苦しい!楽しい!ヒルクライム vol.2 ウェア&アイテム編

苦しい!楽しい!ヒルクライム vol.2 ウェア&アイテム編
こんな方に読んで欲しい!
  • 山登りに向いたウェアの着こなしが知りたい
  • 山を登り切れるエネルギー補給の方法が知りたい
  • ヒルクライムで役立つグッズをそろえたい

ワイズロード指折りのヒルクライム好きスタッフが楽しみ方を教えます!

山登りはウェアの準備も必須!

ヒルクライムでは平地とは違うウェアの工夫が必要です。
ウェア選びのポイントは2つ!「気温差対策」と「汗冷え対策」です!

山の寒さに備えたウェアを着よう

標高が100m上昇するごとに、気温は0.6°下がると言われています。例えば富士山のスバルラインはスタート地点から5合目まで標高差約1,500m、ヒルクライムレースで人気の榛名山でも約900mの標高差があります。ヒルクライムのコースはスタート地点の標高も高く、登っていけば気温もさらに下がります。

登るコースに合わせて、10℃〜15℃前後の気温差を見越したウェアで臨みましょう。また、山の天気は急変します。不意の雨に備えてレインウェアもあると良いでしょう。

下山の汗冷えと風対策をしよう

必死になって登っていると大量の汗をかきますよね。登りで溜め込んだ汗は山頂や下山時に身体から容赦なく体温を奪っていきます。
汗を肌から逃す高機能インナーで汗の不快感と汗冷えの対策をしましょう。

体の冷える下山に備えてウィンドブレーカーや長指グローブを用意し、山頂で着替えるのがおススメです!
ヒルクライム大会などのイベントに参加する場合は、下山用の荷物を山頂で受け取れるサービスもあるので、天候や山頂の標高によっては厚めのジャケットやレインウェアを用意しておくと安心です。

忘れちゃいけない日焼け対策

高地で侮ってはならないのが紫外線の害です。標高が1000m上がると、紫外線の量は10〜12%増えると言われています。
紫外線は日焼けを起こすだけでなく、体力を奪っていく厄介なもの。スポーツに特化した日焼け止めを使って、エネルギーロスを防ぎましょう。

補給食も忘れずに!

山登りは距離の割にエネルギーやミネラル、水分を消費します。短距離だからと言って補給をしないと、登りきる前に身体が動かなくなってしまうことも・・!?
コンスタントに補給を行い、ハンガーノックを避けることがヒルクライムの秘訣です!

万が一ハンガーノックになってしまっても、山の中ではコンビニや飲食店がなく孤立してしまう可能性もあるので、補給食は多めに持っておくようにしましょう。

ヒルクライムは運動強度が高いため、ミネラル(特にマグネシウム)が足りないと足が攣る原因になります。ミネラルを強化した補給食を水分とあわせて摂り、脚攣りから身を守りましょう。

万一のパンクに備えよう!

ヒルクライムのコースは人里離れた山の中がほとんど。機材トラブルは自分の手で対処する必要があります。一番よくある「パンク」は自分で修理できるように、スペアチューブとポンプ、修理技術を身につけましょう。

スペアチューブを軽いものにすると荷物が軽量化でき、バッグやツールケースもかさばりません。

携帯ポンプも小型化することで、山登りの荷物を軽量化できます。カーボン素材を使用し、100g未満の製品もあります。

一方で、小さいポンプは作業に手間がかかります。
近年は携帯できる電動空気入れも発売されています。パンク修理の労力を電気の力に任せてしまう方法がこちらです。

荷物を軽量にまとめよう

ヒルクライムでは装備だけでなく、それをまとめるバッグ類も軽くしたいですね。
コンパクトに収納できるバッグや、超軽量のバッグで総重量を抑えましょう。