クロスバイクの見た目と走行性能に電動アシスト機能を搭載した電動クロスバイク。
体力やスポーツバイクの経験に関わらず感じられる、電動クロスバイクならではの良さがあります。
この記事では、電動クロスバイクの特徴や人気メーカー、おすすめモデルをスポーツバイク専門店の目線から紹介しています。
目次
電動クロスバイクとは、漕ぐ力をモーターでアシストする機能が付いたクロスバイクのことです。
特に発進や登り坂で利点が発揮され、普通の自転車では厳しい坂もパワフルにスイスイ走ることができます。
デザインはスタイリッシュなモデルが多く、電動自転車ともクロスバイクとも違うビジュアルも魅力の1つです。
またロードバイクやマウンテンバイクなど、スポーツ自転車に電動アシスト機能を付けた自転車を総じてe-bike(イーバイク)とも言います。
電動クロスバイクは、モーターやバッテリーなどが付いているぶん重さがあります。
通常のクロスバイクが10kg前後が多いのに対し、電動クロスバイクは10kg後半~20kg前半(ママチャリと同等)の場合が多いです。
そのためアシスト機能を切って走ると重さはありますが、スポーツバイク譲りの走行性能のおかげで漕ぐとしっかり進みます。
重さに伴って、安定感のある太めのタイヤが採用されることが多いです。
太いタイヤはスピードを出すには向いていませんが、段差や凹凸のある道、ちょっとした砂利のある道でも安心して走れます。
クロスバイクと同様に、買い物や通勤などに便利なカゴや泥除けを装備したモデルも多く販売されています。
電動クロスバイクの値段帯は10万円前後から40万円ほどです。
10万円前後~20万円のモデルは通勤やちょっとした移動に向いており、20万円以上はサイクリングや長距離ライドなど走りを楽しむスペックの電動クロスバイクが期待できます。
価格の違いは、電動アシスト機能や使用されているパーツのスペックの違いに表れます。
特に20万円以上の電動クロスバイクでは、普通のクロスバイクと同様にどのコンポーネントが使われているかが大きく影響するので、どう使いたいか、どのような走り心地を求めるかと予算のバランスを見ることも重要です。
モデルによって特性(前に引っ張られる、走り出しのアシストが優しいなど)には違いが出るモデルもありますが、アシストされる最高速度やアシストの強さは法律で規定があるため、メーカーやモデルによる大きな差はありません。
BESV(ベスビー)は世界最大の電動アシスト自転車市場であるヨーロッパにおいて、その革新的なデザインとオリジナルアルゴリズム(計算、設計方法)による走行性能で高い評価を受けています。新進気鋭のメーカーながら年齢や性別を問わず人気があるブランドです。
TREK(トレック)はアメリカに本社と工場を置き、世界最大規模の自転車製造販売を手掛けるブランドです。航空宇宙産業のテクノロジーをも採用する高い開発技術と、購入者が安心・安全に乗り続けられるフレームの『生涯保証』で常に業界のトップを走り続けてきました。
CANNONDALE(キャノンデール)は1971年創業のアメリカの自転車メーカーです。数々の「世界初」を創造し、常に革新的な技術で常識にとらわれない発想で業界をリードし続けています。
Benelliは1911年にイタリアで創業したオートバイメーカーです。2輪車への情熱により紡がれた一世紀にわたる伝説的とも言える挑戦と成功の歴史をもって、現在は電動アシスト自転車の開発と発売を進めています。
メーカーやモデルによって航続可能距離やバッテリーのサイズ、アシスト出力の強弱に違いが表れやすいです。
それに伴って車体重量も変わります。
試乗できる場合はぜひ、メーカーや車種ごとの特徴やこだわりを感じてみてください。
スポーツバイク初心者の方も、経験者の方も、電動クロスバイクには電動クロスバイクにしかない楽しさがあります。
いつもより少し遠くまで行ってみたり、山の方へ行って峠道を登ってみたり、体力に自信の無い方でも新しい自転車の楽しみ方にチャレンジできるのが電動クロスバイクの魅力です。
お気に入りの1台を見つけて、是非自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。