ピストバイクは細身のフレームが多く、幾何学的でおしゃれですよね。
実は見た目だけでなく軽くてコスパが良い上に故障も少ないなど、他の自転車にはない魅力があります。
街乗りとしても人気があり、さらに自転車を趣味として楽しみたい方も満足できるとっておきのジャンルです。
特徴や選び方のほか、ピストバイクのおすすめ11モデルを厳選しました。
この記事を参考に、自分好みの一台を見つけてみてください。
目次
ピストバイクは競輪などのトラック競技用に開発され、自転車の中でもシンプルなつくりをしています。メカトラブルが少なく価格もお手頃なため、通勤通学や初めてのスポーツバイクとしても人気です。
ピストバイクは変速機がなかったり、ペダルとタイヤの回転が同じになる特殊なギアを搭載していたりとロードバイクやクロスバイクにはない特徴があります。
ピストバイクは変速機がありません。一見不便に思えますが、車体重量が軽く空気抵抗を受けにくい乗車姿勢により、スポーツバイクらしい軽快な走りを体感できます。
ピストバイクのフレームにはクロモリという素材がよく使われます。クロスバイクなどでよく使われるアルミ素材よりも重量はありますが頑丈で、細く加工しやすいため細身でおしゃれなものが多いです。
またフレームはサドル下の横にわたるフレーム部分が地面と水平の「ホリゾンタルフレーム」、前下がりになっている「パシュートフレーム」が主に採用されています。特にパシュートフレームは他の自転車ではなかなか見かけないシルエットのため人気です。
固定ギアとは、ペダルと後輪タイヤの回転が同じになる仕組みです。他の自転車はペダルを止めても後輪が回転していますが、固定ギアではペダルを止めるとタイヤも止まります。そのため、走っている最中(タイヤを回転させている間)はペダルを漕ぎ続け、後ろに下がるときはペダルを後ろへ回転させます。自転車と二人三脚で走っているような感覚はピストバイク独特の走行感です。
元々トラック競技用に開発されたピストバイクは、ブレーキが取り付けられないという特徴がありました。ですが、安全性の観点から現在の街乗り向きモデルにはブレーキが標準搭載されるようになっています。
現在でも本格的な競技用のものはブレーキ取付できないモデルが多いです。もし競技用モデルを街乗り用途でご購入される際はご確認ください。
変速機がないものを「シングルギア」といいます。広義ではシングルギアのスポーツバイクをピストバイクと呼ぶこともありますが、本来は
が正しいです。
ピストバイクはシンプルな構造なため安くてメンテナンスが楽ということもあり、街乗りからロードバイクを持つ人の2台目としてなど幅広い層から人気があります。 人気の理由をまとめました。
シンプルなつくりのため、ロードバイクやクロスバイクに比べてリーズナブルです。たとえば8kg前後のロードバイクは30〜40万円相当になりますが、同じ重量のピストバイクは10〜12万円程度で手に入ります。街乗りや初期費用を抑えてスポーツバイクを始めたい方にもおすすめしたいコスパの良さです。
ピストバイクは元々競技用に開発されているため、フレームのバランスや車体重量の軽さなど「スピードを出す」という素質がしっかり備わっています。変速は無くともスポーツバイクらしく軽快な走りです。
実は自転車トラブルの大半は変速機周りが原因です。ピストバイクは変速機がないため故障が少なく気軽に乗ることができます。パーツが少ない分メンテナンスも楽です。さらに他の自転車に比べて分厚いチェーンが使われており耐久性も備わっています。
耐久性もあり道中にトラブルに見舞われることが少ないので毎日使う通勤通学でも便利です。
ピストバイクは海外でストリートカルチャーの一つとしても流行していて、シンプルなシルエットのため色々な服装に合わせやすく、ファッションの延長としても人気です。好きなステッカーをフレームに貼り付けるという文化もあります。ラフにカッコよく乗れて街で映える自転車です。
乗っているうちに自分好みの愛車にしたくなるのはスポーツバイクの常。ファッション性が高いジャンルなので各種パーツもカラー展開が豊富です。シンプルゆえにどんなパーツとも相性がよかったり、走りに関するパーツは良し悪しをダイレクトに体感しやすかったりとカスタムが楽しいのも魅力です。
