PINARELLO
ブランドマネージャーが語る
最新2023年モデル
ついに出ましたPINARELLO NEWモデル。
「そろそろ買い替えを検討している」「次のステップへ進みたい」という方へ!ロードバイク好きなら1度は乗ってみたいブランドと言えばイタリアの老舗「PINARELLO」
日本一の販売台数を誇り、ピナレロを語らせたら右に出るものはいない日本随一の男平山が詳しく解説します!
平山冬芽:
PINARELLOブランドマネージャー兼ワイズロード川崎店副店長。
世界4店舗目のPINARELLOルームの専任で接客にも従事。
GAN S、F10、F12を所有する、自他共に認める生粋のPINARELLOマニア。
ピナレロが人気の理由
ピナレロ好きはピナレロのここが好き!
生粋のピナレロ好きで現在DOGMA F10,DOGMA F12,GAN S,他2台所有する平山がご紹介してまいります。
走る芸術品!
流行を先取りするトレンドリーダーでありながらイタリアブランドとしての伝統を大切にするピナレロ。
ピナレロの代名詞ともいえる湾曲したシートステイやフォークが作り出す唯一無二のシルエット、アシンメトリックデザインやピナレロハンドリングと呼ばれる機能美を体現した設計、イタリアブランドらしい芸術的なデザイン。
理論上の数値や効率に囚われず、思わず走り出したくなるデザインを前面に押し出したピナレロはどこか美しく、カッコいい!
走りが軽い!
『持ち上げた時の軽さよりも走りの軽さが大事』
その言葉を体現したのがピナレロです。
軽量化も時として大切ですが、いかにロスなくパワーを伝えるか、いかに乗り手の力を引き出せるか、それをピナレロは大事にしています。
ここ数年のピナレロは走りの軽さを代償にすることなく、軽量化を実現。更なる高みを目指しています。
所有欲を満たすデザインと納得の走りがそこにあります!
常勝ブランド!
デザインが良い、走りが良い、と来ると都合がよすぎると思いませんか?
でも実績は揺るがぬ事実。ちゃんと結果も残せるのがピナレロの良いところです。
世界三大レースをはじめ世界大会において、ピナレロを目にしない年はありません。
2015年から2019年にかけてはツール・ドフランスを席巻し、 2021年、1年遅れで東京で行われた世界的大会において男子の部で優勝を果たし、 2022年にはアワーレコードを更新しました。
最高の試験場であるレースの現場で勝利を手にした実績こそがピナレロの実力を物語っているのです。
テレビの向こうで自分の好きなブランドが活躍していたら嬉しくなりますよね!
業界随一のブランド力!
LVMH(ルイヴィトングループ)に属するピナレロは、自転車業界でも屈指のブランド力を誇ります。
思わず見惚れてしまうデザイン、ふと立ち寄った先やSNSで『お、ピナレロだ!』と言ってもらえる存在感、そのすべてがあなたの所有欲を満たすのです。
そして、対面販売制度によって過剰供給を防ぐことや、セールを行わない事、模造品対策に注力する姿勢は、オーナーにとっては満足度を高める大事な要因です。
ピナレロを手にする事は単にロードバイクを手にする事以上の価値があります。
絶対に見逃せない!
最新2023年モデル解説
2023年からはモデルラインナップが2本建てになります。
- レース寄りのカテゴリーとしての「Fシリーズ」
- ファンライド寄りのカテゴリーとしての「Xシリーズ」
それぞれのカテゴリーでDOGMAを最上級とし、以下5段階でグレードが分かれます(
9>7>5>3>1)
奇数の理由はDOGMA F8,F10,F12などの既存モデルと名前が重複しないようにとの考え。
F series
F seriesとは
コンペティションモデル。レースでの活躍を目指す人や本格的なライドを楽しみたい人向けのモデルとなっており、ジオメトリーはDOGMA F12を踏襲した短めのヘッドチューブが特徴。
デザインは現行のDOGMA Fを踏襲し、新UCI規格に乗っ取った最新の設計で生まれ変わりました。
随所に新設計が盛り込まれ、DOGMA F同様のシートピラー形状やFシリーズ専用設計の新型軽量シートクランプが特徴です。
カーボンは引き続き’TORAY'のT900,T700が採用され、T900カーボングレードのF9,F7においてはフレーム重量アンダー900gを実現しました!
