい方にぴったりです。
何本かの脚で床だけで自立できるタイプと、床と天井の間で固定できる突っ張り棒タイプがあります。
家の作りや家具の配置などにあわせて選ぶことが可能です。
自立タイプ

メリット:天井の強度に左右されないため、賃貸などでも使いやすい
デメリット:足部分が広いので床面積が必要
突っ張り棒タイプ

メリット:床が狭くても使えるので省スペース
デメリット:天井が高すぎたり強度が弱かったりすると使えない
外出時に使える車体取り付けタイプのスタンドを2種類ご紹介します。

シティサイクルなどでも見かけるキックスタンドです。サイドスタンドとも呼ばれ、フレームの後輪付近に取り付けることで自転車を片足で止められます。
使い慣れていますし、簡単で使い勝手が良く街乗りにも便利です。

携帯スタンドは取り付け時に工具がいらず走行時は取り外してバッグに収納しておけます。常時車体につけておく必要がないため、スタンドを取り付けたときの見た目が気になる方にもおすすめです。
仕組みはメーカーによって様々ですが、スタンドをペダル部分(クランクアーム)に差し込んだりフレームに引っ掛けたりしてロードバイクを立てかけられるものがあります。
整備(メンテナンス)時に使いやすいスタンドは2種類です。
作業時にぐらつかないよう固定力があり、ホイールなどを浮かして置けるものが向いています。

本格的な作業に使えるのがワークスタンドと呼ばれるタイプのスタンドです。大抵立って作業がしやすいよう高い位置でロードバイクを固定します。頑丈で重量のあるものが多いです。
ワークスタンドは主にクランプ固定タイプとホイール固定タイプの 2 つがあります。
お好みの作業性で選びましょう。
クランプ固定タイプ
固定はシートポストなどをクランプする(挟む)だけのため、手間なく固定したい方におすすめです。クランプしているのは一部分のみなのでまんべんなく作業がこなせます。
ホイール固定タイプ

タイヤを外してフォーク部分で固定します。作業内容にあわせてホイールを着脱する必要があり多少手間はかかりますが、がっちり固定されるので安定感が高く作業しやすいです。

横置きディスプレイスタンドの中でご紹介したアクスル固定タイプのスタンドは後輪が浮くため、メンテナンススタンドとしても利用されています。
固定力はワークスタンドに劣りますが、大がかりなメンテナンスをしない場合は十分に使用可能です。
ロードバイクの規格は多種多様で、どれも相性(適合可否)の確認が必要です。
適合しないスタンドは取付できないだけでなく不安定な固定しかできず倒れてしまうなど安全性にも問題が出ます。
各スタンドによって選び方やポイントがありますのでしっかり押さえておきましょう。
自転車のホイールベースやタイヤの太さに適応しているかを確認します。
適応サイズの表示がない場合はスタンドを実測する必要がありますので、自転車店にご相談いただくのがおすすめです。
また、ロードバイクが重い場合は安定しないこともあるので横置きタイプなどを検討しましょう。
壁にねじなどで固定するタイプが多いため、ねじを取り付けられる壁面があるかどうか確認しましょう。
また車輪を引っ掛けるフック部分はタイヤ幅の制限があるので、太いタイヤの場合は注意が必要です。不安な場合は自転車店にご相談ください。
キックスタンドはフレーム形状や強度、ブレーキケーブルとの干渉などによって取り付けできない車体が多いです。仕様表でも読み取れない情報もあり、適合の見極めが難しいため自転車店に相談するのがおすすめです。
なお現在主流のディスクブレーキモデルで、フラットマウントという台座を使用している場合は「フラットマウント共締めスタンド」が取り付けられる可能性があります。ただしカーボンバイクや軽量アルミフレームなど使用できない場合もありますのでこちらもあわせてご相談ください。
スタンドの取り付ける部分と愛車のパーツが適合するかをご確認ください。たとえばクランクに差し込むタイプはクランクアームの寸法や形状があうかを見る必要があります。
わからない場合はぜひ店舗へ相談してみてください。
スタンド自体もかなり大がかりで重量もあるため、丈夫な床で広い空間があるかを確認してください。
注意点としてはクランプ固定タイプの場合はフレームや部品によっては相性が悪く使用できない場合があります。またホイール固定タイプはホイールの固定形式に合わせて互換性を確認する必要があります。
スタンドの仕様をチェックしておきましょう。
スタンドのお悩みはスポーツバイク専門店Y'sRoadのチャット相談が便利です。愛車に合うスタンド探しや適合の確認などお気軽にご質問ください。店舗スタッフがお答えいたします。
現物合わせが必要な時もY'sRoadなら全国に34店舗構えているのでスムーズです。
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スポーツバイク専門店のスタッフおすすめのロードバイクスタンドをご紹介します。
| ブランド | BBB(ビービービー) |
| 価格 | 2,200円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
| ブランド | BBB(ビービービー) |
| 価格 | 9,350円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
| ブランド | BBB(ビービービー) |
| 価格 | 7,700円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
| ブランド | TOPEAK(トピーク) |
| 価格 | 67,100円(税込) |
価格、在庫は投稿当時のものです。現状と異なる可能性があります
ロードバイクはスタンドが装着できない場合も多いですが、工夫次第で車体を自立させる方法がたくさんあります。
メンテナンスに保管に、そして屋外での停車時にこれらの方法を使って、愛車を「ひとり立ち」させましょう。
ロードバイクはもともと競技志向で設計されているため、残念ながら車体取り付けのスタンドは簡易的なものが多くどれも安定感が高いとはいえません。
駐輪時にはスタンドを過信せずに、車体をガードレールやポールに固定する「地球ロック」もしておくのが一番安全です。
▼地球ロックについてはこちらで解説しています
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