特にハンドルカスタムはピストバイクならでは!変速機がないため干渉が少なく、初心者の方でもカスタムしやすいです。まっすぐのフラットハンドルやロードバイクのようなドロップハンドル(持ち手が下についているもの)など乗車姿勢にあわせて選べます。
乗り慣れてきたら固定ギアにしてピスト本来の走り方を楽しむのも良いでしょう。さらにはピストバイクのシンプルな構造からBMXやスケートボードのような技(トリック)を楽しむ文化もあります。他の自転車とは違った遊び方ができる奥の深いジャンルです。
変速機がないシンプルな構造ゆえに他の自転車とはまた違ったメリットが見えてきますね。手に入れやすい価格で長く楽しめるのはもちろん、見た目のかっこよさやカスタム性からピストバイクを選ぶ方も多いです。
まずはフレーム素材と価格帯から絞り込むと用途にあったピストバイクを選べます。
ピストバイクに多いのはクロモリとアルミのフレームです。お好みに合わせて選びましょう。
| クロモリフレーム | アルミフレーム | |
|---|---|---|
| メリット | 頑丈、修理が容易、細く加工しやすい | 軽量、安価 |
| デメリット | 錆対策必須、アルミに比べて重たい | クロモリに比べて衝撃吸収性が悪い |
| おすすめ | 衝撃などを気にせずガンガン走りたい方や細身のフレームがお好きな方 | 軽い自転車が良い方やスピードを求める方におすすめ |
衝撃吸収性については、アルミフレームが凹凸を(←この角のように)”ゴツッ”と伝えるとしたら、クロモリフレームはこの角の部分がなめらかになって”ゴィンッ”と感じるイメージでしょうか。
衝撃が緩和され体への負担がへるので、長時間になればなるほど疲労感に差が出てくることになります。
詳しくはこちらにて。
【ワイズロードスタッフ試乗会】舗装も砂利道もどんとこい!なクロモリグラベル RADER
EXPERT乗ってきました!
濱元
通勤通学用途におすすめの価格帯です。街乗りで活躍する安定性の高いまっすぐのハンドルを採用し、クラシカルでお洒落なデザインの車体が多いです。この価格帯では固定ギアがついていないものもあります。スポーツバイクならではの軽快さを楽しむことができ、街乗りも快適です。
軽量性を追求したモデルなどのそれぞれブランドのこだわりが出てくる価格帯です。ロードバイクのような持ち手が下についているドロップハンドルやマウンテンバイクのような幅広いハンドルが採用されています。固定ギアが付属されている車体も多く、初めての方はもちろんトリックに挑戦したい方や2台目以降の乗り換えなど幅広い方に人気です。
完全競技用の本格的なスペックが登場してくるのがこの価格帯です。競技用の最高峰はフレームセットで100万円超えというモデルも存在します。
パーツを取り付けていないフレームセットで販売されることが多く、ひとつひとつパーツを選び、こだわりの1台を組み上げる領域です。空気抵抗を極限まで減らすなどスピードを出しやすいフレーム構造が特徴で、スピードを重視したい方やこだわりたい方から選ばれています。
価格帯や素材で絞ったら、あとはフレームカラーやフレームの形状など見た目の好みで選びましょう。お気に入りの自転車を手に入れると愛着も沸き、長く楽しむことができます。
ピストバイクの中でも完全競技用のモデルはブレーキ取付不可であることが多いです。公道を走るにはブレーキが必須ですので、競技用モデルをご検討される際にはご確認ください。
ピストバイクは価格・見た目・メンテナンスのしやすさなどに優れていて、誰もが気軽に楽しめる魅力的な自転車です。通勤通学や街乗りでも大活躍しますが、趣味としてカスタムに力を入れたり固定ギアやトリックという独特なテクニックを極めたりする楽しみもあります。自転車を存分に遊び尽くしたい方はぜひ乗ってみてください。
固定ギアで乗る場合はペダリングの矯正にもなるため、ロードバイクに乗っている方の普段使い用セカンドバイクとしてもオススメですよ。
街乗り向けのモデルはこの「固定ギア」と通常の自転車同様のペダルを止めても後輪が回転するもの(フリーギア)がどちらも搭載しています。ご自身のお好みで選べるため、特殊な乗り方が不安な方もご安心ください。