One-to-One by fi'zi:k は、個々のライダーの生体データと、圧力プロファイルを使用して、個人のためのオーダーメイドサドルを設計、製造、提供し、すべてのサイクリストにカスタマイズされたサポートを提供する、革新的な新しいプログラムです。

MADE JUST FOR YOU,
BASED ON YOU AND YOUR NEEDS.

フィジークがパーソナルに。
One‑to‑Oneは、ライダー個人の生体データを基に、オーダーメイドのサドルを作成する、云わばパラダイムシフトサービスです。 サドルにかかる圧力を、走行中に動的に記録することで、独自の圧力プロファイルを作成し、そのデータを使用して、快適性とパフォーマンスの両方で比類のない改善を実現した性能を提供する、特注の3Dプリントパッドを作成します。
3Dプリント・サドルのADAPTIVEを支える先進のテクノロジーを、さらに次のレベルに引き上げたOne‑to‑Oneは、データ主導のパーソナル・デザインとエンジニアリングの最高峰であり、すべてのサイクリストにカスタマイズされたサポートを実現します。

WHY DO YOU NEED ONE?

• サドルはライダーとバイクの最も重要な接点である。
• サドルのフィット感は、乗り心地、快適性、そしてパフォーマンスに大きな影響を与える。
• 最悪のケースを想定した場合、サドルの不快感でサイクリングをやめてしまう場合もある。
• 適切で正確なフィット感は、ライダー、バイクの形状、使用目的、サドルの形状、ポジションなどの多くの要因に左右される。
• サイクリストは一人一人異なる。経験、感受性、怪我の履歴、体型、ライディングの目標など、すべてがサドルの座り方に影響を及ぼす。
• 多くのサイクリストへ向けたサドルデザインは、問題に対するおおよその近似値的解決法は提供することは出来る。

THE STATUS QUO

• トラディショナルな従来のサドルは、座面全体に一定の密度のフォームパッドで構成される。
• 異なるサイズによって、様々な座骨幅にフィットし、形状の異なるサドルラインナップが、ライディングポジションやカテゴリーに適合し、カットアウトやチャンネルなどが、軟部組織への圧力を分散。
• 特定の箇所に、より快適性を重視したエリアを提供するため、様々な素材が採用されたインサートが用意される。

ADAPTIVEは、同じサドルのパッド内に、シームレスで明確に区別できる機能的な快適ゾーンの作成を可能にしましたが、この積層造形プロセスのメリットはそれだけではありません。大規模な取り組みが 必要で、高額な金型製作コストがかかる従来の射出成形とは異なり、単品生産も比較的容易です。

射出成形法によるロット生産という制約がなければ、3DプリントされたADAPTIVEサドルパッドはそれぞれ完全に固有なものになります。 そこで当然の疑問が生まれます。 サドルパッドが個々のライダーの仕様に基づいて製造されたらどうなるでしょうか? そこに、アダプティブ・サドル・テクノロジーの真の可能性が秘められています。 これを目標に、過去3年間、ライダーの個人的な圧力データを取得、解釈、変換して3Dプリント構造に変換できるプロセスを研究、開発、テスト、確認してきました。このプロセスにより、あなたのニーズに基づいて、あなただけのために作られたサドルが実現します。

OUR PARTNERS IN PERSONALIZATION

One‑to‑Oneは、テクノロジー、デザイン、生理学、バイク・フィッティングに関する研究と分析を行う、業界をリードする専門家と学者による分野を横断するコラボレーションである "fi'zi:k Concepts” プログラムの成果です。

2001年以来、GebioMizedはライダーとバイクの最高の一体感を実現するためにチャレンジを続けてきました。圧力マッピングの元祖である同社は、世界25か国以上でバイク・フィッティングの専門家に最も広く採用されている測定技術を開発しました。

