メリダのロードバイクはコスパが良く、街乗りからレースに参加する上級者にまで人気があります。
軽さに特化したレースバイクのSCULTURA(スクルトゥーラ)シリーズや、オフロードも得意なグラベルロードSILEX(サイレックス)シリーズなどロードバイクで楽しめるすべての道を網羅するような幅広い展開が特徴です。
この記事ではメリダが展開している全5シリーズの魅力と選び方、またメリダのおすすめロードバイクをご紹介します。
自分にぴったりの一台を見つけてみてください。
目次
MERIDAはコスパが魅力の台湾にあるスポーツバイクブランドです。
もともとは欧米の大手スポーツバイクメーカーから委託を受けて製造をしていた企業でしたが、オリジナル製品に将来性を見出し自社ブランドとして確立しました。
メリダの最大の魅力は自社生産ゆえのコストパフォーマンスの良さです。
特にカーボンフレームは高品質にもかかわらず他ブランドの同品質モデルと比べて安いのも魅力で、レースでガンガン乗り込む実戦志向のライダーから人気があります。
またドイツのブランドを吸収し技術開発の拠点としたことで、ヨーロッパで戦うトップ選手からのフィードバックを受けるようになり、さらに競技に強いブランドになりました。
メリダは初心者から上級者まで楽しめる豊富なラインナップも特徴です。
値段も12万円台〜150万円以上と幅広く、初心者向けのエントリーグレードでは10〜20万円台、ミドルグレードの30〜70万円台、80万円以上のハイエンド仕様とまんべんなく設定されています。
それぞれのレベルや予算にあわせたものを選ぶことが可能です。
シリーズの特徴やフレーム素材の違いを知っておくと自分にあった一台を見つけやすくなります。ぜひ参考にしてください。
メリダのロードバイクは用途にあわせた5シリーズが展開されています。
購入後にどう使いたいかを想像して、自分にあうものを選びましょう。
メリダのロードバイク5シリーズ
各シリーズの特徴を解説します。
サイクリングや街乗りをメインに考えている方はRIDEシリーズをおすすめします。初めてのロードバイクとしても使いやすい入門バイクです。
現行モデルはRIDE 80のみで、アルミフレームにカーボンフォークを採用するなど扱いやすさと快適性のバランスが良く、ロングライドのほかヒルクライムといった競技にも参加できるポテンシャルを持っています。
レースバイクで培ったメリダの技術力を12万円台で体感できるコスパの良さが魅力です。
スクルトゥーラはシリーズの中でも「軽さ」を追求したレース志向のロードバイクです。レースを視野に入れる方に最適な一台。
プロチームが使うような加速の良さや反応性を持ち、さらに快適性も高いため山岳地帯のほかオールラウンドに使えます。
スクルトゥーラは13モデル展開で、ほかのシリーズと比べて豊富なラインナップが特徴です。予算や自分の練度にあわせてぴったりのモデルを選ぶことができます。
エントリーレースバイクSCULTURA 400は上位クラスと同じ高性能フレームながら20万円台と価格が抑えられていて初心者にもおすすめです。
またミドルグレードSCULTURA 4000も人気があります。SCULTURA
4000は数あるオールラウンドバイクの中でも頭ひとつ抜けた存在ともいわれ、ロードレース・ヒルクライム・ロングライドなどなんでもこなします。1台でいろいろなレースに挑戦したい方におすすめです。
より高みを目指すレーサーに全日本チャンピオン使用のレーシングモデルSCULTURA TEAMも用意されています。
ツーリングや長距離走行を楽しみたい方はSCULTURA ENDURANCE(スクルトゥーラエンデュランス)がうってつけです。
軽くてスピードに強いSCULTURAをベースに、よりロングライドに適した快適性がプラスされています。長距離を楽に安定して走れるロードバイクです。
SCULTURA ENDURANCEは5モデル展開です。アルミで扱いやすいエントリーモデルのSCULTURA ENDURANCE 300やレーシングバイクとしても使えるSCULTURA ENDURANCE 8000などがあります。
REACTOは、より平地でのレースで活躍したい方やエアロロードデビューにおすすめの一台です。
エアロロードらしく平地の高速巡航が得意で、さらに振動吸収性や軽さ、加速性能なども総合的にバランスがよく、レース決戦用バイクとしても高い評価を得ています。
最新モデルではフレーム形状をアップグレードしたりケーブルの全内装化をおこなったりと、さらに空気抵抗を低減し速く走れる一台に進化を遂げました。
REACTOは7モデル展開です。メリダの最高傑作REACTO TEAMや上位グレード同様のフレーム形状(ジオメトリ)にもかかわらず価格を抑えたミドルグレードREACTO 4000などがあります。
舗装路から砂利道まで、いろいろな場所に旅に行きたい方におすすめなのがグラベルロードのSILEXです。
極太のタイヤやハンドル位置が高いなど安定感に優れたフレーム設計となっているため、どんな道でも快適に走れます。
