ロードバイクやクロスバイクに乗るならぜひ持っておきたいのがサイクルパンツです。
お尻の痛みを軽減するだけでなく空気抵抗を抑えて速く走れるようになるなど機能的で初心者から上級者にまでおすすめできます。
初めての方でも使いやすいカジュアルタイプやインナータイプ、またレース向けのレーサーパンツなど専門店がおすすめのサイクルパンツ25選をまとめました。
サイズ選びのコツも紹介しますのでぴったりの1枚を選ぶ参考にしてみてください。
目次
サイクルパンツはお尻部分についているパッドと空気抵抗を抑えたぴったり構造が特徴です。ロードバイクやクロスバイクでお尻の痛みに悩んでいたり、より速く走りたいという方に適しています。
・お尻の痛みを軽減する衝撃吸収パッド付き
・裾がすっきりしていてチェーンに巻き込まれる心配が少ない
・風でバタつかない構造のため空気抵抗が減り、走行の邪魔になりにくい
・ストレッチ性が高く、漕ぐときに引っかかりがない
・汗を吸収しやすい素材で快適に走行できる
サイクルパンツといえばぴっちりしたシルエットのものが一般的ですが、普段着のようにカジュアルなタイプや普段着の下に着れるインナータイプもあります。種類を見ていきましょう。

レーパンとも呼ばれるスタンダードなサイクルパンツです。ボトムスタイプで、基本的には1枚(下着なし)で着用します。安価で扱いやすいためスポーティなサイクルパンツを初めて買う方にもおすすめします。
▼レーサーパンツの特徴

ビブはレーサーパンツに肩紐がついたもので、丈が短いビブショーツと足首まで覆うビブタイツがあります。下着を履かずに着用するボトムスタイプです。しっかり固定されてずれにくく、本格的なスポーツライドや長い距離を走る方に人気です。
▼ビブショーツ、ビブタイツの特徴

普段着のような見た目をしたサイクルパンツです。自転車走行に適したスポーツウェアながらカジュアルに使いやすく、街乗りなどに向いています。
下着なしで着るパッド付と普段着同様に下着を履いて着用するパッドなしのものがあり、お好みで選択可能です。

サイクルパンツの中で唯一下着として使います。上に普段着を着れるので出先でも歩いて移動する方、通勤通学などにもおすすめです。
下着なしでは抵抗感がある方やぴっちりしたシルエットが気になる方にも人気があります。
ボトムスタイプのサイクルパンツは基本的に下着をつけずにお尻に密着させて着用します。シルエットなどが気になる方は重ね着用のハーフパンツやスカートをあわせて使うのがおすすめです。摩擦しにくくさらっとした着心地で重ね着してもごわつかずカバーできます。

種類によってウェアの役割が若干異なります。目的に応じて選びましょう。
レースやトレーニングなど本格ライドならレーサーパンツ、ビブタイツ
レーサーパンツとビブは空気抵抗が少なく、速度を求める方に最適です。長い距離を走る方はパットがずれにくいビブタイツをおすすめします。

季節に応じてウェアの機能性が異なります。気候にあわせて選びましょう。
夏は吸水素材を選ぼう
汗をかきやすいため薄手で汗をよく吸う吸水素材を使用しているものがおすすめです。
冬は防風素材と裏起毛がおすすめ
走ると体感気温が下がるため防風素材や裏起毛が付いたついたものが最適です。中でもお腹周りを覆うビブタイツは冷えにくく人気があります。