F9
カーボン | T900 |
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コンポ | DURA-ACE 12S Di2 |
ホイール | ULTRA FAST(カーボンホイール) |
カラー | RAZOR WHITE |
コンポーネントにはDOGMA完成車と同じパーツを採用。いわばフラッグシップモデルのような位置づけ。他メーカーのフラッグシップモデルと対抗できる一切妥協のないモデル。
レースシーンやヒルクライムでの活躍間違いなしの最高級モデル。
新登場のRAZOR WHITE(レーザーホワイト)カラーはパールホワイトとグロスブラックのツートンにヘアラインの入ったメタルデカールが特徴。高級感あふれる1台。
F7
カーボン | T900 |
---|---|
コンポ | ULTEGRA 12S Di2 |
ホイール | 2グレードラインナップ |
カラー | OR RED、RAZOR BLACK |
他メーカーのフラッグシップと対抗できるだけのスペックをもつフレームにアルテグラDi2を装備することでコスパを追及。将来的にカスタムしたいと考えている方にもおすすめです。
RAZOR REDは2022PRINCE同様上品なパールレッドにグロスブラック、目を引く白いロゴが特徴。
新登場のRAZOR BLACKは高級感あるマットガンメタにマットブラック、存在感を引き立たせるグロスブラックのロゴが特徴です。
2022年モデルと比較するならPRINCE FX相当の位置づけです。
F5
カーボン | T700 |
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コンポ | 105 12S Di2 |
ホイール | FULCRUM RACING800 |
カラー | OR RED、IMPULSE BLUE、IMPULSE GREY |
新採用の105Di2を装備し、レースやイベントでの活躍も期待できます。
新登場のIMPULSE BLUEは目を引くビビットなマットブルーにグロスがかったホワイトのロゴが特徴。2021年モデルRAZHAのマットネイビーとも似ていますが、より明るくなった印象。IMPULSE GREYはチタンカラー寄りのマットグレーに、グロスがかったブラックのロゴが特徴。
2022年モデルPERINCE FXやPARISのグレーとも似ていますが、若干色みが異なります。
2022年モデルと比較するならPRINCE相当の位置づけです。
X series
X seriesとは
友人とのカフェライドやタイム計測をしないイベント、週末のエクササイズ、趣味としてファンライドを楽しみたい方に向けた全く新しいモデルです。
ジオメトリーは新設計となっており、ピナレロのこれまでの通常モデルと比べてヘッドチューブを長めに設計することでアップライトなポジションを取りやすくしました。
将来的にはXシリーズにもDOGMAが登場し、9〜1までの5モデルがラインナップするのではないかと言われています。(現在はX3
のみ)
X3
カーボン | T600 |
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コンポ | 105 12S Di2 |
ホイール | FULCRUM RACING800 |
カラー | DEEP BLACK、KEEN RED |
新採用の105Di2を装備し、ロングライドやイベントでの活躍も期待できます。
DEEP BLACKはこれまでのBOBと同様のカラーリング。ロゴが目立たないので地味に感じる人もいるかもしれませんが、BOBにはピナレロの造形に対する自信が表れています。
なぜかというと、ロゴが見えずともシルエットだけでピナレロと認識することができるから。
KEEN REDは2022PRINCE同様上品なパールレッドにグロスブラック、目を引く白いロゴが特徴。ピナレロのアイコンとも呼べるカラーリングです。
2022年モデルと比較するならPARIS相当の位置づけです。
スタッフの評判は?
ワイズロードスタッフ試乗インプレ
ワイズロードが誇る猛者たちによるインプレ記事をまとめました!
ピナレロを愛してやまないスタッフたちが一堂に会し、皆様に先んじてテスト。精鋭スタッフたちのインプレッションをどうぞご覧ください。
Fシリーズ
すべて見るF7(F series)
すべて見るF9(F series)
すべて見るGRANGER X
すべて見るRAZHA DISK
すべて見るGREVIL F
すべて見るX1
すべて見る標準的な105のコンポーネントを装備し、ロングライドやイベントでの活躍も期待できます。
新登場のSHINY BLACKはグロスブラックを基調にレッドやシルバーのメタルデカールがあしらわれています。新登場のRICH WHITEはパールホワイトにグロスブラックのロゴ、随所にシルバーのメタルデカールがあしらわれています。
どちらも高級感のある見た目となっています。
2022年モデルと比較するならPARIS相当の位置づけです。
カーボン | T600 |
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コンポ | 105 機械式 |
ホイール | WH-RS171 |
カラー | SHINY BLACK、RICH WHITE |
皆さんこんにちは!
およそ5年前、アジア第一号のピナレロ専門店としてPINARELLO ROOMは川崎に誕生しました。その際、専任スタッフとして配属されたのが私です。
私の役目はピナレロオーナー誕生のお手伝い。ピナレロの魅力を語り、ピナレロとは何かを説く。
ピナレロの本当の魅力を探るため、ピナレロの生まれ故郷であるイタリアの地をDOGMAで駆けた日もありました。
最初は仕事のつもりでピナレロと接していたはずが、今はピナレロ好きのサイクリストになってしまいました。
現在、みなさまのおかげでピナレロルームは日本一のお店となりました。
そんなピナレロルームの専属スタッフの私が、イタリアを代表するトップブランドであり、みんなが憧れるカリスマ的ブランド”ピナレロ”について、他社では見られないかなりのリピート率で、一度買うと離れられない特別な魅力をお伝えします