また多くのケージ台座を備えたり、ケーブルが内装仕様になっていたりとパッキング(荷物を載せる)にも対応。ゆったり楽しめる旅仕様のロードバイクです。
SILEXは4モデル展開で、他シリーズ同様にエントリーグレードからハイエンドまでそろっています。
週末のアドベンチャーツーリングに最適なSILEX 100やグラベルレースで世界選手権を制したSILEX 8000などオフロードを存分に楽しめるラインナップです。
メリダはアルミとカーボンの二つの素材を採用しています。
フレーム素材によって走り心地や強度、価格が変わりますので、求める性能や予算によって選びましょう。
アルミは耐久性の高さと価格の安さが最大の魅力です。
カーボンはアルミと比べて軽量で衝撃吸収力があるため、スピードが出しやすく疲れにくいという特徴があります。反面、素材自体が高価なため最低でも20万円以上と値段が高くなります。
コスパ重視または扱いやすさで選ぶならアルミ、スピードや性能を求めるのであればカーボンがおすすめです。
なおRIDEはアルミ、REACTOはカーボンのみの展開です。SCULTURAとSCULTURA ENDURANCE、SILEXの3シリーズはどちらかを選べます。
メリダはそれぞれモデルの後ろにつく数字で素材を見分けられます。カーボンフレームは4桁、アルミフレームは3桁です。
メリダはシリーズの中でエントリーからハイエンドまで段階的にモデルを展開しています。
より長距離やスピードを求める方はできる範囲で高いグレードのものを選んでおくと後悔しづらいです。
メリダのロードバイクは数字が大きいほど上位グレードになります。
例:SCULTURA
グレード | モデル名 | 価格(税込) |
---|---|---|
高 | SCULTURA 9000 | ¥1,210,000 |
↑ | SCULTURA 6000 | ¥528,000 |
| | SCULTURA 4000 | ¥374,000 |
| | SCULTURA 700 | ¥319,000 |
↓ | SCULTURA 400 | ¥291,500 |
低 | SCULTURA 200 | ¥192,500 |
主な違いはフレーム素材とコンポーネントです。
上位グレードになるほど高性能で耐久性が高いものを採用するため、より速く長く走ることができます。
ゆくゆく競技にも挑戦したいしたい方や予算をかけられる場合は、できるだけグレードが高いものを選んでおくとよいでしょう。
購入した後でグレードアップすることも可能ですが、作業工数や余計な費用がかかるなど最初から上位グレードを買っておいたほうが安く済むことも多いです。
レースモデルのSCULTURAとREACTOシリーズにはTEAMというモデルがあります。
TEAMはプロチームと同じ仕様のモデルで、レースで活躍したい上級者の方におすすめです。
性能の良さはもちろん、ツール・ド・フランスをはじめヨーロッパのトップレースでプロが使う車体を手に入れられるので気分があがること間違いなし。
速く美しく駆け抜けられるMERIDAならではの特別なロードバイクでレースでの活躍を目指してみてはいかがでしょうか。
▼随所にみられるこだわりはこちらの記事でも解説しています
メリダは全シリーズを通してディスクブレーキを採用していますが、SCULTURAのみリムブレーキ仕様も展開されています。
基本のおすすめはディスクブレーキですが、安く抑えたい場合はリムブレーキが最適です。
ディスクブレーキは高価ですが雨でも効きやすく、弱い力でもしっかり止まります。また将来のチューンナップの選択肢が広いため今後もずっと楽しめるのが魅力です。
リムブレーキはディスクブレーキに比べて操作性や雨での制動力は劣りますが、安価でメンテナンスが簡単。
レースでのメンテナンス性を重視する方や価格を抑えたい場合はリムが良いでしょう。
▼ディスクとリムの違いはこちらでも解説しています
メリダではディスクブレーキとリムブレーキかをモデル名で見分けられます。
「RIM」と表記されているのがリムブレーキ仕様です。
ブレーキの種類は後から変えることができないため、どちらが自分にあっているかよく考えて決めましょう。
モデル名 | 価格(税込)/公式 | フレーム素材 | ブレーキタイプ |
---|---|---|---|
SCULTURA TEAM | ¥1,595,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 9000 | ¥1,210,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 8000 | ¥880,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA RIVAL-EDITION | ¥638,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 6000 | ¥528,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 5000 | ¥440,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 4000 | ¥374,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA 700 | ¥319,000 | アルミ | ディスクブレーキ |