サイクルパンツについているパッドには様々な厚みや構造があります。基本的には厚いほど痛みを感じにくく長距離走行に向き、薄いほど比較的安価で軽めのライド向きです。
各メーカーがいくつかの厚みを展開しています。それぞれ向いている用途が記載されていますので、しっかり確認して選びましょう。
初めての場合は痛みの感じ方や体重、ポジションなどによって変わってくるので少し厚手の物を選んでおくのがおすすめです。
特にぴったりフィットするサイクルパンツは大きすぎるとズレて痛みが出てしまったり逆に小さすぎると窮屈で苦しくなったりする場合があります。
購入前にサイズが合うかをしっかりチェックしておきましょう。
詳しく解説します。
ウエストサイズは自分の腹囲よりも少し余裕のあるものを選びましょう。走行中は前傾姿勢になるため、窮屈すぎると食い込んで苦しくなります。
ビブでは対象身長が自分の身長より明らかに小さいものは避けておきましょう。肩ひもが短いと肩に食い込み痛くなってしまうことがあります。
特に海外ブランドではヨーロッパの方向けに作られていて、足が長く設計されている場合があります。股下をしっかり確認しておきましょう。

標準体型よりもぽっちゃりとしている方は幅広サイズがおすすめです。通常のサイズでウエストに合わせると裾が長くなってしまう傾向がありますが、幅広サイズでは長さは変わらず幅だけを広くしているので体形にあいやすいです。
幅広サイズはパールイズミやカペルミュールなど大手サイクリングウェアブランドに展開されているのでチェックしてみてください。
ぴったりとしたサイクルパンツはサイズだけでなく太ももなどの締め付けや密着感も重要なポイント。同じサイズでもメーカーやモデルによって型が異なるため、実際に履いてみるのが一番確実です。
特にサイクルパンツはパッドがある分腰まで上げにくいものがあり、実際に履いてみるのが一番安全です。
運動の妨げにならないか、締め付けが苦しくないか、しっかりと密着しているかを確認しておくと安心です。

日本のサイクルウェアブランドです。ブランド名でもある「KAPELMUUR(カペルミュール)」と「Lion de KAPELMUUR(リオン・ド・カペルミュール)」の2種類のブランドを有しています。
カペルミュールはカジュアル志向で街乗りやサイクリングにぴったりのカジュアルパンツを展開。リオン・ド・カペルミュールはハイエンドレーシング向けでレースで使われるビブパンツなどが揃い、初心者から上級者まで選べる豊富なラインナップが特徴です。

日本のサイクルウェアブランドです。日本人向けにサイズ設計されているため身体にフィットしやすいです。
サイクルパンツでは上下一体型でぴったりとしたフィット感のワンピースタイプから街中でも使用しやすいゆるいフィット感のものまで幅広く展開されています。
パッドの種類が豊富で走行距離や好みの使い心地で選べるのも魅力です。

コンポーネントなど自転車のパーツからウェアまで手掛ける日本のブランドです。性能の高さが人気の「S-PHYRE」を中心に、初心者にも最適なコスパ抜群のモデルを展開するなど幅広い価格帯を取り揃えています。
シューズからウェアまで作っているので、全体のコーディネートを統一したい場合にもおすすめです。
サイズがヨーロッパ基準のため、日本のメーカーが合わない方はSHIMANOをチェックしてみましょう。

イタリア生まれのサイクルウェアブランド。サイクルパンツはシンプルなものが多い中、イタリアの国旗カラーや迷彩色などユニークなデザインが特徴です。また路面からの衝撃を80%以上吸収するパッド「Ikon」がついているなど見た目だけでなく性能も優れています。
トップスも猫柄やスマイリーなど他では見られないようなデザインが展開されているので、セットでおしゃれに決めたい人はチェックしてみましょう。
女性の場合はユニセックスまたはレディースのサイクルパンツを選びましょう。メンズとはパッドの厚みやウエスト、太もも周りなどが違いフィットしやすいです。女性でも使いやすいモデルをいくつかご紹介します。
サイクルパンツは何より痛みで諦めていた距離を快適に走れるのでロードバイクやクロスバイクに乗るなら1枚は持っておきたいアイテムです。
ピタッとした速さを求めるレース向けからカフェなどでも似合うカジュアルなもの、普段着を活用することができるインナーパンツなど多数の種類があります。目的に応じて選び、かっこよく快適にスポーツバイクを楽しみましょう!
分厚いものは快適ですがその分ごわつきます。ダイレクトな感覚が必要になるレースなどでは、そこそこの厚みの物を選び、通気性など厚み以外の部分を見るようにしましょう。