イタリアの老舗ブランドvittoriaのミドルグレードモデルRUBINO PROは、モデルチェンジに伴い大幅に進化したオールラウンドに活躍するタイヤ。
限定のTWIN PACKが大特価で販売中です。
新宿カスタム店のスタッフ石澤がRUBINO PROについて解説します。
新宿カスタム館:石澤 貴志
研究者気質を活かし、スポーツバイクの世界を楽しくご案内いたします。
また、軽量パーツや便利アイテムなどのご相談も承ります。
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RUBINO PROの性能を説明するにあたり、ハイエンドモデルのCORSAと比較してみましょう。
RUBINO PROには、CORSAにも採用されている最先端技術グラフェン2.0が採用されています。
商品パッケージには各性能がレーダーチャートで示されてていますが、CORSAと比べても、スピード、軽さ、走行性が0.5だけ劣るのみ。耐パンク性、耐久力、ウェット時のグリップ力は同じくらいになっています。
実測値で重量を比較しても10gくらいしか変わりません。
違いとしては、まず使われているコンパウンドの数。ロードバイク用のタイヤでは通常、直進時に走行性が求められる中央部と、コーナリングで倒し込んだ時にグリップ力が求められるサイドの部分で異なる性能が求められます。
そのために、通常中央とサイドで2種類のコンパウンドが利用されることが多いのですが、CORSAの場合は4種類の素材が使い分けられています。RUBINO PROの場合はどうかと言うと、なんと3種類!他社の場合はフラッグシップモデルでも3種類といったところですが、ミドルグレードでも転がり抵抗の少なさとグリップ力の両立が図られています。
もう一つは、土台の部分(ケーシング)の繊維の細やかさが違います。CORSAは320tpi、RUBINO PROは150tpiとなりますが、それでも他メーカーと比べると十分細かい作りになっています。普段使いに丁度いい耐久力があり、しなやかさも併せ持っているコンパウンドを採用しているわけですね。
※tpi=1inch中に繊維が何本入っているか
自転車のタイヤメーカーとしてはVittoriaのみが採用できる、炭素原子が規則正しく並べられたシート状の最先端の素材。トレッドの中に織り込まれることで、転がりが軽くなり、グリップ力もよくなり、持ちもよくなる夢のような素材です。グラフェン2.0では、特にスピード、ウェット時のグリップ、耐久性と耐パンク性能のパフォーマンスが向上しています。