SCULTURA 400 | ¥291,500 | アルミ | ディスクブレーキ |
SCULTURA 200 | ¥192,500 | アルミ | ディスクブレーキ |
SCULTURA RIM 4000 | ¥299,200 | カーボン | リムブレーキ |
SCULTURA RIM 400 | ¥209,000 | アルミ | リムブレーキ |
SCULTURA RIM 100 | ¥141,900 | アルミ | リムブレーキ |
SCULTURA ENDURANCE 8000 | ¥880,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA ENDURANCE 6000 | ¥528,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA ENDURANCE 5000 | ¥451,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA ENDURANCE 4000 | ¥374,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SCULTURA ENDURANCE 300 | ¥253,000 | アルミ | ディスクブレーキ |
RIDE 80 | ¥126,500 | アルミ | リムブレーキ |
REACTO TEAM | ¥1,650,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO 9000 | ¥1,320,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO 8000 | ¥880,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO RIVAL-EDITION | ¥638,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO 6000 | ¥550,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO 5000 | ¥462,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
REACTO 4000 | ¥407,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SILEX 8000 | ¥935,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SILEX 4000 | ¥374,000 | カーボン | ディスクブレーキ |
SILEX 400 | ¥269,500 | アルミ | ディスクブレーキ |
SILEX 100 | ¥187,000 | アルミ | ディスクブレーキ |
SRAMのRIVALというコンポーネントを搭載したモデルです。
メリダのロードバイクは基本的にSHIMANOのコンポーネントを装着しているため区別されています。
SHIMANOに比べてSRAM製品は採用しているモデルが少なく、またコンパクトでシンプルな操作性が特徴です。
ほかの人と被りたくない!という方や、簡単な操作性を好む方に選ばれています。
スポーツバイク専門店ワイズロードのスタッフがメリダのロードバイクのおすすめをご紹介します。
MERIDAの自転車は代理店契約を結んでいる店舗で販売しています。対面販売のみのため、自宅配送などはできません。
▼スポーツバイク専門店Y'sRoad公式通販のワイズロードオンラインでは、ネットで注文して最寄りの店舗でお受け取りいただけます。
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コスパに優れている上に総合性能が高いメリダは、街乗りはもちろん市民レースからプロロードチームまであらゆる層からの高い人気を誇ります。
速く楽しく走りたい方におすすめのブランドです。
最適な一台を見つけてメリダの走りを楽しんでみてください。
SCULTURAが軽さを主軸にしたオールラウンドモデルであるのに対し、REACTOはエアロ性能を主軸にしたオールラウンドモデルといえるでしょう。