彼らは、最も勝利を収めたプロ・アスリートたちのフィッティングを担当し、ワールドツアー・チームを支援し、国際的なバイクフィッティング分野に教育と高度なトレーニングを提供し続けています。

fi'zi:kはGebioMizedと共同で、あらゆるサドル上での動作について、数百の測定と被験者（男女比は均等）を対象に、サドルでの個人的な体験を定義する主要なパラメータを特定し、One‑to‑Oneマス・カスタマイズ・プログラムの核となる知識と洞察を構築することを目的として、広く調査を実施しました。

同時に、GebioMizedのプロフェッショナルな測定技術に関する専門知識を活用し、One‑to‑One サービスを実行するハードウェアとソフトウェアの組み合わせを開発しました。

Carbon社はDigital Light Synthesis™テクノロジーの生みの親であり、革命的な3Dプリント・プラットフォームは従来のサドル製造工程を完全に塗り替えました。
最初のADAPTIVEサドルの開発・生産からfi'zi:kと協力してきたCarbon社は、サイクリスト一人一人の体にフィットするカスタム・サドルという、この新しい発想の多様なシリーズ生産の先駆けとなるパートナーであり続けています。

FOCUS ON THE DATA THAT MATTER MOST

テーラーがオーダーメイドのスーツを縫製するために採寸するように、私たちもオーダーメイドのサドルを作るために必要な情報を得るという事が必須です。 圧力測定には、私たちの体がサドルに伝える力と、その力がサドルの表面にどのように分散されるかが含まれます。もちろんその圧力は、ペダリングやライディングポジションの移行で乗車中継続的に変化するため、実際動 いている最中に、動的な圧力測定を行うことが重要です。
fi'zi:kはGebioMizedとともに、サドルの表面に広がる64点の圧力を測定し、内蔵のBluetoothトランスミッターを介してデータをリアルタイムでワイヤレスに中継できる圧力センサーマットを開発しました。

座骨の距離や仙骨の角度を測定する従来のツールとは対照的に、ライディング中の圧力測定は、バイク上での実際のシッティングポジションを反映し、サドル上での安定性の指標、圧力のピーク値やホットスポット、骨盤の 傾きなど、最も重要なパラメーターを特定することが可能です。
各測定セッションの圧力データは、ロードとグラベルの場合ではハンドルトップ、フード、ドロップポジションで、TTとトライアスロンではエアロとベースバーで、MTBではハンドルバーで走行中に記録されます。 一度処理されたデータは、ライダーの種目や性別と照合され、正確に解釈されます。

MATCHING RIDERS WITH THE RIGHT SHAPE

One‑to‑Oneの測定セッションにおける最初のステップは、ライダーと理想的なフィジークのサドル形状をマッチングさせることです。そのために、最初のデータ収集から導き出されたすべての主要パラメータを考慮し、与えられた負荷タイプとライディングスタイルに最も適したサドル形状を決定するマッチング・アルゴリズムを開発しました。これによってフィジークサドルの幅広いセレクションからカスタマイズ可能になります。

DATA-DRIVEN DESIGN

選択されたサドル形状で取得された圧力データは、個々のライダーのニーズを反映し、負荷パターンに適応しつつ、非対称性とホットスポットを補正し、不安定性に対処する特注の3次元パッド構造を設計するための基準として使用されます。 ライダーは、サポートが必要な箇所で適切なサポートを得ることが可能になります。

自動化された設計エンジンによって、この圧力データをアダプティブ・サドル・パディングを形づくるエラストマーの格子状ハニカム構造の3Dプリント・パラメータに変換し、 特徴的なクッション性を持つ個々のゾーンを段階的かつシームレスに微調整します。

One‑to‑One は、厳選されたfi'zi:kディーラーを通じてすべてのライダーが利用できるサービスです。 専用のホームトレーナーに、自分のバイクをセットアップして、簡単に測定と評価を受けることができます。 トレーニングを受けたfi'zi:kディーラーが、最初のペダル・ストロークから最終的な注文完了まで、専用のモバイルアプリを使用して、簡単にセッションをガイドします。